『キムタツ式 はじめての英文速読(入門レベル)』の特徴
本書は次の流れで使用するよう指示され、構成されています。
- スキミング(何について書かれた英文か把握する):各段落の最初と最後の1文を読む。そして、用意された問い(各段落の要約文の空所を埋める問題)に答える。
- スキャニング(設問に答えるためにキーワードを探す):問いと選択肢を読んで何が問われているかを理解したあと、該当箇所を探しながら読み、問いに答える。
- 精読する:文構造や文法事項、文と文のつながり、段落間の関係などを捉えて英文の理解を深める。
- 音読する:音声を聴いてから音読する(全文の音読は最低でも5回は行う)。ネイティブスピーカーの発音を真似しながら行う。
本書を使用することで「長文問題を解くときの読み方」と「多読の勉強法」の両方がわかるようになっているのです。
上記がわかれば、本書をあえて購入する必要はありませんが、本書を通して効果を実感できます。購入して損はないかと思います。
『キムタツ式 はじめての英文速読(入門レベル)』を紹介する理由
本書は松濤舎の指導カリキュラムの中には入っていません。しかし、大変良書なのでご紹介します。
※『キムタツ式英語長文速読特訓ゼミ 難関レベル編』といった類書もあるのですが絶版になったようです。大変残念です。
『キムタツ式 はじめての英文速読(入門レベル)』の対象者
高1から始められます。
長文読解対策を始める受験生の1冊目としても有効でしょう。