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【決定版】『Focus Gold(フォーカスゴールド)』の使い方とレベル

[推奨]松濤舎の指定問題集です。

新課程版(5th Edition)は啓林館公式サイトで購入すると3~4日で届くため確実です。

目次

『Focus Gold(フォーカスゴールド)』で取得可能な偏差値

『Focus Gold(フォーカスゴールド)』だけで偏差値70まで取得可能です。

*全統記述模試(河合塾)の偏差値

『Focus Gold(フォーカスゴールド)』を使った合格実績

松濤舎での合格実績を以下に記載します。

・医学部医学科

大阪大学、横浜市立大学、筑波大学、広島大学、金沢大学、新潟大学、熊本大学、岐阜大学、浜松医科大学、鳥取大学、愛媛大学、大分大学、高知大学、富山大学、弘前大学、秋田大学、東京慈恵会医科大学、順天堂大学、日本医科大学、国際医療福祉大学、自治医科大学、昭和大学、東京医科大学、東邦大学、日本大学、聖マリアンナ医科大学、東海大学、東京女子医科大学、埼玉医科大学 など

・他学部

東京大学、京都大学、大阪大学、名古屋大学、北海道大学、東北大学、神戸大学、千葉大学、筑波大学、慶應義塾大学、早稲田大学、上智大学、東京理科大学、MARCH など

『Focus Gold(フォーカスゴールド)』の習得レベル(松濤舎の定義)

レベル1星2までの例題8割以上手を止めずに解ける
レベル2星2までの練習8割以上手を止めずに解ける:偏差値55
レベル3星3までの例題8割以上手を止めずに解ける
レベル4星3までの練習8割以上手を止めずに解ける:偏差値65
レベル5星4までの例題8割以上手を止めずに解ける
レベル6星4までの練習8割以上手を止めずに解ける:偏差値67.5
レベル7Step Up5割以上手を止めずに解ける
レベル8Step Up8割以上手を止めずに解ける:偏差値70

『Focus Gold(フォーカスゴールド)』の使い方

例題を解く

まずは例題が解けるかトライします。

解き方がわからなければ、すぐに×マーク(=復習すべきの意味)をつけ、解説を読みましょう。新しい解き方や考え方を増やすために解いています。知識がない状態でウンウン考えているのは効率が悪いので、すぐに解説を読みましょう。

解説を読む際は「どんな知識があったら解けたか?」を探すようにしてください。解説をただ漫然と読んで頭に入れようとしても定着率が悪いです。「〜という式(文言)があったら、〜をする」というIF-THENの形で入れていくと応用性が高まります。「考え方」「Focus」に書かれていることが多いので、注意して読むようにしましょう。重要なところはマルで囲ったり、マーカーで線を引いたり、自分の手で書き込むとよいです。

解説を読んだ後、自分で解けるか確認する必要はありません。短期的にできたところで意味がないですし、解説を丸写しするだけの時間になることも多いからです。

また、例題をやったあと下の練習に入り、解けるようになっているか確認するため、例題の解説を読んだあとに例題を解き直すことはやめましょう。

注意:1周目で解けなくてもまったく気にしない

1周目はほとんどの問題ができないはずです。これは東大合格者も同じなので気にしないでください。

そもそも新しい解き方を身につけるために勉強しているので、1周目から解けなくて当たり前です

注意:「この問題」ではなく「 この手の問題」を解くための知識を身につけよう

この問題」を解くための知識ではなく「この手の問題」を解くための知識を入れましょう。

「この問題」を解くための知識になってしまうと、応用性が低く、丸暗記に近くなってしまい定着しにくいです。

1つの問題を通して応用性の高い知識を見つけ出すことは難易度が高いですが、間違っていてもいいので「この手の問題が出たらこう解いたらいいのでは?」と、自分なりに攻略法を見つける姿勢を持ちましょう。

練習を解

例題のあとは、すぐ下の練習に移ります。例題で身につけるべき知識が本当に身についているかを確認するためです。

例題が解けなくても、練習は解ける場合の方が多いです。なぜなら、練習とほぼ同じ問題であり、例題で解法を(短期記憶であっても)覚えているからです。練習が解けたら◯マーク(=復習しなくていい意味)をつけましょう。

こうして、例題には×マークがつき、練習には◯マークがつく問題が多いはずです。そういった問題は、復習時は例題だけやればOKなので、復習効率がとても高くなります。

マークに関する注意点(3つ)

