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【決定版】『京大入試に学ぶ 英語難構文の真髄』の使い方とレベル

[推奨]松濤舎の指定問題集です。

【決定版】英語の勉強方法と年間スケジュール

難関大受験生向けに、英語の勉強方法と年間スケジュールをまとめました。参考にしてみてください。

『京大入試に学ぶ 英語難構文の真髄』に関する前提

本書『京大入試に学ぶ 英語難構文の真髄』は、『例解 和文英訳教本』シリーズの京大受験生向け英文和訳教材となっています。

『例解 和文英訳教本』は和文英訳のための参考書兼問題集でしたが、『京大入試に学ぶ 英語難構文の真髄』はその和訳バージョンです。

主に、京都大学の過去問(一部、東京大学の過去問)を題材としています。京都大学の和訳問題は東京大学と並び最難といえますので、それを題材とした『京大入試に学ぶ 英語難構文の真髄』は、市販されている和訳問題集の中で最難です。

一般に、このような難関大志望生を対象とした問題集は悪問が多いのですが、本書は『例解 和文英訳教本』シリーズに共通したわかりやすい解説と応用範囲の説明が特徴となっています。

京大志望生であれば、過去問演習での和訳対策を本書にトレースすることを推奨します。

『京大入試に学ぶ 英語難構文の真髄』の対象

京大志望生が本書の対象です。

『京大入試に学ぶ 英語難構文の真髄』の特徴

和文英訳問題集、構造分析問題集、英文解釈問題集はたくさん市販されています。

松濤舎では、特別に和訳対策が必要な人には『TopGrade 難関大突破 英文読解問題精選』という問題集を指定しています。比較的難易度の高い英文を扱いながら、構文解析を丁寧にしている教材だからです。

しかし、京大での和訳問題は特殊で、難易度の高い日本語を英語に直す練習が必要です。赤本の解説は素っ気ないですので、どうせ過去問演習は数十年分やらないといけないのであれば、本書の丁寧な解説をもとに勉強していったほうがよいです。

『京大入試に学ぶ 英語難構文の真髄』に入る前にやること

英文和訳問題は、単語知識と文法・語法知識の有無を確かめているに過ぎません。英語を自然な日本語に直す力も問われてはいますが、もはや国語力の問題になりますし、ここを極めても点数への跳ね返りが少ないです。

単語は、難しいものは注釈になっているので『システム英単語』レベルの単語帳を1冊仕上げれば十分です。

文法・語法知識は必要ですので、『英文法・語法 Vintage』や『POWER STAGE 英文法・語法問題』で8割以上の問題が、理屈がわかった状態で解けるようになってください。

さて、文法・語法知識があっても、本書『京大入試に学ぶ 英語難構文の真髄』を使う理由は明確にあります。

簡単な英文和訳問題集では、英文和訳を通して1つの英文法・語法知識を問うている場合も多いため、単なる文法知識問題であることも多いです。しかし、本書『京大入試に学ぶ 英語難構文の真髄』ではそのような問題は扱いません。

例えば、修飾語が多くて文構造の読み取りが難しい文章、倒置の入った文章、asが複数登場する文章、カンマやandが複数登場して修飾-被修飾関係が複雑な文章、直訳するとおかしくなる文章など、文法事項自体は難しくはないが、文章中にあると難しくなるものはたくさんあり、本書にはそのような文章だけが集められているのです。

『京大入試に学ぶ 英語難構文の真髄』の使い方

自力で和訳してみる

いきなり解答を見るのではなく、まずは自力で答案を作ってみてください。手で書く必要はなく、頭の中で行ってもOKです。

なお、練習問題も例題と同じように扱ってください。

解説を読む

解説を頭から順に読んでいってください。その際、「どんな知識があったら解けたか?」を考え、その知識が書かれている箇所にマークする、あるいは自分でメモするようにしましょう。

次回復習する際、問題を見て「この問題はこの知識があるかを問うているのだな」と見抜けるようになってください。

訳例を読む

訳例を読み、どんな訳が正解なのかを確認します。

自力で解いてみる

再び問題に戻り、訳例のような解答になるか確認します。この際も頭の中で行ってOKです。

復習する

できるだけ復習間隔を空けるために、最初から最後まで解いたら再び最初に戻ってSTEP.1~5を繰り返します。

解説を見ず、頭の中で和訳が作れたものだけ和訳を手で書いてみてください。そして、訳例のポイントを押さえた和訳になったらマークを付けておきます。

3周目以降は、○マークのついてない問題のみ復習していき、最終的にすべての問題に○マークがつくことを目指してください。

『京大入試に学ぶ 英語難構文の真髄』の習得レベル

レベル1:1周した

レベル1:5割以上の英文を、解説内容を踏まえた状態で和訳できる

レベル2:8割以上の英文を、解説内容を踏まえた状態で和訳できる

『京大入試に学ぶ 英語難構文の真髄』の目次

目次
1並列:英文は線対称
2文型:文の骨組みをとらえる
3語順:倒置と情報構造
4分離:マクロに見る
5関係詞:もとの文構造を確認
6熟語くずし・名詞構文
7比較:比較三原則の確認
8省略:あぶり出し術
9同形表現:区別の判別式
10遠い形:wouldとcouldの処理
11意訳構文:訳出の手引き
12単語:誤訳しやすい表現
『京大入試に学ぶ 英語難構文の真髄』の目次