>>[残席僅か]12月入塾の個別相談会はこちら

【決定版】『実力をつける日本史100題』の使い方とレベル

『実力をつける日本史100題』の習得レベル

レベル1:5割の問題が解ける。

レベル2:8割の問題が解ける。

『実力をつける日本史100題』の使い方

まずは歴史の流れを掴むことが最優先ですので、時代順に通史を進めていきましょう。大問を解き終わったら、次のように進めてください。

採点する

この際は解説は読まなくてOKです。

間違えた問題に印をつける

直前期になると、すべての分野を復習する時間はないので、苦手分野を徹底的に潰すために時間を使います。そんな切迫したときに闇雲に勉強している受験生と、勉強の目的が明確な受験生の差はかなり大きいです。何重にも印がついている問題は、あなたが苦手としている分野であるということが視覚的にわかるため、点数を伸ばすためにはその問題とそれに関する内容を復習すればいいとわかります。

解説を読む前に、印のついている問題をもう一度解く

誤った選択肢を選んでしまった理由を探す時間です。このステップが重要です。

なんとなく選んだ解答であったとしても、間違った選択肢を選ぶまでのプロセスを見直すことによって同じようなミスをすることを防ぐことができるようになります。

解説をよく読む

間違えた問題だけでなく、正解だった問題についても解説を読み込みましょう。図解も多いです。本書を通して「問題にはなっていなかったが知らなかった知識」を得てください。

印のついた問題を再び解く

正解の選択肢を選ぶプロセスを記憶として定着させるために行います。すべての選択には必ず理由があるので、問題作成者が受験生に求めるようなプロセスで正しい解答にたどり着けるように自分を合わせましょう。

原因(正解への手がかり)→結果(選択という行為)という流れを作成者の意図通りに行うことができれば、類題がだされても正解にたどり着くことができます。

上記の内容をまとめると、

  1. 誤った選択肢を選んでしまったプロセスを見直すこと
  2. 作成者が求めるプロセスで正解にたどり着くまでの流れを身につけること

の2点が重要であるということです。この取り組み方で『実力をつける日本史100題』を繰り返せば、かなりの差がつきます。

『実力をつける日本史100題』の構成

本のタイトルにもある通り、合計100題(時代順の通史問題75題、テーマ別問題20題、論述問題5題)で構成されています。レベルは難関私大受験生向けで、難易度は決して低くありません。

本書のような”難関大向け問題集”は一般的に、過去問演習の代わりに使用すると思ってください。

過去問演習に入る前に必ず解かないといけないものではなく、「過去問(赤本など)の解説はわかりづらい」「過去問と同じ問題は出ないから、同じ程度の難易度の過去問を解きたい」といった場合に使用するものです。実際、過去問より解説が詳しく、より応用範囲の広い知識を手に入れることができます。

ということで、解答・解説が充実している点もこの参考書の特徴のひとつです。問題冊子とは別に、問題冊子と同じくらいの厚みがある解答・解説冊子がついています。用語を覚えるだけならば一問一答型の参考書で十分ですが、実際の入試では一問一答形式で出題されることは稀です。

一問一答を使って知識を入れたあと、「その解答がどうして答えになるのか」を考えるプロセスを身につけるためにあるのが本書だと考えてください。

『実力をつける日本史100題』をやるタイミング

本書『実力をつける日本史100題』を使用する対象は難関私大受験生となりますが、まずは一問一答で細かい用語を覚えましょう。

 

『日本史B一問一答【完全版】』を星1つまで8割型覚えられ、志望校の過去問演習も最低1年ずつ終わらせることができたら、残り時間や他科目とのバランスを見つつ『実力をつける日本史100題』に入ってください。

先述の通り『実力をつける日本史100題』は「過去問(赤本など)の解説はわかりづらい」「過去問と同じ問題は出ないから、同じ程度の難易度の過去問を解きたい」といった需要があってはじめて使用するものですので、こうした需要がなければ入る必要はありません。

『実力をつける日本史100題』に関するまとめ

本書は、通史の流れと基礎知識、少々マニアックな一問一答知識、そして志望する難関大の過去問演習をひと通りやったあと、それでも志望校と同程度の問題を追加で解きたい場合に手を出す問題集です。

使用は必須ではありませんが、難しい問題ほど丁寧な解説が必須ですので、最終到達点としての問題集として使ってみてください。

『実力をつける日本史100題』の目次

内容
第1章古代
第2章中世
第3章近世
第4章近・現代
第5章テーマ史
第6章論述