学習効率を高めるためには「解ける問題になるべく時間をかけない」ことがポイントです。そのために◯×マークを付けていく必要があります。その際の注意点は2つあります。

注意点1)マークは累積していってください。×がたくさんついたあとに◯がついた問題は、解けた問題の中でも優先度高く復習すべき問題であることがわかります。消して上書きすることのないようにご注意ください。

注意点2)できた問題に◯をつけない、あるいはできなかった問題に×をつけない、ということをする人がいます。そうすると何回やったのか、何回目でできたのかがわからなくなってしまうので、シンプルに「できたら◯、できなかったら×」を機械的につけるようにしてください。

注意点3)◯×マークをつけるのは3日以上あけて復習した場合に限る、というルールにしましょう。3日未満の復習で◯×をつけてしまうと◯×に対する信頼感が薄れ、全問題を復習する羽目になってしまいます。厳格なルール運用をすると決めてしまうことがもっともラクです。

上記を繰り返す

上記のように「例題⇒練習」の順で進めていきます。

長期記憶するためには分散学習がベースとなりますので、既習範囲を頭から最後までをやり、再び頭に戻ってくるというサイクルで勉強してください。

ただし、数学は有意味暗記できる科目ですので、関連する問題に戻ったりすることは随時行ってOKです。ただ、短期的に復習した場合、それで解けたとしても◯マークはつけないようにしてください。

◯マークは、時間を置いてからでも解けた(=長期記憶になっている可能性が高い)を意味するマークにしたいからです

『Focus Gold(フォーカスゴールド)』を進める順番について

数1A⇒数2BC⇒数3の順に進め、再び数1Aに戻るようにしましょう。すると、復習間隔が最大限に空き、自動的に分散学習にもなります。数学は積み上げの科目なので、この順で進めることを原則としたほうがいいです。

『Focus Gold(フォーカスゴールド)』1問にかける時間

1テーマ30分(※1テーマ=1例題+1練習)

解ける問題であれば1テーマ30分以上かかるのは時間がかかりすぎです。”瞬殺”できる状態をゴールとすれば、30分以内で解き終わるはずです。逆に解けなかった問題に1テーマ30分以上かけるのも時間をかけすぎています。解説を読んで30分経ってもわからないものは、それ以上時間をかけてもわかるようにはならないので、次の周回に回しましょう。何度か繰り返している過程で解けるようになります。

なお、1テーマ30分というのはあくまでも平均値です。数3Cの重い問題では1テーマ30分以上かかることがあります。また、1周目はどうしても30分以上かかることもあるでしょう。2周目、3周目・・・なども含めた平均なので、1周目で30分を超えてしまっても許容ではあります。しかし、1時間以上はかけすぎですので、1テーマ1時間未満に留めるようにしましょう。

・StepUp:1問20分

東大数学でも大問1つで25分の按分です。よって、StepUpレベルの問題は20分以内というのが妥当です。

『Focus Gold(フォーカスゴールド)』の特徴

『Focus Gold(フォーカスゴールド)』の特徴①|解説がわかりやすく、問題順が秀逸

『Focus Gold』は、『青チャート』など他の網羅系問題集より、解説が圧倒的にわかりやすいです。説明だけでなく紙面が見やすいのも特徴です。

問題の並べ順も秀逸です。頭から順に解いていくだけで、自然と知識が整理されます。

『Focus Gold(フォーカスゴールド)』の特徴②|「まとめ」コンテンツも充実

章末にある「まとめ」コンテンツも大変優れており、それまでは読者に任せられていた知識の体系化を問題集が行ってくれます。

例えば、因数分解の最後に因数分解のアルゴリズムが載っています。また、整数の最後には整数問題の5分類が載っており、整数問題には5つのパターンがあることをまとめてくれています。

『Focus Gold(フォーカスゴールド)』の欠点

『Focus Gold(フォーカスゴールド)』の欠点①|数A分野がわかりづらい

『Focus Gold(フォーカスゴールド)』に限らず、青チャートやレジェンドでも同じなのですが、教科書傍用問題集は「良く出題される典型問題を網羅すること」をミッションとして作られています。

これは数1,2,3とは非常に相性がいいのですが、数Aのように地道に洗い出す姿勢実験思考こそが重要な分野では、パターン暗記をすることが却って問題への取り組み方を誤らせる危険性があります。本来であれば、地道に洗い出す作業が必要なのに、公式などを使ってスマートに答えが出せると思ってしまい、結果的に入試問題に対応できなくなるのです。

