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【合格体験記】新潟大学 医学部医学科(現役・男性)

▼入塾時期

高2の1月

▼成績

※塾生のみ公開

▼合格校

新潟大学 医学部医学科
自治医科大学 医学部医学科(2次受験後辞退)

▼勉強時間

⇒定常的な課題では週50時間をキープ、長期休みや直前期は週70時間の勉強をしていたことがわかるグラフです。定期テスト対策期間中は、松濤舎の課題を止め、テスト対策していたことも見て取れます。学校の勉強をベースに、受験勉強を上乗せてし、確実に合格した好例です。

▼英語の勉強で重要だったこと

松濤舎にお世話になってから1番成長を実感した科目だと思う。

これまでは、英語を読むためには文法事項を完璧に押さえた上で、一文一文を正確に構造解釈・和訳していくことが最重要だと考えていた。しかし、これだと返し読みや和訳の違和感が発生しやすく、時間がかかる上に英文を読むのが苦痛だった。

そのため、松濤舎での指導や、指定教材の「FACTBOOK」「和文英訳教本」の内容はどれも自分にとって新鮮で衝撃的なものだった。

「英語と日本語は一対一に対応する言語ではない」「英語は語順通り読む言語」など、挙げるとキリがないが、どれも自分のこれまでの英語観を大きく覆すものだった。

まずは正しい英語観をもつこと、あとは松濤舎の課題を淡々とこなしていけば確実に成長できるし、英文を読むのが楽しくなると思う。

▼数学の勉強で重要だったこと

とにかくFocus Gold(FG)を進めていた。

学校の授業や模試の内容は全てFGに帰着させ、必要であればメモを取るなどして知識を集約させていた。

後述するが、松濤舎の補助教材も活用しながら知識(解法)を体系化していくことで、初見の問題が非常に解きやすくなった。

また、過去の合格者の方の記事にもあるが、誘導なしの問題にも慣れておくと良いと思う。過去問演習を通して、どの程度の問題までは自力で解法を導く必要があるのかなどを把握し、必要であればFGの練習問題等で慣れておくといい。

▼化学の勉強で重要だったこと

化学は知識の習得と網羅的な問題集の徹底に尽きると思う。

知識面は宇宙一で各分野の概要・本質を押さえたあと、分野によっては教科書で細部の知識まで習得するように心がけていた。

その上でエクセルや良問に取り組み、知識の運用と抜けを確認していた。この繰り返しで確実に化学は安定してくるはず。

自分は理論や高分子の計算が苦手だったので、エクセルや良問の典型問題の解法はパターンとして覚えるようにしていた。

▼生物の勉強で重要だったこと

化学と重複するが、教科書と典型問題を網羅するようにしていた。

特に教科書は、初見の問題が知識問題か考察問題かを区別する指標になる。

確信をもって知識問題を埋め、初見の考察問題に時間をかけるためにも教科書の習得は不可欠だと思う。

▼松濤舎の指導でよかったこと

▽個別の課題作成、スケジュール立て

志望校に合わせて必要十分な課題・スケジュールを提供してくれるため、勉強効率が格段に上がった。

▽指定された教材

どれも良かったが、特に良問・FGのような網羅系問題集を徹底したことで安定して点数が取れるようになった。

先生との電話サポートや松濤舎の記事等でそれぞれの教材の目的、活用法を明確に把握できるので、強い納得感をもって取り組むことができた。

▽補助教材

FGをはじめ、エクセルやRizeなど主要な指定教材はほとんどカバーされているので、教材以上の学びを効率よく得られた。特にFGの補助教材はif-thenの知識や補足がとても充実しているので、大事だと思ったことはFGの解説の余白にメモしていた。

▽週1面談、電話サポート

課題の進捗や模試、過去問の振り返りを通して、その都度気を引き締めることができた。また些細な質問にも端的にわかりやすく答えて下さり、不安を残さずに勉強に集中できた。

▽進捗管理シート、過去問管理シート

各問題集の進捗状況がひと目でわかるので、習得レベルの低い分野を取りこぼさないように重点的に対策することができた。また、進捗管理シートにチェックを入れることが自分のモチベーションを維持することにも繋がっていたと思う。

