『核心古文単語351』で取得可能な共通テスト得点率
共通テスト古文で90%以上取得可能な語彙量になります。
『核心古文単語351』で合格可能な医学部・上位校
松濤舎での合格実績を以下に記載します。
・医学部医学科
大阪大学、東京医科歯科大学、横浜市立大学、筑波大学、広島大学、金沢大学、新潟大学、熊本大学、岐阜大学、浜松医科大学、鳥取大学、愛媛大学、大分大学、高知大学、富山大学、弘前大学、秋田大学、東京慈恵会医科大学、順天堂大学、日本医科大学、国際医療福祉大学、自治医科大学、昭和大学、東京医科大学、東邦大学、日本大学、聖マリアンナ医科大学、東海大学、東京女子医科大学、埼玉医科大学 など
・他学部
東京大学、京都大学、大阪大学、名古屋大学、北海道大学、東北大学、神戸大学、千葉大学、筑波大学、慶應義塾大学、早稲田大学、上智大学、東京理科大学、MARCH など
※代替可能な問題集を使った合格実績も含む。
『核心古文単語351』の習得レベル(+到達可能な偏差値)
即答できる英単語数をカウントしていきます。共通テストで9割を目指すなら、掲載されている古文単語の8割以上が覚えられている状態にしましょう。
『核心古文単語351』の使い方
長期記憶に定着させるためには、有意味暗記が有効です。「Core」には、まさにその語の持つコアイメージが書かれています。このようなコンテンツはほとんどの古文単語帳に掲載されていますが、本書の特徴はさらに「基本アングル」と「入試アングル」に分かれていることです。「基本アングル」にはその語のニュアンスや補足が書かれています。また、複数意味がある場合の優先順位やそれぞれの違いが書かれており、学習者の疑問を解消してくれます。「入試アングル」には出題傾向を踏まえた実戦的な情報が書かれています。例えば「①の意味だけ覚えていればOK」や「入試では〜との違いがよく問われます」といった情報です。これらにひと通り目を通しましょう。
なお「First Try」のみ目を通せばよく「Next Try」は重要度が低いため暗記対象外としてよいです。
「Core」「基本アングル」「入試アングル」を踏まえて意味を確認しましょう。「入試アングル」に「〜だけ覚えていればいい」と書かれているものは、それだけ覚えたらよいです。その意味にだけ⚪︎マークをつけておくと2周目以降の勉強がしやすくなります。また、覚えるべき意味の数を古文単語の下に空いたスペースに書いておくと、Step4で紹介するテスト形式での暗記がしやすくなります。
いくつか例文も掲載されています。実際どのような文章中に出てくるのかを確認した方が覚えやすくなるので、目を通しておくようにしましょう。
古文単語と、覚えるべき意味の数(=Step2で自分で書き入れたもの)を見て、すべての意味が想起できるかテストします。答えられたら⚪︎マーク、答えられなかったら×マークをつけ、×マークのついた問題だけ復習します。答えられなかった古文単語は「Core」が覚えられていないからのケースが多いです。「Core」を確認し、コアイメージを定着させましょう。
『核心古文単語351』の1周目、2周目…の役割
1周目は、2周目以降で繰り返し周回するための準備という位置付けです。「Core」「基本アングル」「入試アングル」に目を通してポイントとなりそうなところにマーカーを引いたり、覚えるべき意味の数を書き入れたりしましょう。1周目で覚えられることはまずないので、1周目はスピーディーに終わらせることがポイントです。
2周目以降は、テスト形式で進めていきます。古文単語と意味の数を確認したら、すべて答えられるかをテストします。答えられたら⚪︎マーク、答えられなかったら×マークをつけ、「Core」「基本アングル」「入試アングル」「例文」などを確認し、次の古文単語に進みます。
この繰り返しです。
『核心古文単語351』の習得にかかる時間
1日30単語、1単語1分、1日30分で、12日で1周できます。
短期的に覚えられるものではありませんし、短期的に覚えても長期記憶につながりません。
学校で配られてから、薄く長く分散学習しながら、覚えていきましょう。
『核心古文単語351』の特徴
『核心古文単語351』は、「Core」でコアイメージが掴みやすい
「Core」にはその古文単語が持っているコアイメージが端的に書かれています。古文単語は出題されうる意味が複数ある場合は全て覚えた方がいいのですが、その際にコアイメージを掴むと想起しやすくなります。また、古文単語で重要なのは「現代語に似ているが、意味は現代語とはもの」です。このときもコアイメージを掴むと現代語の意味との混乱を防ぐことができます。
『核心古文単語351』は、「基本アングル」でコアイメージの細かい解説が掴める
「Core」の一言だけではざっくりしているため、詳細を「基本アングル」で確認できるようになっています。
『核心古文単語351』は、「入試アングル」で優先順位がわかる
「実際、どの意味が問われるの?」「どんなことが問われるの?」といった「実際のところ」について書かれているのが「入試アングル」です。これによって何を覚えたらいいか、どのようなことに気をつけて覚えたらいいかが明確になり、実戦的な形で知識を入れることができます。
『核心古文単語351』は、図解が豊富(比較表、連想、イラスト)
「First Try」には、他語との意味やニュアンスの違いが載っていたり、連想(どのように語が変わっていったか)が書かれていたり、イラストが書かれていたりして、非常に覚えやすくなっています。このような有意味暗記を促すコンテンツは非常に有用です。
『核心古文単語351』は、例文が豊富
例文が豊富なので、実際に使っている場面を想像しやすく、暗記しやすいです。
『核心古文単語351』は、敬語がまとまっている
巻末に敬語がまとまっています。こちらもしっかり覚えましょう。
『核心古文単語351』が指定教材の理由
本書は実質的に学校専売教材で一般には購入できませんが、学校で配られたらラッキーです。ぜひ本書を使って古文単語を暗記してください。本書を推奨する理由は先述の特徴の通りです。
『核心古文単語351』の欠点
特にありません。強いて言うなら『マドンナ古文単語230』のように巻末にカードがついていてテスト形式で勉強しやすくなっていたり、「古文単語」と「意味の数」だけを見て、複数の意味がそらで言えるかテストするようなシートがついていると効率的に暗記できるからいいのになと思いました。中身に関しては何もいうことはありません。
『核心古文単語351』の前後にやるべき参考書
特にありません。古文単語帳は本書のみで十分です。
『核心古文単語351』と並行すべき参考書
古文単語だけを毎日暗記するのは飽きてしまいますし、短期的に繰り返しても短期記憶にしかならないため、『漢文早覚え速答法』など古典系の参考書を並行しながら進めるとよいです。
『核心古文単語351』と代替可能な参考書
主要な古文単語帳でも代替可能ですが、本書が学校指定されているのであればあえて他書を購入する必要はありません。
『核心古文単語351』に関するQ&A
- 意味は全部覚えた方がいいですか?
- 「入試アングル」を確認し、覚えるべき古文単語は全て覚えましょう。
- 「Next Try」も覚えるべきですか?
- 不要です。これは覚えるものではなく、わからないものが出てきた時にここに解説があるかを確認するためのコンテンツです。
『核心古文単語351』の目次/問題数
第一章 現代語との違いを意識する
第二章 古典特有の世界にふれる
第三章 対義語・関連語・似た形で覚える
第四章 訳し方に気をつける/敬語コーナー
第五章 語源や漢字を意識する
第六章 文法事項に注意する
第七章 接頭語・接尾語(接尾辞)に注目する
敬語のまとめ
資料編
古伝常識語
日本文学史
和歌の修辞法
助動詞活用表
助詞一覧表
用言活用表
語の識別