『Focus Gold(フォーカスゴールド)』の欠点②|抽象化した解法が載っていない

『Focus Gold(フォーカスゴールド)』のような教科書傍用問題集はどうしても「この問題を解くための解法」の暗記に走りがちです。確かにそれはそれで重要なのですが、より抽象化した「この手の問題を解くための解法」を身につけなければ、暗記量が膨大になってしまい大変な上に、応用も効きにくくなります。

『Focus Gold(フォーカスゴールド)』のための松濤舎オリジナル補助教材

『Focus Gold(フォーカスゴールド)』の欠点を補うべく、松濤舎では補助教材を用意しています。

『Focus Gold(フォーカスゴールド)』の補助教材①(塾生限定)

オリジナルで『Focus Gold(フォーカスゴールド)』の解説を作成しており、「解法の抽象化」「解答の補足」「よくある質問」などを掲載しています。

『Focus Gold(フォーカスゴールド)』の補助教材②|樹形図の森(一般販売あり)

数Aの中でも特に「場合の数・確率」は入試で頻出であり、最後まで苦手分野として残りがちです。

しかし、実は「樹形図」を使った解き方をマスターすることで8割以上の問題を、確実に解くことができるようになります。

そこで、共通テスト・センター試験の過去27カ年分をすべて網羅し、樹形図で解いた場合の考え方・解答を載せた補助教材を作成しました。本書のおかげで「場合の数・確率」が得意分野となり、大問1つ完答できるようになった生徒が非常に多いです。

『Focus Gold(フォーカスゴールド)』の難易度(レベル)

・Check!、星1,2問題

Check!、星1,2問題は、難関大学ではそのまま入試には出ない計算問題・基本問題ですが、あらゆる問題の構成元となるので、必ず瞬殺(すぐに手が出る&手を止めずに完答)できるようにしてください。

ですが、星1,2ができても偏差値55までしか出ず、多くの難関大学では足りません。これは、『サクシード』『4STEP』『4プロセス』、『基礎問題精講』と同レベルです。

星1,2問題は、あくまでもFocus Goldの星3,4問題が解けるようになるための下地であることを念頭に置き進めてください。

・星3,4問題

星3,4問題は典型問題です。

典型問題は、解き方を覚え、出題されたら瞬殺できるようにしておく必要があります。そもそも解法を知らなければ解けない問題が多いですし、その場で考えていては時間が足りなくなるからです。

星3問題は、『Focus Gold(フォーカスゴールド)』の約3−4割を占めます。レベル的にも星1,2の問題から一段上がるため、星マーク3個の問題に取り組むところに、もっとも時間がかかります。

星3問題が『Focus Gold(フォーカスゴールド)』の登竜門であることを認識しながら進めましょう。

実際、星3で偏差値65、星4で偏差値67.5まで取得可能で、多くの大学で合格者の平均偏差値を超えます

『Focus Gold(フォーカスゴールド)』のStepUpについて

星4まで習得したらStepUpに入ることがあります。例題&練習で学んだことを入試レベルに昇華させるためには、StepUpまで取り組むとベターです。

Step Upまで習得すれば偏差値70が取得可能で、ほぼすべての大学で合格者の平均偏差値を超えます

『Focus Gold(フォーカスゴールド)』のStepUpの欠点

ただしStepUp問題には欠点があります。それは問題数が多いということで、実に800問弱の問題が掲載されています。

このうち、ほぼ例題と同じでやる必要がない問題や、応用性が低く良問とは言えないような問題も含まれています。そこで、松濤舎ではStepUp問題のうち、やって意味がある問題だけをピックアップしました。

結果、約100問ほどになりました(※塾生にのみ限定公開

『Focus Gold(フォーカスゴールド)』でスキップしていい問題

『Focus Gold(フォーカスゴールド)』には、難しすぎてスキップすべき問題が少数ではありますが存在します。そのような問題を下記にまとめたので参考にしてください。

