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【決定版】定期テストの役割と活用方法

はじめに

現役生は、年間14日×5回=70日を定期テスト対策に使います。これは年間の学習可能時間の約1/4に当たります(定期テスト対策期間は勉強時間が増えることを考慮)

よって、定期テスト対策指導は、現役生には必須です。

定期テスト対策は、学校指定の問題集のみやればいいものでありません。高校で指定される教材は難易度的に難関大受験には足らないケースが多いため、松濤舎指定の問題集を使った定期テスト対策をしてもらいます。

定期テスト対策がすべての基礎

定期テストをペースメーカーとして、テスト範囲の習得レベルを上げようと勉強するのが基本です。

定期テストで良い成績、良い学年順位、良い点数を取得すべく、勉強していってください。

入試に不要な教科には時間をかけなくてもよいです。

定期テストは最終的に必要な学力を身につけるための手段として活用するだけであって、目的ではありませんので。

学校指定の問題集だけやればよいわけではない

定期テスト対策期間は、試験の【範囲だけ】を勉強すればOKですが、試験で出される【問題集だけ】をやるのは間違っています。

その一つ目の理由は、1冊の問題集では類題演習が足りないからです。もう一冊、できたら網羅性が高く、ひと回り難しい問題が載っている問題集を使えば、定期テスト対策にもなりますし、知識体系も構築できるため大学受験対策にもなります。

それなのに「学校指定の問題集からしか定期テストは出ないから」という理由で学校指定の問題集しかやらないのは、目的と手段を取り違えています。指定校推薦を狙っているのであればまだわかりますが(それでもリスクが高すぎるので推奨しませんが)、一般入試で受験するのであれば注意が必要です。

学校指定問題集は最適化されていない

学校指定の問題集だけではいけないのにはもう一つ理由があります。

学校指定の問題集を必ずヒアリングしているのですが「どうしてこれを使っているんだろう?」というケースが多いからです。例えば、『赤チャート』(数研出版)や『ニューレジェンド』(東京書籍)などが進学校で指定されていることがあるのです。

こうした問題集を極めることに、時間を使うのは時間がもったいなさすぎます。

もし学校指定の問題集が、大学受験を見越した場合でも問題ない場合は、徹底的に学校指定の問題集をやり込むことで方針が大きくズレることはありませんが、そうでないことも多いので注意しましょう。

定期テスト期間開始14日前から対策を始める

定期テスト対策は、テスト期間開始の14日前からを目安に開始してください。

模試は7日前から、出題範囲を復習する

定期テストの話から一瞬それますが、密接に関係するので模試の話をします。模試が迫ってきたら、模試の7日前から出題範囲を復習してください。

定期テストの出題範囲は新出分野がメインとなりますが、模試の出題範囲は既習範囲すべてとなります。そのタイミングで、これまで勉強してきたこと(忘れていることも多いはずです)をひと通り復習します。

このように、定期テストは新たに習った範囲の習得レベルを徹底的に上げる期間、模試は一度習得した問題を復習する機会、という役割分担になります。

指定問題集を使い、定期テスト範囲を勉強する

定期テスト対策には、指定問題集を使った勉強もします。

例えば、年間のメインカリキュラムは英語と数学のみの人でも、定期テストで理科の勉強をする必要がある場合は、理科の指定問題集をあらかじめ購入し、定期テスト対策で使います。

結果的に定期テストの成績も伸び、後にメインカリキュラムとして理科の問題集を指定したときにも一定できるようになっているという状況を作ることができます。

勉強は後手後手になったら負けです。先手が打てるよう、高1から定期テストの範囲を終わらせていきます。

なお、松濤舎では通塾コースにおいて、定期テストの返却結果があれば提出してもらっています。どれくらいのレベルの問題が解けている・解けていないのかを直に確認し、学習計画や勉強方法指導に反映しています。