>>[残席僅か]12月入塾の個別相談会はこちら

【決定版】『斎藤の世界史B一問一答 完全網羅版』の使い方とレベル

[推奨]松濤舎の指定問題集です。

目次

『斎藤の世界史B一問一答 完全網羅版』で取得可能な偏差値

『斎藤の世界史B一問一答 完全網羅版』だけで偏差値70まで取得可能です。

*全統記述模試(河合塾)の偏差値

『斎藤の世界史B一問一答 完全網羅版』で合格可能な上位校

東京大学、京都大学、一橋大学、大阪大学、名古屋大学、九州大学、東北大学、北海道大学、慶應義塾大学、早稲田大学 など

『斎藤の世界史B一問一答 完全網羅版』の習得レベル

レベル1:★★★が8割以上覚えられている
レベル2:★★が8割以上覚えられている:偏差値65
レベル3:★が8割以上覚えられている
レベル4:星なしまで8割以上覚えられている:偏差値70

*全統記述模試(河合塾)の偏差値

『斎藤の世界史B一問一答 完全網羅版』の使い方

問題を解く

問題形式で解いていきましょう。解けたら◯マーク、解けなかったら×マークを累積していきます。

×マークしか付いていない問題のみ解く

既習範囲を1周したら、再び最初に戻って×マークしか付いていない問題だけを解いていってください。

世界史は単純暗記なので分散学習が原則ですので、3日以上空けてから復習します。もし3日以内の復習になるようであれば、◯マークや×マークはつけないようにしましょう。

『斎藤の世界史B一問一答 完全網羅版』の使用上の注意点

『斎藤の世界史B一問一答 完全網羅版』使用上の注意点①|通史は学べない

本書『斎藤の世界史B一問一答 完全網羅版』は、用語を覚えることに関しては万能ですが、通史を学ぶことは殆どできないので、通史を学べる教科書/参考書を並行して用いましょう。

『斎藤の世界史B一問一答 完全網羅版』使用上の注意点②|記述がある場合は書く

電車内で覚える場合などを除き、記述式の大学では、用語は基本的に「書いて確認する」ことをお勧めします。

多くの大学で頻出の中国史では漢字が難しい用語が沢山出てくるため、読んで覚えるだけでは間違って覚えてしまうリスクがあるからです。綺麗なノートを作る必要は全くないですが、普段から読んで用語を覚えようとしている人は、最終的に書けるか確認してください。

『斎藤の世界史B一問一答 完全網羅版』の習得にかかる時間

1問1分

『斎藤の世界史B一問一答 完全網羅版』の特徴

本書は、他の一問一答(山川出版社のものなど)と比較しても、掲載されている用語量が多く、教科書や他の用語集ではカバーしきれないマイナーな用語まで対応できるのが特徴です。

そのため、この用語集1冊の内容をマスターできれば、ほとんどの大学の世界史において余裕で合格点を取れるレベルの実力が身につきます。

しかしながら、掲載されている用語が多いことは必ずしも長所ばかりではなく、マイナーな単語も多く出る難関私大(早慶など)を受ける人以外にとっては、載っている単語を見境なく覚えていくのは受験勉強の効率の悪化にもつながります。

以下のように、対象によって目指すべき習得レベルが異なります。

『斎藤の世界史B一問一答 完全網羅版』の目標レベル|対象別

『斎藤の世界史B一問一答 完全網羅版』の目標レベル|共通テストのみ

用語集内の☆3の用語(参考書が指定した共通テストレベルの用語)は、共通テストでも頻出なので出来る限り全て暗記してしまいましょう。

共通テストには☆2(国公立・中堅私大レベル)の用語が出ることも多くありますが、☆2の用語は一問一答で一つずつ覚えていくより、「過去問演習→知らなかった用語を調べて一問一答の該当箇所にチェックをつけ、暗記する」という方法で覚えることを推奨します。

「共通テストでしか世界史を使わない≒その受験生にとって世界史の重要性はそこまで高くない」ということだと思うので、世界史で完璧を目指すよりは他の科目の勉強に時間を割いた方が効率的だからです。当然、☆1(難関私大レベル)の用語を覚える必要は全くありません。

『斎藤の世界史B一問一答 完全網羅版』の目標レベル|中堅私大(GMARCH未満の偏差値)

用語集内の☆3の用語は必須用語です。必ず覚えるようにしましょう。☆3の用語が8割方覚えられてきたら、☆2の用語にも少しずつ手を付けていきましょう。☆3と☆2の用語をほぼほぼマスターできれば、受験の世界史で苦戦することはほぼありません。

なお、☆1の用語に手をつける必要はありません。たまに本番で出てくることはありますが、☆1の用語が合否を分けることはほぼ無いからです。

『斎藤の世界史B一問一答 完全網羅版』の目標レベル|難関私大(早慶上智・MARCH相当)

