英訳・英作文対策には順番がある
「英作文の添削はしてもらえますか?」 という質問の裏には、
- 英作文の点数を伸ばすコツは添削にこそある
- 添削してもらえれば点数が伸びる
という間違った考えが見え隠れします。事実、英作文の添削をしてもらえるかを聞いてくる人ほど英作文ができない、という経験則があります。
英訳・英作文対策でまず必要なのは、英文暗記です。
”相対的に必要十分な”英文暗記が9割
英作文対策の9割を占めるのは、英文暗記です。
英文暗記の前段で文法理解が必要なのは言うまでもありませんが、英語は言語なので単語と文法の組み合わせで文章が出来ているわけではありませんし、単語と文法の簡単な組み合わせで表現できるものを出題しません。
自然な発想では表現できない言い回しを知っているかが試されるので、文法を習得したら、理屈を超えた英文暗記が必要です。
英文暗記というとキリがないように思うかも知れませんが、受験は相対評価なので、相対的に必要十分な英文暗記をしたらよいのです。つまり、「他の人もこれくらいは覚えているだろう」という量の英文を暗記したらOKです。
松濤舎では例年「和文英訳教本(文法矯正編)」に載っている見出し文はすべて暗記してもらっています。卒業生からの評判も非常によく、毎年使っています。
東大英語で90~100点over(120点満点)を取得したサポートスタッフ数名に、「自由英作文対策はどうしたらいいか?」と聞いたところ、全員が「和文英訳対策の延長線上にある」と回答しました。
すなわち、与えられた日本語を英語に直せるようになりさえすれば、あとは書くことを思いつけさえすればいい、という学習観を持っています。
もちろん、使える表現の中で書く内容を思いつくこと自体が難しいのですが、そこはアウトプットの数をこなしてトレーニングするしかありません。
過去問の解説でインプットし、1ヶ月前から添削へ
さて、英文暗記が完了したら、いよいよ過去問を使って書いてみます。
しかし、過去問を解くから添削してもらう、というのでは効率が悪すぎます。不完全な自分が書いたものをいくら直してもらっても所詮、不完全な答案で終わるからです。
まずは、過去問の解説を通して表現や型のインプットを続けることが非常に重要です。そして、試験本番まで残り1ヶ月になったタイミングで添削してもらいましょう。まずは時間を度外視して書いたあと(制限時間の1.5倍程度で)プロに見てもらってください。
「現時点の回答の添削」でなく「未来の回答が変わる添削」を
英作文添削において重要なのは、現時点の答案を細かく直すことではありません。それは手段であって、目的は次により良い答案が書けるようになることなはずです。実際、たいていの受験生は答案を細かく添削されたとしても、そのフィードバックを次につなげることができません。
よって、松濤舎では、
- 次書くときに注意すべきことは何か?
- 次書くときにも使える、覚えておくと便利な表現は何か?
の2点を添削時にフィードバックしています。
松濤舎の英訳・英作文添削だけを受講する方法
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料金
1年分3,300円(税込み)
※松濤舎の通信コース、通塾コースには英訳・英作文添削は月謝に含まれています。
内容
- 複数大学の過去問になっても構いません(例:東大2年分、慶應3年分 など)
- 問題、模範解答、自身の答案の3つをメールでお送りください。添削し、メールにて返送します。
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