『漢文ヤマのヤマ 共通テスト対応版』の習得レベル
レベル1:ひと通り読んだ
レベル2:「演習ドリル」が5、割自力で解ける
レベル3:「演習ドリル」が、8割自力で解ける
『漢文ヤマのヤマ 共通テスト対応版』の特徴
本書は、重要な句法66個をピックアップし、詳しく解説しています。いわば「学校の授業を一冊にまとめたもの」と言えるでしょう。
その分、すでに誰でも知っているような簡単な句法の解説も多かったり、特段本書を読んだからと言って頭に残りやすくなるわけではないので、学校の授業ですでに句法の理解ができている(あるいは句法のドリルを購入している)場合は、本書を購入する必要はありません。
また「演習ドリル」が多いのも本書の特徴です。過去問では網羅的に演習することができないので、本書でひと通り解けるようになっておくとよいでしょう。
『漢文ヤマのヤマ 共通テスト対応版』の使い方
まずは自力で「読み」「意味」が想起できるか確認します。テスト形式で読み進めることでより効率的に知識をインプットすることができます。
具体的な使用例を確認しましょう。
「もうひとヤマ」がある場合は読みましょう。少し発展的な内容になっているため、問題として出題されない限り頭に入れる必要はありません。
自力で解けるか確認します。解けなければ×マークを付け、再び解説を読みましょう。
ひと通りやったら、今度は「演習ドリル」で×マークのついた問題だけをトライします。できなかったら×マーク、できたら◯マークを累積していきましょう。
『漢文ヤマのヤマ 共通テスト対応版』の対象
受験に漢文が必要な高校生、受験生全員が対象となります。
『漢文ヤマのヤマ 共通テスト対応版』の注意点
特にありません。
『漢文ヤマのヤマ 共通テスト対応版』の上位互換参考書
松濤舎では『漢文早覚え速答法[共通テスト対応版]』を推奨しています。
句法に関しては、『漢文ヤマのヤマ 共通テスト対応版』に載っている66の句法を10にまとめているので、自力で勉強していたときはできなかった抽象化(記憶容量の圧縮化)をしてくれるでしょう。また、重要漢字は92載っているので網羅的で実戦的です。
さらに、最後のほうには「試験に出る句形と重要漢字だけで作られた漢文」があり、漢文で学ぶべき内容が凝縮されています。
ということで、購入する参考書としては『漢文早覚え速答法[共通テスト対応版]』を推奨します。
なお、私自身は高校時代に『漢文ヤマのヤマ』を使っていましたが、フラットに見て『漢文早覚え速答法』の方がおすすめなのでこちらを推奨しています。
『漢文ヤマのヤマ 共通テスト対応版』の目次
章 | 内容 |
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PART1 | ヤマのぼりの前に |
PART2 | 漢文句法ヤマのヤマ |
PART3 | 共通テスト ヤマのヤマ |