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【合格体験記】東京大学 理科Ⅱ類(現役・男性)

▼入塾時期

高3の7月

▼入塾時成績

第1回 駿台全国模試

英語:60台
数学:50台
国語:50台
物理:40台
化学:50台

▼合格校

東京大学理科二類
慶応義塾大学理工学部

▼使っていた参考書/問題集

英語

システム英単語(カード)
VENN4000
Rise読解演習2,3
速読英熟語
速読英単語 必修編
速読英単語 上級編
東大リスニング20カ年

数学

青チャート
東大実戦過去問

化学

宇宙一わかりやすい高校化学シリーズ
セミナー化学
良問問題集 化学
東大実戦過去問

物理

宇宙一わかりやすい高校物理シリーズ
セミナー物理
良問の風
名問の森
東大実戦過去問

国語

古文単語330
漢文早覚え速答法
京大実戦過去問

▼使っていたオリジナル教材

連句英作文
樹形図の森
分野別マスター複素数平面
分野別マスター回転体の体積
分野別マスター2次曲線
分野別マスター理論化学
分野別マスター高分子化学
分野別マスター構造決定
分野別マスター物理
キャズム数学
古文常識25ヵ年

▼勉強時間

▼英語の勉強で重要だったこと

・英単語をひたすら覚えること(VENN4000)
・毎日英語に触れること

単語をサボると英文が読めないので、まずは英単語をひたすら覚える。覚えにくい単語は語源やイメージ、日常で聞くカタカナ語と一緒に覚えると効果的。英単語はいくら覚えても損はないので、模試で出会った英単語などを積極的に自分のリストに溜めていくようにしていた。

東大はリスニングの配点が大きいので、リスニング力が落ちないように毎朝聴いていた。「リスニングは負荷を高めた長文読解」という船登先生の教えを踏まえ、多読多聴とパラレルリーディングを繰り返した。

▼数学の勉強で重要だったこと

・網羅系問題集(青チャートなど)をやり込むこと
・分野ごとに補強する問題集をやること(松濤舎のオリジナル教材)
・定石パターンを体系化する(松濤舎の定石集)
・各問題に対して状況把握をする(パターン認識で解こうとするのではなく、まずは実験などを通した状況把握をすること)

入試問題は基本問題の組み合わせで成り立っているため、網羅系問題集を徹底してやり込み、「瞬殺で」解けるところまで持っていく。僕は問題ごとのチェックシートに⚪︎×を記入し、解けない問題も5から7回程度解くと瞬殺で解けるようになりました。

自分の力で短期間のうちに定石パターンを体系化するのは至難であった。松濤舎の先生が作成した、入試問題を類型化し、最小限に定石化した補助教材を使いました。それを使い入試問題を解いてみると、今まで解法を思いつかなかった問題も解けるようになりました。

演習の際には、あらゆる条件・状況(対称性・倍数・確率推移など)を書き出し自分で整理する時間を設けることで、条件の読み落としがなくなり落ち着いて定石パターンを駆使できるようになりました。

▼国語の勉強で重要だったこと

・古文単語、助動詞を覚えること
・現代文は学校の授業内に完結させること

現代文は点数が安定しないが、古・漢は点数が安定するので優先して勉強する。

古文は古文単語、助動詞を覚えていれば点数が取れる。古文単語はゴロで覚えるよりも、古文単語330や古文単語315を使ったほうが良い。1つの単語に対して第一の意味だけでなく、第二・第三の意味まで覚えることが東大の古文で点数を取るための必須条件である。

理系は数・理の比重が重く国語を勉強している時間が(直前期は特に)ないので、古文単語は1、2年生のうちに覚えると良い。

漢文の文法は英文法に似ているという意識を持ち始めたら格段に白文が読みやすくなった。『漢文早覚え速答法』を使って1、2年生のうちに句法、漢字、”いがよみ”を暗記し、3年生で過去問演習を積み問題に慣れると、第二問、第三問の(二)(三)も点数が取れるようになる。

▼化学の勉強で重要だったこと

・網羅系問題集(セミナー化学など)をやり込む
・分野ごとに補強する問題集(松濤舎のオリジナル教材「分野別マスター」)をやり込む

化学は、共テ・東大ともに問題数が多く計算量も多いため、スピードが命。また、物理と同様に全ての小問を解く必要はないため、見切りをつける練習をするのが必須だとスタッフの先生から教えていただいた。また、後半の問題ほど難しくなるわけではないので、すべての問題文に目を通し、自分が解けそうな所にだけ手をつけることの重要性も教えていただいた。

