[推奨]松濤舎の指定問題集です。
『新数学演習』で合格できる大学
『Focus Gold』や『青チャート』から、『1対1対応の演習』(またはスタンダード演習シリーズ)を経て、『新数学演習』まで習得すれば、偏差値75まで取得可能*です。
(*)ロジック:①実際に全統記述模試と問題集を紐づけ、解けるべき問題を割り出して算出。②実際に生徒が取得した偏差値と習得レベルとの関係を踏まえ、現実的な偏差値を割り出しています。
『新数学演習』で偏差値75が取得可能ということは、河合塾のボーダー偏差値**で、偏差値72.5の大学まで対応可能を目安としてください。
(**)ボーダー偏差値は河合塾が発表している値で「昨年、その偏差値を取った人の50%が合格した偏差値」が定義です。科目別では発表されません。パスナビで表示される偏差値も、この河合塾のボーダー偏差値です。
『新数学演習』による松濤舎の合格実績
大阪大学医学部医学科
※Focus Gold + 1対1対応の演習 + 新数学演習 を使用
『新数学演習』で取得可能な偏差値
松濤舎では、各問題集に「習得レベル」を定義しており、偏差値(全統記述模試)との関係がわかっています。
『新数学演習』の習得レベル
レベル1:5割以上の問題が、手を止めずに解ける
レベル2:8割以上の問題が、手を止めずに解ける:偏差値75
『新数学演習』の偏差値と問題数
偏差値75=8割の問題が解ける=約200問が解ける
章 | 問題数 |
---|---|
1 数と式, 方程式・不等式 | 17 |
2 場合の数 | 12 |
3 確率 | 16 |
4 整数 | 16 |
5 数列 | 18 |
6 三角比・図形 | 15 |
7 ベクトル | 15 |
8 座標 | 13 |
9 2次曲線 | 8 |
10 複素数平面 | 12 |
11 極限 | 12 |
12 微分法とその応用 | 15 |
13 積分法 | 16 |
14 積分法の応用 | 17 |
15 総合問題 | 26 |
『新数学演習』を課題に組み込む
以上のように、「志望校が決まる」⇒「偏差値が決まる」⇒「問題集の習得レベルが決まる」⇒「解くべき問題数が決まる」というロジックが成り立ちます。
松濤舎ではこのロジックをもとに、定量的な課題を作成して、徹底した管理指導を行い、高い合格率を誇っています。
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『新数学演習』の使い方
本書に入る人は、すでに『1対1対応の演習』や『スタンダード演習』シリーズを習得し、偏差値72.5近くが取れている状態にあります。
典型問題の解法はひと通り身についている状態なので、その知識を適切な場面で使っていくトレーニングをするフェーズにあるということです。
よって、わからない問題があってもすぐに解答を見るのではなく、一定時間は試行錯誤してみてください。「もうこれ以上、考えても出てこなそう」と思ったら解答を見てOKです。
人によってどれくらい試行錯誤するかは異なりますが、「これ以上考えても出てこなそう」と思うまで、トライしてみてください。
25分以上時間をかけることはせず、諦めたら解答を見てください。
解答をよく読み、解き方を理解します。
その場でもう一度、手を動かして解くのは時間がもったいないので、十分に理解したと思ったら×マークをつけておき、2周目以降に解く際に、手を動かし、完答できるか確認しましょう。
『新数学演習』の1問にかける時間
1問25分*
(*)ロジック:①『1対1対応の演習』や『スタンダード演習』シリーズは、1問20分で見積もっている。②東大は大問1つにかけられる時間が平均25分であり、それくらいの難易度はある。③実際、使用していた生徒も25分ほどで使用。よって、1問25分で見積もりましょう。
『新数学演習』の難易度(レベル)
『新数学演習』に掲載されている問題は、東大理系合格者でも入試本番で出題されたら解けなくていい問題すら多く掲載されています。
特に、数1A,2Bほど難しく、数3のように「問題の形からやるべきことがほぼ確定する」といった分野で、小さな知識の穴を埋めていくために使用するといった位置付けになります。
本書は最難関医学部(東大、京大、阪大、慶應)を受験する人が「ライバルがやっているから一応やっておく」といった理由で使用するのがもっとも妥当な使われ方の問題集です。
最難関医学部の合格者でも、『新数学演習』をやっていない人は多いです。
最終的には全教科のバランスを見て、やるかやらないかは判断しましょう。
『新数学演習』の前にやるべきこと
1対1対応の演習
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『1対1対応の演習』と『スタンダード』シリーズはどちらかやればOKです。
出版社が公式発表しているように、レベルはほぼ同じだからです。時間のある現役生は『1対1対応の演習』、時間のない浪人生は『スタンダード』シリーズをやりましょう。
『新数学演習』に関する前提
入試本番において『新数学演習』に掲載されているような問題が出題されたら、捨てても問題ないでしょう。
この問題集をやらなかったことが不合格の原因だったのであれば、他教科でもっと点数を伸ばせなかったことが根本的な原因と考えるべきです。
『新数学演習』で求められる考え方も、出題頻度自体はとても低いです。もっとも出題頻度が多く、すべての土台となるのが『Focus Gold』に掲載された問題であれば、出題頻度は低いかもしれないがあらかじめ解法を頭に入れておき、類題が出題されたときに瞬時に対応できるようにしておくのが『新数学演習』を使う目的です。
細かい穴まで徹底的に塞ぎにいくのか、数学は『新数学演習』の手前までで止めておき、本番で『新数学演習』レベルの問題が出たときに捨てても合格最低点に届くよう他教科に投資をするのか、は時間との相談になります。
『新数学演習』の次にやること
これ以上、市販教材でやるべきものはないため、過去問演習に入ってOKです。
【決定版】数学の勉強方法と年間スケジュール
難関大学受験生向けに数学の勉強方法と年間スケジュールをまとめました。参考にしてみてください。