こちらも塾生にのみ限定公開しています。

『Focus Gold(フォーカスゴールド)』の章末問題・チャレンジ編は不要

「章末問題」は問題数が少なく難易度も高いので、やったところでどれだけ点数に結びつくかは不明です。基本的にはやらなくてもよいです。「チャレンジ編」も不要です。

これらの難易度の問題を解きたいのであれば、『スタンダード演習』をやりましょう。

『Focus Gold(フォーカスゴールド)』で学習する際の注意点

『Focus Gold(フォーカスゴールド)』の注意点①|集中学習しない

間隔を置かずに複数回繰り返す勉強を集中学習と言いますが、集中学習は記憶の長期記憶に寄与しないことが科学的にわかっています。

必ず時間を置いて複数回する勉強である分散学習をするようにしてください

『Focus Gold』の問題に取り組む際の優先順位は下記となります。

①未着手問題
②一度も解けていない問題
③何度か周回して解けた問題
④一周目で解けた問題

『Focus Gold(フォーカスゴールド)』の注意点②|一度解けた問題は模試まで放置する

もっとも無駄な時間は「解ける問題を解いている時間」です。

忘れてしまったんじゃないかと不安になり、できる問題を短期スパンで復習するという勉強は絶対にしないよう注意してください。

どのみち、受験生の11月以降になると、メインの勉強が「新しい解法の習得」から「知っている解法の復習とスムーズな運用・忘却を避けるためのメンテナンス」に切り替えます

だからこそ、それまでは一度できた問題の復習は模試前だけに留めましょう

『Focus Gold(フォーカスゴールド)』の注意点③|「考え方」「Focus」をよく読む。

解説の「考え方」「Focus」をよく読み、解き方や考え方を理解しましょう。ただ解き方の手順を暗記するだけでは意味がありません。

各章最初の「まとめ」には教科書的な内容が書かれており、頭に入りづらいので飛ばして良いです。用語の定義がわからない場合に読みましょう。

「Column(コラム)」は目を通す程度でOKです。

『Focus Gold(フォーカスゴールド)』の注意点④|細かい計算過程にも注目する

「解」の右側に「◀」マークと小さい文字で解説が書かれています。

これは計算過程で気をつけるべきことや、解答者が頭の中で考えていることが言語化されています。よく読むようにしましょう。

『Focus Gold(フォーカスゴールド)』の前にやること

ありません。

『Focus Gold(フォーカスゴールド)』のCheck!には教科書レベルの計算問題・基本問題が掲載されており、教科書レベルから確認できるようになっています。問題数も必要十分です。

たとえば『4ステップ』や『4プロセス』などの計算問題集が学校の課題として出されるから前にやったほうがいいと思うかもしれませんが、これらの問題集では過度に計算問題をさせて非効率です。計算問題・基本問題をいくら繰り返したところで偏差値55までしか出ません。

『Focus Gold(フォーカスゴールド)』に載っている星1,2問題(=計算問題・基本問題)で十分で、速やかに星3問題に入り、典型問題の解法定着にできるだけ多くの時間を使ったほうがいいです。

『Focus Gold(フォーカスゴールド)』の次にやること

難関大学だったとしても、大半の大学は『Focus Gold(フォーカスゴールド)』だけで十分で、過去問演習に入ることができます。しかし、最難関大学を目指す人、難関大学で数学で高得点を狙う人、高1,2からしっかり取り組み時間に余裕がある人は、『スタンダード演習』シリーズに入りましょう。

8割以上解ける状態になれば偏差値72.5まで取得可能です。

スタンダード演習シリーズ

『Focus Gold(フォーカスゴールド)』と代替可能な問題集

教科書傍用問題集の中でもっとも問題選定とレベル設計がよく、解説がわかりやすいのが『Focus Gold(フォーカスゴールド)』なので、新たに学習し直す場合や、何も持っていない場合は、『Focus Gold(フォーカスゴールド)』を推奨します。

しかし、学校指定で以下の問題集を指定されている場合、『Focus Gold(フォーカスゴールド)』を追加するのは非効率なので、代替可能です。

レジェンドは『Focus Gold(フォーカスゴールド)』と比べて難易度の低い問題を掲載していないという特徴があります。ただし、「チャレンジ」「Let’s Try!」「PERFECT MASTER」までやれば『Focus Gold(フォーカスゴールド)』の星4問題までやったことと同じになります。

解説が丁寧で必要十分な問題にだけあたれるという点で、『Focus Gold(フォーカスゴールド)』とほぼ同じくらいの推奨度で本書はオススメできます。

青チャートは『Focus Gold(フォーカスゴールド)』と比べて解説がわかりづらいという難点があります。指導実績ベースでも、『Focus Gold(フォーカスゴールド)』を使った人と比べると習得に時間がかかるというのが正直なところです。