入試問題が網羅系問題集からそのまま出ることも多いので、侮らずに「瞬殺で」解けるところまで持っていく。暗記の側面が強く、教科書に書いてある反応や物質がよく出るので、問題集を復習する過程で教科書を見直す。入試までには教科書全てを暗記し、「瞬殺で」反応や物質を思い出せるようにする。

松濤舎のオリジナル教材「分野別マスター」では、分野別の類題をたくさん解くことで特定分野への理解が深まり、問題を速く解けるようになった。構造決定が入試直前まで足を引っ張っていたので、過去問を解きはじめる前までに分野別マスターを終わらせておくのがおすすめ。

▼物理の勉強で重要だったこと

・網羅系問題集(良問の風、名問の森など)をやり込む

物理は事象を完璧に理解すれば点数が取れることが分かっていたものの、いきなり事象を理解しようとするのは非常に難しかった。よく考えながら解く意識は必要だが、あまり完璧にという意識を持たない方がよい。問題集を繰り返す中で少しずつわかっていった。

網羅系問題集は「瞬殺で」解けるように、最終的には答えを覚えてしまっているくらいにまでやり込むのが良い。ある程度問題を解けるようになったという段階で終わらせてしまうと、過去問を解く際に苦労することになる。

微積物理は難しいので、相当な時間的余裕がある人以外は手をつけないほうが良いかもしれない。東大は物化の時間配分を自分で決めるので、物理に時間をかけすぎずに(化学が重たいため)、解けそうな問題だけをとっていく。完答にはこだわらない。大問構成がI・Ⅱ・Ⅲとなっていて、I・Ⅱが難しい場合でもⅢが簡単ということもあるので問題文は必ず全部読む。

▼社会の勉強で重要だったこと

理系にとって社会は共テでしか使わないので、できるだけ時間をかけたくない。

「公共、政治・経済」がおすすめ。暗記すれば高得点が簡単に取れる科目であり、公共と政治・経済はほとんど被っているため暗記量が「公共、倫理」に比べ少ない。

定期テストの勉強と共テ直前1週間前の勉強のみで、本番では9割近く取ることができた。

▼松濤舎の指導でよかったこと

▽個別の課題作成、スケジュール立て

自分で計画を立てても常に破綻してしまうので非常に助かった。1週間ごとに面談があることで勉強のペースの確認もでき、モチベーション維持にもつながり、安心して勉強だけに集中することができた。

▽オリジナル補助教材

とにかく充実しており、あらゆる分野に対して補助教材があった。特定の苦手分野の理解度を、短時間でかなりあげることができ、点数にもすぐに反映された。数学・化学・物理の「分野別マスター」が最高。数学の解法パターンを把握できる「定石集」と「東大英語オリジナル解説」も非常によかった。

▽勉強のやり方、問題集の使い方

進捗管理シートに記入することで、習得レベルが一目瞭然となり、自分の実力が正確に把握できたことがとてもよかった。

松濤舎に入る前は意識していなかったが、習得レベルを意識し始めてから格段に勉強の効率が上がり、模試の結果も習得レベルの上昇に合わせ、ピッタリついてきたので感動した。各問題集について、成績を上げる松濤舎独自の方程式があるのもよかった。

▽問題集の質問対応

いつでも気になった時にメールで質問が可能で、その何倍もの情報を提供していただいたので、自学自習を進める上で非常に助かった。気になることをまとめておいて質問するという方法が自分にとても合っていた。

▽進捗管理シート、過去問管理シート

進捗状況を可視化することで、どの教科がどのレベルまで進んでいるかが一瞬で把握でき、シートのチェックを埋めることで、勉強に対するモチベーション維持にも役立った。模試の結果と進捗状況が、驚くほど正確に一致しており、自分の立ち位置を正確に把握できた。過去問演習の際にも点数を可視化することで、どの教科ができていないのか一目でわかるので便利だった。