このレベルの大学ではかなり難しい用語が問題文/解答を問わずたくさん出てくるので、☆3や☆2の用語は勿論のこと、☆1の用語にもできれば手を付けていきたいところです。特に早慶を受ける受験生には☆1の知識は必要不可欠です。

まずは☆3の用語を覚え、次に☆2、その次は☆1……というように覚えていってもよいですが、GMARCH以上の私大レベルになると☆2の用語も☆3と同じくらいの必須知識になりますので、時代ごとに分けて覚えるなど一度に覚える量が多くなりすぎないように工夫しつつ、☆2と☆3の知識に関してはまとめて覚えていくことをお勧めします。

☆1の用語に入るタイミングですが、☆3と☆2の用語は殆ど覚えきった状態で手をつけ始めてください。難関私大では確かに☆1の用語が少なからず出題されますが、重要度で言うとやはり☆2と☆3の用語の方が高く、難しい用語が重要な用語を覚えるのを阻害する可能性があるからです。それでも早慶志望であれば☆3と☆2は完璧にし、☆1レベルの知識まで手をつけておきたいところです。

GMARCH志望の場合、他の科目との兼ね合い次第で☆1の用語はスルーしてください。

『斎藤の世界史B一問一答 完全網羅版』の目標レベル|国公立2次

国立大学の世界史では、私大ほどマニアックな知識は要求されません(一橋の一部の問題を除く) これは最難関大学の東大に関しても例外ではありません。☆3と☆2の用語は覚えるべきですが、☆1の用語は無理して覚える必要はありません。

例外的に、一橋では数年に一度ヨーロッパ中世史に関して非常にマニアックな問題が出題されるので、一橋志望で世界史を得意科目にしたい方は中世史の☆1用語に手をつけてもいいかもしれません。

国立大学の世界史でも勿論用語の知識は大事ですが、それ以上に論述を欠く力が大事になります。ある程度用語が覚えられたら、中谷臣の『世界史論述練習帳new』などを用いて、論述の練習に入るとよいでしょう。

『斎藤の世界史B一問一答 完全網羅版』の前にやるべき問題集

本書『斎藤の世界史B一問一答 完全網羅版』を1冊目として使用してもよいです。特に、最終的に本書まで入らないといけない、難関私大を併願する予定の人は、最初から本書でいいでしょう。

国公立大学が第一志望の場合は、先に『時代と流れで覚える! 世界史用語』でひと通り勉強し、必要であれば本書『斎藤の世界史B一問一答 完全網羅版』で補うという進め方がよいです。

『時代と流れで覚える! 世界史用語』

『斎藤の世界史B一問一答 完全網羅版』の後にやるべき問題集

市販教材ではありませんが、松濤舎のオリジナル教材「1問N答」に入ります。

一問一答でなく、1つの問いに対して複数の用語を適切な順に想起する練習をします。

世界史の1問N答

『斎藤の世界史B一問一答 完全網羅版』と並行すべき教材=教科書

世界史は教科書が命です。国公立大学は教科書範囲外からは原則出題されませんし、教科書は流れを掴むのに最適な教材です。逆に教科書範囲外まで含まれている参考書を使うことで、どこまでが教科書知識として必要なものなのかの境界線が曖昧になってしまいます。

本書『斎藤の世界史B一問一答 完全網羅版』との併用方法ですが、一問一答系は流れが掴みにくいので、大きな流れは教科書で掴みつつ、一問一答系を使って問題形式で知識を定着させていきます。逆に、一問一答で問題をひと通り解いた後、教科書に戻ることで頭を整理してもよいです。

『斎藤の世界史B一問一答 完全網羅版』と代替可能な問題集

すでに使っている一問一答系の問題集があれば、そちらを使い続けて構いません。わざわざ乗り換えるほどの優位性があるわけではないからです。もし今から一問一答系問題集を購入しようと考えているのであれば、本書『斎藤の世界史B一問一答 完全網羅版』をおすすめします。

『斎藤の世界史B一問一答 完全網羅版』に関するQ&A

どこまで覚えたらいいですか?
先述の通り、対象によって☆いくつまでやるべきか変わります。参照しましょう。

『斎藤の世界史B一問一答 完全網羅版』の目次/問題数

問題数
0. 先史時代24問
1. 前近代1. 古代オリエントと地中海世界304問
2. 南アジア・東南アジア世界の成立133問
3. 前近代の東アジア世界
(~14世紀)
321問
4. イスラーム世界の成立と発展
(7~13世紀)
120問
5. ヨーロッパ世界の成立と発展
(4~15世紀)
267問
6. アジア諸地域の発展
(14~18世紀)
201問
2. 近代7. 近代ヨーロッパの成立
(15~18世紀)
305問
8. 近代ヨーロッパ世界の拡大と展開
(18~19世紀)
211問
9. 近代国民国家の発展
(19世紀)
321問
10. 帝国主義とアジア諸地域の民族運動283問
11. 2つの世界大戦281問
3. 現代12. 冷戦時代と現代の世界(20世紀)404問
13. 【巻末】テーマ史・地域史484