受験勉強の9割は「定着」させる時間
勉強には「理解」と「定着」の2段階があります。
はじめに理解するフェーズがあり、次に理解した内容を定着させるフェーズがあります。
受験勉強というのは、定着させる時間が9割を占めます。
理解すれば忘れにくくはなりますが、時間が立てば忘れてしまいますし、理解する要素の少ない知識(英単語や古文単語などの単純知識)は、どんどん忘れていきます。
忘れないためには、定期的に復習し、定着を図る必要があります。
つまり、受験勉強では効率的な復習が非常に重要です。
効率的に復習するためには、意図的な工夫を要する
効率的に復習するためには、下記のような工夫をしなければなりません。
- 解ける問題を解くことに時間を使わないよう◯×を付ける
- 分散学習する、時間を置いて復習することを徹底する
- 手を動かす前に、頭のなかで想起してみる
- すべてを覚えようとするのではなく、ポイントを掴もうとする
このように、知識を定着させようと、意図的に工夫することが重要なのです。
これだけ脳に負荷をかける勉強をするため、1日の勉強時間は約13時間が限界でしょう。勉強時間が重要なのではありません。復習効率の高い方法で勉強することが重要なのです。
惰性で勉強しない
逆に、以下のような惰性的な勉強は非常に非効率ですので、絶対に避けるべきです。
- いちいち◯×マークを付けるのは面倒だから何もメモせず進める
- 解けた問題が解けなくなるのが嫌だから短期的に復習する
- できる問題をやるのが楽しくて、できる問題ばかりを復習する
- 頭に負荷がかかるのはストレスだから、何も考えずに手を動かす
- 解答の流れだけを覚え、何がポイントなのかを把握しようとしない
まず「定着が受験勉強の9割を占める」という事実を理解し、次に「効率的な復習方法」を徹底することが重要です。
松濤舎では、受験勉強の9割を占める定着を効率的に行うため、徹底した指導を行っています。