ただし、『Focus Gold(フォーカスゴールド)』に載っていない良問を載せていることがあるので、問題選定に関しては素晴らしいです。

『Focus Gold(フォーカスゴールド)』採用実績(2022年)

『Focus Gold』を採用している高校のうち、東大・京大の合格者数が多い高校は下記となります。圧倒的な合格実績を出している高校で採用されていることがわかると思います。難関大学に合格したいのであれば、高い合格実績を誇る高校の採用教材を使用するのが受験における定石です。

Focus Gold採用校

  • 開成(東大合格者数:全国1位)
  • 麻布(東大合格者数:全国2位)
  • 聖光学院(東大合格者数:全国3位)
  • 渋谷幕張(東大合格者数:全国5位)
  • 北野(京大合格者数:全国1位)
  • 東大寺(京大合格者数:全国2位)
  • 洛南(京大合格者数:全国3位)
  • 堀川(京大合格者数:全国4位)
  • 洛西(京大合格者数:全国5位)
  • 大阪星光(京大合格者数:全国6位)
  • 膳所(京大合格者数:全国7位)

その他、秋田高校、山形東高校、小石川高校、横浜翠嵐高校、岡崎高校、岐阜高校、四日市高校、金沢泉丘高校、堀川高校、桐蔭高校(和歌山)、鳥取西高校、松江北高校、高松高校、佐賀西高校、熊本高校、鶴丸高校 など、全国の進学校で採用されています。

第5版から「松濤舎の習得レベル」が採用されました。

松濤舎で定義した「習得レベル」を、啓林館様に正式採用いただきました。編集委員会にも松濤舎代表(船登惟希)の氏名が記載されています。

『Focus Gold(フォーカスゴールド)』使用前に知っておくべきこと

①数学は「典型問題が網羅的に解けるようになっていること」が最も重要

数学で最も重要なのは、典型問題の解法を網羅的に習得することです。

理由は、数学の問題はすべて典型問題に帰着できるからです。

典型問題の解き方がわからなければ、複合問題を解けるはずがありません。逆に、典型問題に還元できない問題は他の人も予め対策できないため、正答率が著しく下がります。つまり捨て問にして良いのです。

もう1つの理由は、典型問題で失点しないことが必須だからです。大学受験は相対評価なので、周りが解ける問題で落とさないことが鉄則です。

また、限られた試験時間内で合格最低点以上の問題を解く必要があるので、典型問題をその場で考えていては、いくら時間があっても足りません。瞬殺できるよう、あらかじめできるようにしておく必要があります。

②網羅系問題集を解くことの副次的効果

網羅的に勉強すると、他の問題との相違点や類似点がわかるため、当該テーマの理解が飛躍的に高まるという副次的な効果もあります。

難問だけを少数集めた問題集が多く出版されていますが、そのような問題集だけやっても十分な知識は身につきません。『Focus Gold(フォーカスゴールド)』で網羅的に知識を入れるようにしてください。

『Focus Gold(フォーカスゴールド)』をやったあとであれば、いくらでも問題集を積み上げていくことができるようになります。

『Focus Gold Plus(フォーカスゴールド プラス)』なら解説動画も観れる

『Focus Gold plus』の中身は「Focus Gold 4th Edition」と全く同じですが、全例題の解説動画が観られる点が特徴です。わからない問題があった場合は動画を視聴すれば自力で解決できる部分も多いでしょう。

なお、少なくとも2周は解説を見ずに自力で解説を読み理解しようとしてください。ある程度問題集で勉強してからでなければ、どこを解決したいのかわからず学習効率が低くなってしまいます。

【外部リンク】Focus Gold Plus
https://www.gakusan.com/home/info.php?code=0000003169285

注意:動画視聴にはキャリアのメールアドレスが必要

キャリアのメールアドレス(docomo, au, softbankなど)を持っていないと視聴できません。gmail,icloudでは登録できないので注意が必要です。

キャリアのメールアドレス有無をこちらで確認してから購入しましょう。

『Focus Gold(フォーカスゴールド)』の目次・問題数

星1234SU章末
1.数と式132581257
2.2次関数723216414
3.図形と計量(三角比)317134334
4.集合と命題9830135
5.データの分析5730130
6.場合の数612104284
7.確率31094118
8.整数の性質218215289
9.図形の性質318192295

