『日本一詳しい 大学入試完全網羅 生物基礎・生物のすべて』の特徴
本書はタイトル通り、大学入試に過去出題されたトピックを網羅している参考書と言えます。
『チャート式シリーズ 新生物 生物基礎・生物』(数研出版)のような資料集に近いというより、「辞書的な参考書」と言ったほうが正しいでしょう。
つまり、大学入試で頻出の問題にまで触れて解説しているのが本書です。そのため、資料集的な参考書よりも実戦的であると言えます。
一方、本書の悪いところを挙げると3つあります。これが、松濤舎では生物の資料集に『チャート式シリーズ 新生物 生物基礎・生物』を採用する理由にもなっています。
- 網羅性は高いが、一つ一つのトピックに関する説明が浅い(わかりにくい)ため理解した感覚がない。
- 考察問題などで登場したトピック(≠知識問題)まで知識として紹介しておりオーバーワーク。『チャート式シリーズ 新生物 生物基礎・生物』であれば、ここに載っていない知識は不要な知識であることが判断がつくが、本書『日本一詳しい 大学入試完全網羅 生物基礎・生物のすべて』ではその判断ができない。
- 文字が多くて読みづらい。2色刷りでとっつきにくい。
『日本一詳しい 大学入試完全網羅 生物基礎・生物のすべて』の上位互換本
松濤舎では、生物の資料集として『チャート式シリーズ 新生物 生物基礎・生物』を採用しています。往々にしてこの手の資料集はフルカラーがゆえにガチャガチャして見にくい、わかりにくかったりするのですが、当シリーズの生物は大変わかりやすいので強く推奨します。
『日本一詳しい 大学入試完全網羅 生物基礎・生物のすべて』を使うタイミング
もし使用したいのであればできるだけ早く持つとよいでしょう。主に利用する場面は過去問演習時ですが、授業中や定期テスト対策時にも紐解くと学ぶことはあるかと思います。