▼受験観
受験勉強はいかに受験本番に試験会場で考えることを減らせるかの勝負だと考えていた。
例えば典型問題を暗記をしていなくても試験中に考えれば解けるかもしれないが、そうすると本当に考えるべき問題を考えられなかったり、考える時間がなかったりする。よっていかに準備をしていって試験当日頭を捻らなくても知っていることを答案に書けばとりあえずは合格点に乗るようにということを目標に勉強していた。
▼記憶観
なるべく丸暗記にならないように意味を考えて覚えるようにしていた。そうすることで忘れてしまうのを防ぐことができる。またそれをちゃんと使える知識として認識すると忘れにくくなるので、実際に問題を解いたりしてその知識をアウトプットさせることを意識していた。
▼モチベーション観
モチベーションを高めることは勉強の内容と同じかそれ以上に重要視していた。寝る前などはYouTubeなどで勉強法や大学についてや精神論についての内容を見るなどしてモチベーションを高めていた。
▼国語観
現代文
現代文は小論文とは違うということをすごく意識していた。現代文の問題の本文の論理構造を理解してそれをまとめれば解答と考えて勉強していた。それが分かるようになってからは現代文も独学ができるのだと感じて独学も捗るようになった。
古文
文法の神になるつもりで勉強していた。多くの人は英語は単語や文法を覚えた後に英文解釈の勉強をすると思うが、古文に関しては古典文法を終えて終わりになりがち。しっかりと古文の文章を解釈できるようにもっと深い次元で勉強をしていく。自分は古文解釈の方法という参考書でその能力を鍛えた。
漢文
句形、漢字を覚えるだけで解けるようになるので覚える量は少なくて良い科目。しかし覚えたのに初めは得点に結びつかないことが多い。それは句形、漢字についての理解がまだまだ浅いという証拠であると今考えると思う。問題演習を通してどのレベルまでの理解がいるのかを確認しながら理解を深めていった。
▼数学観
まずは解法暗記。始めて学ぶときは単元ごとに学んでいけば良いが一通り学習したら自分なりにそれぞれの解法を体系的に整理していくべき。そうすることで自分の知らない問題や難問を見た時にも自分なりの手順で考え解き崩すことができるようになっていく。
▼物理観
問題文を見ただけでその問題から何が言えるのかを考える習慣を持ってほしい。例えば、たまたま運動方程式を立てたから解けた。などのような状況ではまだまだだと思う。そうではなく「この問題は二体問題でもちろんそれぞれの物体について運動方程式を立ててもいいし、力学的エネルギー保存を立てても良いけど、運動量が保存しているから重心から見て考えてみよう」などこれくらいは少なくとも考えられるようになってほしい。よってまる付けの段階で、解答以外の別解で解けるか考えるかという作業は非常に大事。
▼化学観
化学は基本的に電子の動きを扱う学問である。覚えなくても原理を理解していれば納得できることがほとんどなので原理までに立ち返って勉強するのが結局は近道で、入試問題にも使える力となる。とはいっても典型問題の暗記は非常に大事。問題を見るだけで勝手に手が動くくらいに典型問題に関しては覚えて入試に臨む。化学は特に時間制約が厳しいので、なるべく準備していって典型問題に関しては脳を使わなくても書けるくらいにしておいて、本当に思考する必要のある問題にしっかりと時間を回せるようにする。
▼英語観
単語
英文の中でいちいち知らない単語を覚えるのは効率が悪いと思っていたので、とりあえず単語帳を覚えてこれ以降の勉強で単語でつまずくことがないようにした。単語帳を一冊覚えた後はそんなに単語は重要視していなくて、もし忘れていたら覚え直す程度であった。
文法
文法は文法問題を解くためというよりは英文解釈などのためにするというモチベーションで頑張った方が英語力がついた。文法以外の勉強をしていてもわからない文があったら毎回文法に立ち返っていた。
和訳・精読
ここの勉強が一番大事だと思っている。単語、文法から長文リスニングの橋渡しとなる部分で、重要なところだが蔑ろにされがち。しっかりと参考書を使って重点的に勉強していた。ここができるようになると長文やリスニングも勝手に伸びていく段階に入れる。
和文英訳・自由英作文
特に独学メインでやる人は例文暗記や英作文の参考書の回答を丸暗記していくことが大事。それができるようになってからやっと自分の言いたいことを英語で表現する練習を始められる。
長文
復習が命、問題を解くのにかかった時間の2,3倍は復習にかけるべき。単語、文法、解釈などどこにおいてもその文章について完璧に説明できるようにする。そうして、その完璧な状態を今後は初見で読んだ時にでもできるようにと考えると自分が何を勉強するべきかが見えてくる。
リスニング
長文問題の復習の際にシャドーイングをすることでリスニング力を高めていた。リスニングの勉強はなかなか身が入らないと思うので、長文を速読できるようになったりシャドーイングできるようになったりすることで実力を上げようとした方が結果的に伸びた。
▼模試観
模試を受けている時間自体はあまり価値がないと思っていたが、模試の問題は非常にクオリティーが高いので貴重な問題集だと思って復習していた。どの問題集、参考書を勉強したらこの問題が解けたのだろうと分析し切って、問題集、参考書で復習して、また模試を解いて復習しての繰り返し。自分で勉強しているだけだと、自分の穴に気づかないことが多く、またこの勉強意味あるのかなと思ってしまうことも多いので、模試で得点できるように、失点をなくすためにと考えて勉強していた。
▼塾観/予備校観
予備校はまとまった知識を体系的に学ぶのには非常に良い場所だと思っていた。入試で必要な知識自体は進学校であれば教えてくれるが、それを入試の得点に結びつけたり、入試の時間内に多くの問題を解き切ったりするための指導はやはり塾予備校は高校とはレベルが違う。基本的に自分は参考書のみで独学で勉強できると考えているが、塾で唯一学べるとしたらそういった入試で得点に直結させる能力である。
▼参考書観/問題集観
・自分は塾に行ったりもしていたが市販の参考書を一番の根幹的な教材として勉強していた。学校や塾の授業でわからないことがあったら参考書に立ち返って勉強していた。参考書であればいつでも見返して勉強できるのでそこをベースに学習すると一番定着すると考えている。
・問題集に関しては、高いレベルになってくると問題を解くことでしかレベルアップしていくことはできないと考えているので、問題演習をたくさんこなしてその復習をしてというサイクルを回すために問題集は多く揃えて勉強していた。
▼友人観
自分は受験期に友達が多いとどうしても傷の舐め合いになってしまうことが多いと感じていたので、本当に深い相談をできるような2,3人の友達とはあまり交流を取らないようにしていた。
▼学校観
学校の授業は無駄だと考えていた。教科書を読めば分かるような内容を、色々なレベルの生徒がいる教室でただ教えている時間がずっと続くのは非効率であると考えていた。
▼部活観
特に高校1,2年生のうちは部活と並行しながら勉強をやれば良いと思う。高校1,2年生のうちでそれくらいの両立もできなければ、受験生で本当に最後詰め込まないといけない時に体力的にも精神的にも弱くすぐキャパオーバーしてしまい受験で勝てないと思う。