>>[残席僅か]12月入塾の個別相談会はこちら

【決定版】『化学の新標準演習』の使い方とレベル

『化学の新標準演習』で取得可能な偏差値

『化学の新標準演習』で取得可能な偏差値は67.5*です。

*全統記述模試(河合塾)の偏差値

『化学の新標準演習』で合格可能な医学部・上位校

『化学の新標準演習』で合格者の平均偏差値を超える医学部・上位校は以下です。

国公立医学部

岡山、名古屋市立、筑波、金沢、山梨、新潟、広島、長崎、熊本、岐阜、信州、三重、滋賀医科、和歌山県立医科、浜松医科、鹿児島、群馬、鳥取、札幌医科、山口、福井、徳島、大分、高知、香川、愛媛、宮崎、山形、琉球、福島県立医科、富山、秋田、佐賀、旭川医科、島根、弘前

私立医学部

東京医科、昭和、東邦、自治医科、藤田医科、東北医科薬科、産業医科、近畿、兵庫医科、久留米、北里、愛知医科、杏林、日本、福岡、岩手医科、獨協医科、東海、聖マリアンナ医科、東京女子医科、帝京、埼玉医科、川崎医科、金沢医科

医学部以外

京大・阪大・名大・東北大・九大・北大・東工大・早慶

『化学の新標準演習』の習得レベル(+到達可能な偏差値)

レベル1:「確認&チェック」「例題」が8割以上解ける:偏差値60
レベル2:「標準問題」「発展問題」が5割以上解ける :偏差値65
レベル3:「標準問題」「発展問題」が8割以上解ける :偏差値67.5

『化学の新標準演習』の特徴

①教科書傍用問題集の代わりとして唯一無二|『化学の新標準演習』の特徴

化学の指定教材は、基本的に学校指定の教科書傍用問題集を採用しています。理由としては、典型問題が網羅されていることや、定期テスト対策が受験につながるようにしたいからです。

教科書傍用問題集を持っていない場合は、『エクセル化学』(実教出版)を指定しています。この教科書傍用問題集は唯一、市販されており、解説付きで購入することができるからです。基本的に教科書傍用問題集は学校の先生しか購入できないか、購入できても解説は手に入らないことが多いです。

たまに『エクセル化学』でも入手できないことがあり、その場合には『化学の新標準演習』を指定教材として採用しています。作りがほぼ教科書傍用問題集と同じであり、どちらかといえば標準〜発展レベルの問題に重きを置いているため、特に学校では教科書傍用問題集を配られないが、基本〜標準レベルの演習はしているという人向けに『化学の新標準演習』はフィットします。

問題数も、『エクセル化学』や『セミナー化学』(第一学習社)などが600問程度掲載しているところ、429問の掲載となっており、公式に当てはめるだけの簡単な問題は掲載していないところが特徴です。

②「確認&チェック」で細かい知識が確認できる|『化学の新標準演習』の特徴

教科書傍用問題集を指定教材にする理由の1つに、『化学の新標準演習』の「確認&チェック」のような、基本中の基本の知識や用語チェックができるコンテンツがあることが挙げられます。教科書傍用問題集以外ではなかなかこういったコンテンツがないのですが、『化学の新標準演習』にはあります。

③「標準問題」で典型問題を網羅|『化学の新標準演習』の特徴

「標準問題」では典型問題が網羅されています。とにかく化学は典型問題を網羅し、事前に解けるようになっておくことが対策のすべてと言っても過言ではありません。市販教材で典型問題が網羅的に対策できる唯一無二な問題集と言ってもよいでしょう。

④「発展問題」で頻出な良難問を網羅|『化学の新標準演習』の特徴

入試で出題されると差がつく比較的難易度の高い良問が「発展問題」に載っています。難易度は高いのですが、取れるレベルの問題がうまく選定されており、このまま過去問演習に入っても問題ない状態まで成績を上げることができます。

実際、「発展問題」まで8割以上が自力で解けるようになれば全統記述模試(河合塾)で偏差値67.5が取得可能です。

『化学の新標準演習』の使い方

「確認&チェック」を解く

「確認&チェック」をテスト形式で解きましょう。解けた問題には◯、解けなかった問題には×マークを累積していき、◯マークが一度もついたことがない問題を優先的に復習できるようにします。

「例題」を解く

続いて「例題」を解きます。わからなければ×マークをつけ、すぐに「考え方」や「解説」を読んでOKです。

「標準問題」「発展問題」を解く

最後に「標準問題」「発展問題」を解きます。1周目は自力で解けない問題が多いはずなので、解答(別冊)を開きながら進めてもよいです。解けたら◯マーク、解けなかったら×マークをつけてすぐに「解説」を読みましょう。

