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【決定版】『TopGrade 難関大突破 英文読解問題精選』の使い方とレベル

[推奨]松濤舎の指定問題集です。

『TopGrade 難関大突破 英文読解問題精選』で取得可能な偏差値

『TopGrade 難関大突破 英文読解問題精選』で偏差値75まで取得可能です。

*全統記述模試(河合塾)の偏差値

『TopGrade 難関大突破 英文読解問題精選』で合格できる大学

『TopGrade 難関大突破 英文読解問題精選』で偏差値75が取得可能ということは、河合塾のボーダー偏差値**で、偏差値72.5までの大学が対応可能の目安です。

(**)ボーダー偏差値は河合塾が発表している値で「昨年、その偏差値を取った人の50%が合格した偏差値」が定義です。科目別では発表されません。パスナビで表示される偏差値も、この河合塾のボーダー偏差値です。

『TopGrade 難関大突破 英文読解問題精選』の習得レベル(+到達可能な偏差値)

レベル11周通読した
レベル25割以上の問題で、解答と同じような和訳が書ける
レベル38割以上の問題で、解答と同じような和訳が書ける偏差値75

『TopGrade 難関大突破 英文読解問題精選』の使い方

頭の中で訳してみる

はじめから手を動かすのは効率的ではありません。まずは問題に目を通し、頭の中で構造が読み取れるか、それぞれの単語の役割がわかっているか、考えます。手を動かして構造解析したいのであればやってもいいですが、必須ではありません。

解説を読む

1分ほど考えたら、下の解説を読みます。自分の考察があっていたか確認しましょう。知らなかったところには線を引き、復習時に目立つようにしておくとよいでしょう。

このように、手を動かさずに頭を動かして1周しましょう。Chapter.3まででOKです。

和訳してみる

Chapter.3の最後(77問目)までいったら、再びChapter.1に戻り、今度は和訳が書けるか確認します。

構造が見抜けていなければ手を動かしても無駄なのですぐに解説を読みましょう。

構造が見抜けたら手を動かし、自然な日本語が書けるかの確認をします。

解答と同じような日本語が書けるまでは×マークを累積していってください。書けるようになったら◯マークを付けます。

8割以上の問題に◯マークがつくまで繰り返す

あとはChapter.1~3を何度も復習します。できるだけ少ない回数の複数で和訳が書けるようにするべく、解説をしっかり読み、ポイントを探すようにしましょう。習得に時間がかかりそうなものは、ルーズリーフや付箋に書いて机やトイレなど普段目にするところに貼っておくと、自然と習得するでしょう。

Chapter.4で仕上げる

Chapter.3まで8割ほど和訳が書けるようになったら、最後にChapter.4の6題に取り組みます。これができなければならないわけではなく大事なのはあくまでもChapter.1~3ですが、やれるようにしましょう。

『TopGrade 難関大突破 英文読解問題精選』の1問にかける時間

30分

『TopGrade 難関大突破 英文読解問題精選』の特徴

『TopGrade 難関大突破 英文読解問題精選』と類書比較①

本書は『基礎 英文解釈の技術100』『英文解釈の技術100』シリーズと紙面づくりは大変似通っています。それでも本書を選ぶ理由は、専門用語がそれほど多くないからです。

『基礎 英文解釈の技術100』『英文解釈の技術100』シリーズは、文法的に厳密な説明をしようとした結果、専門用語が多くなりすぎてしまい、もはや日本語を読み解くことが難しくなっているように感じます。専門用語を覚えていないと英文解釈はできない、厳密な文法知識がないと精読はできない、といった誤った英語観を持ってしまうリスクがあります。

その点、本書は難しい問題を扱いながら、文法の専門用語は最小限に抑えているように思います。構造解析やその図解もされているので迷子になることがありません。

『TopGrade 難関大突破 英文読解問題精選』の類書比較②

他にも有名な精読用問題集に『基礎 英文問題精講』があります。こちらは16年ぶりに改訂版が出版され、音源がついてだいぶ良くなりましたが、構造解析というより「構文探し」がうまくなる問題集という位置づけです。

「使っている文法や構文自体は簡単だが、複数使われており、構造として入り組んでいる」といった英文を読み解く練習には、本書『TopGrade 難関大突破 英文読解問題精選』に軍配が上がります。

『TopGrade 難関大突破 英文読解問題精選』のコンテンツ

構造解析をするだけでなく、どう訳したら採点者から評価されるかについても学べるのが本書の特徴です。

例えば、英語には無生物主語を用いた文章がありますが、無生物主語のまま和訳すると日本語としては不自然になってしまいます。そもそも無生物主語の文を和訳させるということは、ナチュラルな日本語に翻訳するスキルがあるかを見ているため、そのまま訳してはいけません。

こういった、どう訳したらナチュラルかということにも触れてくれているのが本書(Chapter.3)です。

『TopGrade 難関大突破 英文読解問題精選』の対象

東大・京大・阪大・一橋など、難和訳問題を出題する一部大学を受験する人のみが対象です。

それ以外の大学を受験する人は、本書というより、和訳対策教材そのものを使う必要はありません。理由は、

・そもそも和訳問題の配点比率は低い。
・和訳対策にはデメリットがある。返り読みをする癖がついたり、日本語を介して英語を理解しようとするようになったり、その結果として長文を読むスピードが遅くなる。
・和訳対策は『Rise』シリーズ(松濤舎の指定教材)の長文問題中に出てくるものや、過去問で演習すれば十分。
・和訳問題の失点原因の8割以上が語彙不足。残り2割は文法知識で、和訳対策の不足による失点はほとんどない。
・和訳対策は学校で過剰なほどやる。

などです。

実際、以下の合格実績を見ていただくとわかるように、和訳対策用の教材はほとんどの生徒で使っていません。

『TopGrade 難関大突破 英文読解問題精選』に収録されている問題数

計83問

Chapter問題数
0. 難関を突破するために
1. 英文読解の必須ルール3333
2. 読解のための英文法ルール3333
3. 採点者をうならせる和訳ルール1111
4. 入試問題演習66

『TopGrade 難関大突破 英文読解問題精選』の「はじめに」を抜粋

本書のChapter.0で「難関を突破するために」と題し、和訳対策をする際に気をつけるべきこと、和訳の答案づくりでの注意点が書かれています。ここにしっかり目を通すことが、学習効率向上に繋がります。

以下に、簡単に抜粋します。

ポイントを掴む

「出題者はなぜそこに下線を引いたのか?」を考え、ポイントをクリアしていることを採点者に的確に伝える必要がある。

わからない単語を抜かしたり、英語のまま書いたり、カタカナで表記しない

単語の意味がわからないときにやりがちです。模試では部分点がもらえるかもしれませんが、入試では0点になる可能性があると言及してくれています。そもそも、英文を和訳するということ自体、無理のあることをやっているわけです。翻訳家が100人いれば100通りの翻訳が出来上がるように、そもそも言語変換というものは無理やりやっていることなので、わからない単語があっても文脈に合う日本語を入れればマルがもらえる可能性も十分あります。

設問の指示を守る

「itが何を指すか明らかになるように訳しなさい」といった指示に従わなければ0点になる可能性があります。

最後に必ずもう一度見直す

自然な日本語になっているかのチェックだけでなく、誤字脱字をはじめとした普段しないようなミスを本番ではしている可能性があるので、見直す癖をつけましょう。

【決定版】英語の勉強方法と年間スケジュール

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