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松濤舎の「医学部推薦対策」

医学部受験生は絶対に活用すべき

医学部受験を検討しており、要件を満たしているのであれば、推薦選抜に出願することを強く推奨します。なぜなら一般選抜と比べてハードルが低いからです。

一般選抜では合格が難しかった子が推薦選抜では合格したというケースは数え切れないほどあります

出願先決めが9割

推薦対策は情報が9割を占めると言っても過言ではありません。特に重要なのが出願先決めです。

基本的には全大学の募集要項を確認し、その上で比較しながら最適な出願先を選びましょう。下記に代表的な指標や情報を載せておきましたので、参考にしてみてください。

[注意]昨年度の募集要項を元にしていますので、最新年度の情報について各自必ず確認ください。

学校推薦型選抜? 総合型選抜?

医学部の推薦選抜は大きく分けてこの2種類が存在します。大学によって特殊な名称がつけられていることもありますが、基本的にはどちらかに属します。

医学部受験ではほとんどが学校推薦型選抜で、学校長からの推薦が必要です。ほとんどが共通テストを課す「Ⅱ型」で、国公立医学部の場合はほとんどが評定4.3以上を必要とします。

総合型選抜で募集している大学もあります。こちらは要件さえ満たせば自分で出願できる方式です。

例えば、神戸大学医学部のように、学校推薦型選抜では兵庫県内の高校生のみを対象とし、総合型選抜では全国から募集しているといったケースもありますので、両方確認する必要があります。

全国から募集? 特定の県からのみ?

全国から出願できる枠と、特定の県の高校出身者しか出願できない枠があります。

そして、医学部の推薦選抜では、特定の県の高校出身者しか出願できない枠の方が多いです。よって、全国から出願可能なのかどうかを確認する必要があります。

なお、地元出身者しか出願できない大学の方がハードルが低いです。それも踏まえて出願先を決めましょう。

例:新潟県の高校出身者は、新潟県の高校出身者限定の枠のほうがハードルが低い、など。

地域枠? 一般枠?

地域枠という名称が付いていても全国から募集していることがあります。

「地域枠=その地域の高校出身者でなければならない」ということではないので注意しましょう。地域枠というのは卒後何年間かはその地域に残る医師を確保するための枠であり、全国から募集していることもあります。

一方、一般枠というのは卒後の進路の縛りがない枠のことです。一般枠といっても、その県の高校出身者でなければ受けられない枠もあるので同様に注意しましょう。

現役のみ? 5浪まで? 25歳以下まで?

推薦選抜には年齢制限があります。

現役しか出願できない大学は非常に多いですが、五浪まで(京都府立医科大学)、25歳以下まで(金沢医科大学)など、年齢制限の緩い医学部もあります。

現役生の場合、「現役のみ」の大学に出願したほうが、ハードルは低い傾向にあります。

評定4.7以上? 不問?

国公立医学部の場合、ほとんどの大学が「学習成績概評=A段階(4.3以上)」を条件としています。

高いところですと、京大では概ね4.7以上が求められます。

一方、東大をはじめとして、評定の条件を課さない大学もありますので、評定が低くても可能性は残っています(ただし勘案はされます)

私立医学部の場合、順天堂大学のように4.5以上を求めるとこもあれば、関西医大のように3.5以上であればOKな大学もあります。

自分の評定を踏まえて、どこに出願するか正しく意思決定しましょう。

定員44名? 定員1名?

定員によっても難易度が変わります。

例えば、筑波大学の定員は44名ですが、佐賀大学の長崎県枠は定員1名です。

私立医学部では、久留米大学で40名、産業医科大学で30名、近畿大学で25名、東京女子医科大学で24名、金沢医科大学で21名、東京医科大学・川崎医科大学・愛知医科大学・久留米大学(地域枠)で20名など、比較的多くを推薦選抜で取っています。

これだけの枠が一般選抜より入りやすいのです。出願しない手はありません。

共通テストあり? なし?

国公立医学部の場合、ほとんどの学校推薦型選抜で共通テストを課します。

そのほとんどが点数化され、共通テストでほぼ合否が決まる大学と、共通テストの点数比率が低い大学とがあります。例えば、福井大学のように共通テスト900点でほぼ合否が決まるところもあれば(面接は実施)、大阪大学や岐阜大学のように総合点の1/3しか共通テストの点数が占めない大学もあります。

一方、私立医学部の場合、ほとんどの学校推薦型選抜で共通テストを課しません。一部、杏林大学や大阪医科薬科大学では共通テストを課します。

総合問題あり? なし?

大学ごとの個別試験で、総合問題を課す大学と課さない大学があります。

総合問題は、多くの大学で英語の試験+数学の試験+理科の試験、という感じです。過去問が出回っていないことが多いので対策しづらいですが、一般選抜の対策が総合問題対策に繋がっていることも多いです。

小論文あり? なし?

面接はほぼすべての大学で課せられますが、小論文は課すところと課さないところがあります。

課す場合は一定対策が必要なので、「小論文の小定理」などで対策することを推奨します。

もちろん、面接対策も勘所を押さえて、最小限の対策はしておきましょう。

まとめ

高3,浪人生:早めの準備を!

8月に募集要項が発表され、11月から出願し、11月中に試験をする大学が多いです。

しかし、学校推薦型選抜の場合は学校からの推薦が必要なため、学内で選考が行われます。早いところだと5月頃から学校に出願の意思表明が必要な高校もあります。

早めに動き出しましょう。

高1,2向け:定期テスト対策は一般選抜・推薦選抜どちらにも繋がっている!

推薦選抜は学校の評定が条件になっている大学が多く、少なくとも評価対象にはなっています。高1,2の人は、今のうちから定期テスト対策を全力で行うようにしましょう。

推薦選抜を考えていない人であっても、高校の勉強は定期テストをペースメーカーとして、既習範囲で借金を残さない進め方をするのが医学部受験生の定石です。

松濤舎では推薦選抜・一般選抜の両方を睨んで、高1から計画的に対策を進める指導を行っています。

ご案内

松濤舎では昨年度の募集要項を参考にしながら、本年度の推薦選抜に向けた準備をしています。

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