▽受験情報の収集、提供

十分な資料を提供していただきながら、後悔のない進路選択ができた。プロの方から確かな情報とアドバイスを得られたのは、地方の学校に通っている自分にとって非常にありがたかった。

▽面接指導

松濤舎の補助教材を活用すれば、時間をかけすぎずに(=学科試験の対策をメインとしながら)十分な準備ができると思う。直前に船登先生に面接指導をしていただいたことで、特に緊張することもなく本番に臨むことができた。

▽英語の添削

「中学英語で解く新潟大英作文」を作成してくれたのがとてもありがたかった。平易な語彙しか使っていないにもかかわらず柔軟に表現されているのが驚きだった。また、添削指導も非常に充実していて、英作文の作法など日頃あまり意識していなかった面も改善することができた。

▼役に立った松濤舎の記事

基本的に、使用していない参考書の記事以外にはほとんど全てに目を通した。これらの記事によって自分の学習観を正し、最適な状態で勉強できた。その中で意識的に何度も読み返してきたのは、特に以下の2つです。

使用する参考書が比較的多い科目であるため、それぞれの役割を明確にして勉強するために時々読んでいた。

共通テスト直前期は、この記事を何度も読んで自分のすべきことを確認していた。共テは知識だけでなく、解く過程が非常に重要になってくる。この記事の通り自分の解き方を確定し、その過程を再現することに集中することで、本番でも余計なことを考えずに淡々と解答できた。

▼入塾後に変わった勉強方法、考え方、学習観

入塾前までは勉強の計画は全て自分で立て、参考書も自分の独断で選んでいた。学校の先生に質問したりネットを参考にすることもあったが、どの情報も断片的で次第に自分の勉強に不安を感じるようになった。

松濤舎ではそういった不安は一切必要なく、正しい学習観を押さえたうえで、やるべき参考書をやるべき期間に習得することに充分にエネルギーを注ぐことができた。これは地方にいる人ほど難しいことだと思うし、このような最適な学習環境を提供していただけたのは非常にありがたかった。

▼これから受験する人へのアドバイス

松濤舎を信じて、自分のすべきことを淡々とこなしていけば必ず成長できるはずです!応援してます!!

▼松濤舎による振り返り

入塾のきっかけ、入塾後の学習状況

高2の1月、受験まで残り1年というタイミングで入塾されました。入塾時から成績はよく、地方公立高校(No.2)に通いながら、高2まで自身で計画を立て、演習中心の勉強をされていました。高3になる前に、自身で立てた計画に不安になったり情報収集したりする時間をもったいなく感じ、松濤舎に入塾されました。

入塾後は、勉強時間を十分に確保し、確実に課題を進めていました(勉強時間のグラフの通り)。

松濤舎の記事を熟読した上で、学習観から見直し、網羅系の問題集を穴なく仕上げて確実に成績を上げていったのが印象的です。まさに模範生でした。

推薦対策について

松濤舎では、国公立大学への進学希望者には基本的に学校推薦型選抜の出願を推奨しており、志望校決めから志望理由書の添削、面接対策、小論文対策などをトータルで行っています。

なぜなら、一般的に、学校推薦型選抜のほうがハードルが下がるからです。

今回も例外ではなく、評定4.3以上あったため(=ほとんどの国公立医学部は4.3以上が必須)、学校推薦型選抜の対策をしました。

出願校決めが非常に重要なわけですが、もともと秋田大学や自治医科大学への進学を希望していた中、国公立医学部の推薦校一覧をもとに検討したところ新潟大学がもっとも適していると判断しました。

理想的な合格パス

地方公立高校から現役で国公立医学部に合格する生徒たちの特徴は以下です。

  1. 学習指導要領の範囲内を徹底して勉強している。(=塾では、受験に不要な範囲・レベルまでやることが多い)
  2. 万全な定期テスト対策で、既習範囲に穴を作っていない。(=評定が上がり、学校推薦型選抜が活用できる)
  3. 市販教材をやることが当たり前で、十分な演習量を確保している。(=無駄なく効率的に偏差値が上げられる)

今回のケースはまさに、お手本となる理想的な合格パスでした。

奇をてらったことは一切していません。「難関大合格者の当たり前を徹底した」だけです。

参考になれば幸いです。

参考記事