『出口汪 現代文講義の実況中継』の習得レベル
レベル1:別冊問題集の50%の問題を、解答のプロセスがわかった上で、自力で解くことができる。
レベル2:別冊問題集の80%の問題を、解答のプロセスがわかった上で、自力で解くことができる。
『出口汪 現代文講義の実況中継』の使い方
本書の使い方ですが、はじめに載っている「本書の利用法」に沿った使い方を踏襲したらOKです。具体的には次の①〜③のステップで勉強します。
①まずは自力で別冊の問題集を解きます。すぐに解説を読んでもよいのですが、長期的な記憶の保持まで考えると、まずは自分で考える時間を確保したほうが頭に残りやすく、却って効率的です。本シリーズは3冊で18問の問題が載っているので、1問20分として合計6時間しかかかりません。
②じっくり解説を読み、自分の解き方との類似点・相違点を考えます。正解したかどうかは全く問題ではありません。参考書に書いてある考え方・解き方を身につけることが目的なので、著者の考え方を知識として頭に入れることに重点を置いてください。今後、この参考書を通して身につけた考え方を用いて過去問演習していきます。
③まずは本書を、解説に書かれている考え方を踏まえて解けるまで繰り返しましょう。本書を通して考え方を刷り込ませなければ、新しい問題をやっても意味がありません。これができるようになったら、本書の考え方に則ってセンター試験の過去問が解けるか確認します。点数が安定してきたら、2次試験の過去問を解きます。
ちなみに、2次試験の過去問は、解答が問題集によって異なるということが起こりえます。センター試験の過去問でも十分に実力をつけることはできますので、センター試験の過去問が安定して得点できるようになることをまずは目指しましょう。
『出口汪 現代文講義の実況中継』に関する前提
2次試験で現代文対策が必要な人向けの参考書となります。①〜③の3冊シリーズとなっていますが、3冊すべて購入するようにしましょう。
もしセンター試験でのみ現代文が必要なのであれば、『きめる! センター現代文』を使うことをお薦めします。センター試験であっても2次試験であっても本質は同じなのですが、こちらの参考書の方がセンター試験に即した解説がしてあり、即効性があります。
『出口汪 現代文講義の実況中継』の目次・問題掲載数
版 | 問題数 |
---|---|
① | 5 |
② | 7 |
③ | 6 |