例題:322問
Step Up:221問
章末問題:46問

※小問ごとに星の数が異なる場合、大きい方でカウントしています。
※「9章 図形の性質」は「作図」以降もスキップして構いません。

星1星2星3星4SU章末
1.式と計算52370325
2.高次方程式213135235
3.図形と方程式329197394
4.三角関数416102295
5.指数関数と対数関数29152225
6.微分法114179224
7.積分法38154195
8.数列1212818385
9.平面上のベクトル318211315
10.空間のベクトル511186334
11.確率分布と統計的な推測01050170

・例題:423問
・Step Up:305問
・章末問題:47問

※「11章 確率分布と統計的な推測」はスキップして構いません。

星1星2星3星4SU章末
1.複素数平面322204404
2.式と曲線420141245
3.数列の極限212143224
4.関数の極限12150234
5.微分法41531244
6.微分法の応用324245458
7.積分法118213314
8.積分法の応用0122464110

・テーマ数:310(1テーマ=1例題+1練習)
・Step Up問題:250
・章末問題:43

『Focus Gold(フォーカスゴールド)』に関するQ&A

『Focus Gold(フォーカスゴールド)』は難しすぎますか?
各セクションの最初にある「Check!」には教科書レベルの計算問題や基本問題が掲載されています。また、『Focus Gold(フォーカスゴールド)』の5割を占めるのが星1,2問題(=計算問題・基本問題)です。そのため全く難しいことはありません。
『Focus Gold(フォーカスゴールド)』より『基礎問題精講』のほうがいいですか?
『基礎問題精講』だけでは偏差値55までしか取得できません。それなら、『Focus Gold(フォーカスゴールド)』の星1,2問題(=偏差値55まで取得可能で、『基礎問題精講』に相当する)をやり、成績に応じて星3に入るほうを推奨します。
『Focus Gold(フォーカスゴールド)』だけで医学部にいけますか?
はい。『Focus Gold(フォーカスゴールド)』だけで偏差値70まで取得可能なので、8割以上の国公立医学部、9割以上の私立医学部の合格者平均偏差値を上回ります。実際、松濤舎の医学部合格者のほとんどが『Focus Gold(フォーカスゴールド)』のみで対策を完了しています。『Focus Gold(フォーカスゴールド)』より難しい問題集に手を出すと、入試本番で「解くor捨てる」の判断ができなくなり、解かなくていい問題に手を出してしまうというリスクもあるため、注意が必要です。

【決定版】数学の勉強方法と年間スケジュール

数学の勉強方法と年間スケジュールをまとめました。参考にしてみてください

『Focus Gold(フォーカスゴールド)』取扱店一覧(2020年1月時点)

Focus Goldは基本、学校専売教材なのですが、少しずつ書店でも販売されるようになってきました。啓林館様からご提供いただいた取扱店一覧は下記となります。

東京都

三省堂書店(神保町本店)
丸善(丸の内本店)
紀伊國屋書店(新宿本店)
MARUZEN&ジュンク堂書店(渋谷店)
ジュンク堂書店(池袋本店)
三省堂書店(池袋本店)
ジュンク堂書店(吉祥寺店)
コーチャンフォー(若葉台店)
東京旭屋書店(池袋店)
丸善(お茶の水店)
丸善(日本橋店)

神奈川県

有隣堂(横浜西口店)
紀伊國屋書店(横浜店)
丸善(ラゾーナ川崎店)

千葉県

ジュンク堂書店(柏モディ店)
三省堂書店(そごう千葉店)
丸善(津田沼店)

埼玉県

紀伊國屋書店(さいたま新都心店)
紀伊國屋書店(浦和パルコ店)
三省堂書店(大宮店)

大阪府

紀伊國屋書店(梅田本店)
MARUZEN&ジュンク堂書店(梅田店)
ジュンク堂書店(大阪本店)
ジュンク堂書店(難波店)
紀伊國屋書店(天王寺ミオ店)
ジュンク堂書店(近鉄あべのハルカス店)
ジュンク堂書店(上本町店)

兵庫県

ジュンク堂書店(西宮店)
ブックファースト(阪急西宮ガーデンズ店)
旭屋書店(ららぽーと甲子園店)
紀伊國屋書店(川西店)
ジュンク堂書店(三宮店)
ジュンク堂書店(姫路店)

京都府

大垣書店(イオンモール京都桂川店)
大垣書店(イオンモールKYOTO店)

愛知県

ちくさ正文館書店(ターミナル店)
三省堂書店(名古屋本店)


新課程版(5th Edition)は啓林館公式サイトで購入すると3~4日で届くため確実です。