[推奨]松濤舎の指定問題集です。




目次
- 『やっておきたい英語長文』で取得可能な偏差値
- 『やっておきたい英語長文』を使って合格した大学
- 『やっておきたい英語長文』の習得レベル(+到達可能な偏差値)
- 『やっておきたい英語長文』の使い方
- 『やっておきたい英語長文』の使い方で参考になる教材
- 『やっておきたい英語長文』の1周目、2周目…の役割
- 『やっておきたい英語長文』の習得にかかる時間
- 『やっておきたい英語長文』の特徴
- 『やっておきたい英語長文』が指定教材の理由
- 『やっておきたい英語長文』の欠点
- 『やっておきたい英語長文』の前にやるべき参考書
- 『やっておきたい英語長文』の後にやるべき参考書
- 『やっておきたい英語長文』と並行すべき参考書
- 『やっておきたい英語長文』と代替可能な参考書
- 『やっておきたい英語長文』に関するQ&A
- 『やっておきたい英語長文』の目次/問題数
- 【決定版】英語の完全攻略法
『やっておきたい英語長文』で取得可能な偏差値
『やっておきたい英語長文300』(約300words) :偏差値60
『やっておきたい英語長文500』(約500words) :偏差値65
『やっておきたい英語長文700』(約700words) :偏差値70
『やっておきたい英語長文1000』(約1,000words) :偏差値75
*全統記述模試(河合塾)の偏差値
『やっておきたい英語長文』を使って合格した大学
松濤舎での合格実績を以下に記載します。
・医学部医学科
大阪大学、東京科学大学、横浜市立大学、筑波大学、広島大学、金沢大学、新潟大学、熊本大学、岐阜大学、浜松医科大学、鳥取大学、愛媛大学、大分大学、高知大学、富山大学、弘前大学、秋田大学、東京慈恵会医科大学、順天堂大学、日本医科大学、国際医療福祉大学、自治医科大学、昭和大学、東京医科大学、東邦大学、日本大学、聖マリアンナ医科大学、東海大学、東京女子医科大学、埼玉医科大学 など
・他学部
東京大学、京都大学、大阪大学、名古屋大学、北海道大学、東北大学、神戸大学、千葉大学、筑波大学、慶應義塾大学、早稲田大学、上智大学、東京理科大学、MARCH など
※代替可能な問題集を使った合格実績も含む。
『やっておきたい英語長文』の習得レベル(+到達可能な偏差値)
レベル1:問題を解いた
レベル2:リスニングした
レベル3:パラレルリーディングした
レベル4:黙読をして日本語を介さず理解できた:偏差値60, 65, 70, 75 にそれぞれ到達
『やっておきたい英語長文』の使い方
まずは問題を解きましょう。問題を解くのは、正しい英語長文問題の解き方、つまり「レントゲン読解法」を身につけるためです。詳しくは以下をご覧ください。
レントゲン読解法に基づいて問題を解いたら、次に解説を読みます。そもそも正しい方法で問題を解くこと自体が目的なので、正解/不正解はそこまで重要ではありません。解説を読んで学びになったことがあったらマークをしておくなどすれば十分です。
3回を上限に音源を使ってリスニングします。一度問題として解いている英文なので聴きやすいはずです。
リスニングは、ナチュラルスピードで英語が流れていくため、「英語の語順通りに、日本語を介さずに理解しなければならない」ため、負荷を高めた長文読解と言えます。速読に役立ちますし、もちろんリスニング対策にもなります。
リスニングをしたら、今度はパラレル・リーディングに移ります。パラレル・リーディングとは、「英文を見ながらのシャドウイング」です。従来のシャドウイングは英文を見ませんが、ここでは英文を見ながらでいいです。
ただの作業にするのではなく、英文を目で追いながら発音し、それでも英語の意味がつかめている状態にしてください。この時、まさに日本語を介さずに英語が理解できている状態になります。
最後に仕上げとして黙読をします。この際、「英語を語順通り、日本語を介さずに、英語を英語のまま理解できている」ことを確認してください。
このように、英語を介さずに理解する状態まで持っていくことが最終ゴールです。「英語→(日本語に変換)→理解」という回路でなく、「英語→理解」という回路を強化することを目指します。
上記のSTEP.1~5 を1つの長文に対して行い、終わったら次の長文に移る、というように進めます。
数学や理科の問題集と違い、「同じ問題を繰り返し定着させる」といった使い方はしません。一回一回の採点や解説読解をしっかりと行い、後で確認したいことがあればマーカーを引いたり付箋を貼っておく程度でよいでしょう。
『やっておきたい英語長文』の使い方で参考になる教材
問題を解くフェーズでは『Rise長文読解』シリーズ、リスニング以降は『速読英単語』シリーズの使い方が参考になります。参考にしてみてください。
『やっておきたい英語長文』の1周目、2周目…の役割
基本的に1周しかしません。同じ長文を何回もやるより、新しい英文を読んだ方がいいからです。
『やっておきたい英語長文』の習得にかかる時間
1長文あたり1時間です(=解くのに約30分、解説を読むのに約15分、リスニングやパラレルリーディングに約15分、合計1時間)
ただし、『やっておきたい英語長文1000』はそれぞれ1.5倍かかるため、1.5時間確保しましょう。
『やっておきたい英語長文』の特徴
①『やっておきたい英語長文』シリーズは、コストパフォーマンスが高い
この手の問題集は1冊に15問前後の掲載が多いのですが、本シリーズの場合、『やっておきたい英語長文300』で30問、『やっておきたい英語長文500』で20問、『やっておきたい英語長文700』で15問、『やっておきたい英語長文1000』で10問と、掲載数が相対的に多く、コスパが高いと言えます。