分散学習する

全科目に共通することですが、勉強は分散学習が原則となります。つまり、短期的な復習を避け、同じ問題を復習するのに3日以上空けるルールで進めることを推奨します。

よって『化学の新標準演習』も、既習範囲の最初から最後までを復習せずに1周したあと、再び最初に戻り、×マークがついた問題だけを復習する、という方法で進めれば、自然と復習感覚を最大限あけて進めることができます。

『化学の新標準演習』の前にやるべき問題集

1冊目の問題集として使用してOKです。

『化学の新標準演習』と並行すべき参考書

『宇宙一わかりやすい高校化学』シリーズ(理論・無機・有機)を参考書として併用し、わからないことがあれば参照するようにしましょう。

『化学の新標準演習』の後にやるべき問題集

『化学の良問問題集』に入ります。取得可能な偏差値は70です。

『化学の新標準演習』と代替可能な問題集

『エクセル化学』『セミナー化学』『リードα化学』『センサー化学』などの教科書傍用問題集が代替可能な問題集です。

『化学の新標準演習』の習得にかかる時間

1問あたりの目安時間:15分

『化学の新標準演習』の欠点

①構造決定の問題数が少ない|『化学の新標準演習』の欠点

これは『化学の新標準演習』だけに言えることではなく、他書でも言えることなのですが、構造決定の問題レパートリーが少ないです。構造決定はできるだけ多くの組成式や分子式のパターンを解いておいたほうがよいです。そのため『化学の新標準演習』のみで十分かと言われると不足します。

その点、『化学の良問問題集』はマニアックなほどさまざまな組成式・分子式の問題を集めているので、『化学の良問問題集』まで入ったほうがよいです。

②解説がやや不親切、発展的内容が多すぎる|『化学の新標準演習』の欠点

『化学の新標準演習』は『化学の新演習』と同じ著者ということもあり、発展的内容を紹介したいと思う気持ちが解説に出てしまっています。問題選定はその気持がよく抑えられていますが、解説の「参考」に出てしまっていますし、解説も比較的不親切な点があります。

『化学の新標準演習』の目次/問題数

問題数は、標準問題+発展問題の問題数となります。合計429問掲載されています。

問題数
第1編 物質の構成1章 物質の成分と元素14問
(化学基礎)2章 原子の構造と周期表20問
3章 化学結合①11問
4章 化学結合②10問
第2編 物質の変化5章 物質量と濃度19問
(化学基礎)6章 化学反応式と量的関係20問
7章 酸と塩基12問
8章 中和反応と塩11問
9章 酸化還元反応15問
第3編 物質の状態10章 物質の状態変化12問
(化学)11章 気体の法則16問
12章 溶解と溶解度11問
13章 希薄溶液の性質10問
14章 コロイド4問
15章 固体の構造8問
第4編 物質の変化と平衡16章 化学反応と熱・光13問
(化学)17章 電池9問
18章 電気分解7問
19章 化学反応の速さ10問
20章 化学平衡12問
21章 電解質水溶液の平衡16問
第5編 無機物質の性質と利用22章 非金属元素①14問
(化学)23章 非金属元素②8問
24章 典型金属元素12問
25章 遷移元素11問
26章 金属イオンの分離と検出8問
27章 無機物質と人間生活6問
第6編 有機化合物の性質と利用28章 有機化合物の特徴と構造7問
(化学)29章 脂肪族炭化水素10問
30章 アルコールとカルボニル化合物7問
31章 カルボン酸・エステルと油脂11問
32章 芳香族化合物①6問
33章 芳香族化合物②11問
34章 有機化合物と人間生活3問
第7編 高分子化合物の性質と利用35章 糖類(炭水化物)10問
(化学)36章 アミノ酸とタンパク質、核酸21問
37章 プラスチック・ゴム11問
38章 繊維・機能性高分子13問

『化学の新標準演習』に関するQ&A

教科書傍用問題集は持っていますが、『化学の新標準演習』もやったほうがいいですか?
重複が多いのでやらなくてよいです。『化学の良問問題集』に入ったがよいです。
『基礎問題精講』(旺文社)と『化学の新標準演習』はどちらがよいですか?
網羅性の観点から『化学の新標準演習』のほうがよいです。『基礎問題精講』は解説がわかりやすい優れた問題集ではありますが、網羅性が低いため、また別の問題集で穴を埋めなければならず重複が生じてしまいます。はじめから『化学の新標準演習』をやったほうがよいでしょう。