▽模試結果の解釈、模試を踏まえた課題作成

普段の課題の習得レベルとシステマチックに対応していたので、課題を信じて突き進むことができた。

▽受験情報の収集・提供

船登先生に提供いただく、週に一度の課題作成を通じ、地方公立高校でも都会と同じ情報を手に入れることができた。

▽過去問演習の指導

面談と松濤舎サポートスタッフの授業が手厚く、計画的・戦略的に演習を積むことができた。特に、数学の初見問題への対応方法が非常に役立った。具体的な値を代入し実験することで解答を導き出す方法や、問題文から読み取れる状況・条件を図示・書き出し・表・樹形図を使い、読み落としのないよう正確に把握する訓練を積むことができた。

▽英語添削

とても丁寧にチェックリストに基づく分析と添削をしていただき、添削を見直すだけで新たな英語の表現や文法の勉強になった。添削が速く、迅速に復習することができたので助かった。

▽各種相談への対応、メンタルサポート

あらゆる相談に対応していただき、すぐに返信をいただけるので安心して勉強に打ち込むことができた。本当にありがたかった。

▼特に好きだった参考書

VENN4000

一つの単語に対して掲載されている意味が多いため、単語のコアミーニングが掴みやすく、圧倒的な単語数を覚えることで自信を得ることができた。

分野別マスター数学

特定の分野の似通った問題を数多くこなすことで苦手意識が払拭され、数学を楽しめるようになった。

名問の森

頻出かつ学びの多い問題が厳選されており、解説も語り口調でわかりやすかった。

分野別マスター化学

網羅系問題集では類題が足らずよく分からなかった分野について、原理から学ぶことができた。また、難しいと思っていた問題をすらすら解けるようになった。

漢文早覚え速答法

この一冊をやるだけで漢文は安定して高得点が取れるようになった。

▼役に立った松濤舎の記事

医学部・上位校合格者の「当たり前」とは?

▼入塾後に変わった勉強方法、考え方、学習観

背伸びして難しい問題集に手を出していたが、自分のレベルを把握し、レベルに合った問題集を「徹底的に」やることが大事だと理解した。「徹底的に」ということが重要で、一般には基礎的と評されている問題集も「瞬殺で」解けるようになるまでやり込めば東大にも対応可能であるという意識を持つようになった。

▼松濤舎はどんな塾でしたか?

船登先生の理論とその実証経験に基づいた最高のシステムにより、自分のレベルを把握しながら自学自習を進めます。曖昧な点が一切なく、一般的な塾とは一線を画していました。松濤舎独自のシステムは、各問題集の習得レベルの把握により模試で取得可能な偏差値を予測し、それに基づいて入試までの勉強計画を指導していただきます。自ずと結果がついてくるので安心して勉強に打ち込むことができました。また、あらゆる質問に即座に答えてくださり、サポートスタッフの優秀な先生方もいて、本当にあらゆる面でサポート体制が整っていました。

▼これから受験する人へのアドバイス

私の最終成績を見た塾生の皆さんは、これだけ良いことを書いている割に成績が良くないと感じたかもしれません。白状しますが、私は受験準備に取り組むのが大変遅れ、英単語や古文単語を完璧に覚えきれませんでしたし、過去問演習も不十分な状態で受験せざるを得ませんでした。しかし、松濤舎の指導で鍛えていただいた結果、何とか合格を勝ち取ることができました。これをお読みの皆さんは、早くから十分な準備をして、本番に臨んでいただきたいと思います。

英単語・古文単語の暗記はいつでもできるので、早いうちにやってください。英語・国語を1、2年のうちに固めておくと受験生になった時に数学・理科に手を回せるようになります。そして手帳を活用し、生活リズム、勉強習慣、学校の行事をうまくスケジューリングしてください。自分はコツコツ勉強することが苦手だったので、特定の教科、分野に集中する日を作っていました。また、英語力はあっという間に落ちてしまうので、英語のリスニング、単語や長文など何かしら毎日やるべきだと思います。また、和訳や整序英作文は文法知識が必要なので文法書を1、2年のうちに完璧にしておけばよかったと後悔しています。社会・国語は、勉強時間を割くのがもったいないので授業内で完結させましょう。数学・理科も教科書レベルの内容は高校2年までに終わらせておきましょう。

最後に、皆さんは私のようにギャンブルではなく、確実に合格できる力を養うことをお勧めします。良い旅を。