②『やっておきたい英語長文』シリーズは、音源付きになった
長文問題集で音源付きは珍しいです。
英語長文問題の解き方(=レントゲン読解法)の練習ができつつ、多読多聴もできる点が非常に優れています。改訂前は音源がついていなかったのですが、改訂版から音源付きになりました。
③『やっておきたい英語長文』シリーズは、いい意味で解説がシンプル
多くの長文問題集は、英文の構造解析をしていたり、スラッシュが書かれていたりと、解説を読むことで間違った英文の読み方につながるような解説がなされていることが多いです。
その点、本書は解説が非常にシンプルなのが良いです。英語長文は、解説を読んで学ぶというより、正しい読み方を身につけ、その方法をスムーズに運用できるようになるために使うと考えてください。
④『やっておきたい英語長文』シリーズは、「Outline」が秀逸
松濤舎で推奨する読解法「レントゲン読解法」では、①第1段落の第1文と、最終段落の最後の1~2文を読む。②各段落の第一文を読む。③設問を読む。④設問を解く頭で文章を読んでいく(次問の傍線部より手前まで)、という読み方を推奨していますが、①②でどのような情報が得られるか書かれているのが「Outline」です。
「Outline」を読むだけで、文章の大枠が掴めることを実感してほしいです。
⑤『やっておきたい英語長文』シリーズで、要約対策もできる
解説に「要約」を載せている問題集は多くありません。
東大をはじめとした要約問題を出題する大学対策として、自分で要約を作り、解説の「要約」と照らし合わせてみるとよいでしょう。
『やっておきたい英語長文』が指定教材の理由
コスパがよく、音源がついていて多読多聴ができる長文問題集は他にほぼありません。
昔から支持されているシリーズですので、相対評価である大学受験においては「他の人がやっているものを自分もやった」という安心感につながります。
『やっておきたい英語長文』の欠点
本書単体で正しい読み方が習得できるわけではありません。松濤舎の推奨する「レントゲン読解法」で問題を解き、その後は『速読英単語』シリーズと同じように①リスニング→②パラレルリーディング→③日本語を介さないで黙読、という3ステップを踏んで余すことなく活用しましょう。
『やっておきたい英語長文』の前にやるべき参考書
『Rise長文読解』シリーズと『速読英単語』シリーズを使って、英語長文の読み方・解き方と、多読多聴量の確保を行い、偏差値を2.5ずつ上げていくというカリキュラムが、松濤舎のベースにはあります。
このカリキュラムは高1から始めると高2途中で全教材が終わりますので、この後に『やっておきたい』シリーズに入ることで、さらなる多読多聴量を確保することができます。
『やっておきたい英語長文』の後にやるべき参考書
出願校になりそうな大学の過去問演習に入ってOKです。
『やっておきたい英語長文』と並行すべき参考書
わからない単語があったら『VENN4000』で調べましょう。
載っているものは暗記対象、載っていないものは文脈判断すると明確に線引きできます。
文法的にわからないことがあれば『総合英語 FACTBOOK』を紐解くようにしましょう。
『やっておきたい英語長文』と代替可能な参考書
『Rise長文読解』シリーズ
長文問題集という観点では『Rise長文読解』シリーズが代替可能な参考書と言えます。
松濤舎で『Rise長文読解』シリーズを優先的に使っている理由は、英語は問題集を解く時間より、多読多聴する時間を増やした方がいいからです。そのため、『Rise長文読解』シリーズで15問ほど解いたら、『速読英単語』シリーズで60長文ほど読む、というバランスで進めています。
これも完了したら、『やっておきたい』シリーズに入りましょう。
『速読英単語』シリーズ
多読多聴教材という観点では同じです。『速読英単語』シリーズの良いところは、一冊あたり約60長文ほど載っていて、多読多聴という点ではもっともコスパが高いという点にあります。
『やっておきたい英語長文』に関するQ&A
- 『Rise長文読解』シリーズを使わずに最初から『やっておきたい』シリーズを使ってもいいですか?
- 問題ありませんが、問題演習量と多読多聴量のバランスを考えると、『Rise』シリーズと『速読シリーズ』がオススメです。英語の長文問題は長文問題をたくさん解いたから解けるようになるわけではありません。多読多聴がベースにあり、たまに問題を解くくらいのバランスがちょうどいいです。
- 知らない単語(解説でピックアップされている単語)は全部覚えた方がいいですか?
- 『VENN4000』に載っている単語は覚える、載っていない単語は覚えなくていい、と考えてください。
- 全訳した方がいいですか?
- 不要です。問題を解く際は、問題を解くために必要な情報だけをザーッと取る練習をし、リスニングやパラレルリーディングをするときは、日本語を介さずに英語を英語のまま理解することを意識しましょう。英語全文を日本語訳するというのは学習効率が低いため避けましょう。
『やっておきたい英語長文』の目次/問題数
『やっておきたい英語長文300』:30問
『やっておきたい英語長文500』:20問
『やっておきたい英語長文700』:15問
『やっておきたい英語長文1000』:10問
【決定版】英語の完全攻略法
英語の偏差値の決まり方や対策法についてまとめました。参考にしてみてください。



