目次
- 『英熟語ターゲット1000』で取得可能な偏差値
- 『英熟語ターゲット1000』で合格可能な医学部・上位校
- 『英熟語ターゲット1000』の習得レベル(+到達可能な偏差値)
- 『英熟語ターゲット1000』の使い方
- 『英熟語ターゲット1000』の1周目、2周目…の役割
- 『英熟語ターゲット1000』の習得にかかる時間
- 『英熟語ターゲット1000』の特徴
- 『英熟語ターゲット1000』の欠点
- 『英熟語ターゲット1000』の前にやるべき参考書
- 『英熟語ターゲット1000』の後にやるべき参考書
- 『英熟語ターゲット1000』と並行すべき参考書
- 『英熟語ターゲット1000』と代替可能な参考書
- 『英熟語ターゲット1000』に関するQ&A
- 『英熟語ターゲット1000』の目次/問題数
- 【決定版】英語の勉強方法と年間スケジュール
『英熟語ターゲット1000』で取得可能な偏差値
『英熟語ターゲット1000』で偏差値75が取得可能です。
*全統記述模試(河合塾)の偏差値
『英熟語ターゲット1000』で合格可能な医学部・上位校
松濤舎での合格実績を以下に記載します。
・医学部医学科
大阪大学、東京医科歯科大学、横浜市立大学、筑波大学、広島大学、金沢大学、新潟大学、熊本大学、岐阜大学、浜松医科大学、鳥取大学、愛媛大学、大分大学、高知大学、富山大学、弘前大学、秋田大学、東京慈恵会医科大学、順天堂大学、日本医科大学、国際医療福祉大学、自治医科大学、昭和大学、東京医科大学、東邦大学、日本大学、聖マリアンナ医科大学、東海大学、東京女子医科大学、埼玉医科大学 など
・他学部
東京大学、京都大学、大阪大学、名古屋大学、北海道大学、東北大学、神戸大学、千葉大学、筑波大学、慶應義塾大学、早稲田大学、上智大学、東京理科大学、MARCH など
※代替可能な問題集を使った合格実績も含む。
『英熟語ターゲット1000』の習得レベル(+到達可能な偏差値)
瞬時に意味が思い浮かんだ単語数をカウントし、8割以上答えられるようになったら、合格者平均偏差値75の大学まで対応可能です。
『英熟語ターゲット1000』の使い方
英単語(英熟語)の効率的な暗記方法は科学的に調べられています。結論、①想起学習、②分散学習です。つまり、テスト形式で勉強していき、復習期間は出来るだけ空けて勉強するのです。忘れてから思い出し直した方が長期記憶に定着します。これを踏まえて次のように使います。
英熟語を見て意味が想起できるかテストしていく。
覚えていたら⚪︎マーク、知らなかったら×マークを累積していく。これを続けていく。
最初から最後まで1周したら、再び最初に戻り、⚪︎マークがついていない熟語だけを復習する。
『英熟語ターゲット1000』の1周目、2周目…の役割
1周目はすでに知っている熟語かどうかの選別を行います。知っている英熟語も多いため、1周目で⚪︎マークがつくものも多いはず。1周目は出来るだけスピーディーに終わらせることがコツです。
2周目以降は定着させるための周回になります。とはいえ、定着させるためにやれる工夫はあまりありません。テスト形式で、復習までの期間は空けて、繰り返すだけ。⚪︎マークがついていない問題だけを復習すると効率的です。
『英熟語ターゲット1000』の習得にかかる時間
1日180語、1語30秒、1日30分で進めると、1週間で1周できます。習得までにかかる時間は人によりますが、このペースで進めていけば、1ヶ月ほどでほぼ覚えきれるでしょう。
『英熟語ターゲット1000』の特徴
『英熟語ターゲット1000』は、英熟語帳として申し分ない
直近8年分の入試問題を分析したうえで、よく使われている英熟語が選定されています。直近の入試問題は「問題文のさらなる長文化」「熟語・慣用表現の多量化」があり、後者に対応するために本書はますます重要になっているとのことです。ただし、松濤舎では、前者については同意ですが、後者についてはさほど感じたことがなく、また英熟語は沼(=やりだしたらキリがなく費用対効果が低い)という認識です。そのため本書を指定教材には組み込んでいません。代替参考書については後述します。
『英熟語ターゲット1000』は、長年支持されている
初版の発売から40年経っており、長年多くの受験生に支持されているのも大きな特徴です。長年使われているからいい単語帳とも言い切れないのですが、売れ続けるために継続的に掲載語の見直しや改善もされているでしょうから、そういった意味では英熟語帳を使うとしたら本書でいいのではないでしょうか。英熟語は網羅性を求めるのは非常にコスパが悪いため、やるとしたら、どれか1冊を好みで選んでやるのがよいでしょう。
『英熟語ターゲット1000』は、でる順で掲載されている
「でる順」で掲載されている点も特徴です。ただし、ほとんどの単語帳も「でる順」で掲載されていますので、この点はさほど特徴と言えないかもしれません。
『英熟語ターゲット1000』は、もっとも多く使われている意味が掲載されている
入試問題をもとに「どの意味が最も多く出題されているか」を分析し、それを優先的に載せています。
『英熟語ターゲット1000』 には、テスト形式で勉強しやすい工夫がある
ページを折ればテスト形式で覚えることができます。見出し語を見て、日本語の意味が答えられるかをテストしながら進めていくと「想起学習」できます。
また、「英→日 ファイナルチェック」「日→英 ファイナルチェック」というテストできるコンテンツも巻末に載っています。このようにテスト形式で勉強できるコンテンツが載っているのは非常に優れた教材と言えます。
『英熟語ターゲット1000』は、アプリでも使える
公式アプリ「ターゲットの友」があるので、スマホを使って覚えたい人には便利でしょう。すぐに音声が再生できるところはアプリだからこそ得られるメリットでしょう。
『英熟語ターゲット1000』は、音源がついている(無料)
音声をダウンロードすることで音声を確認することもできます。
『英熟語ターゲット1000』は、有意味暗記する工夫がされている
「グルーピングで覚える240」「形で覚える240」「文法・構文で覚える170」といったような有意味暗記させる工夫がされています。
『英熟語ターゲット1000』は、発展学習にも対応
難熟語Plus80というコンテンツがあり、さらに難しい英熟語まで覚えられるようになっています。やはりどこまで覚えたらいいかの境界線が曖昧になりがちなのが英熟語で、覚えられたらベターだとは思いますが、かけた労力がどこまで点数として跳ね返ってくるかは疑問です。
『英熟語ターゲット1000』の欠点
英熟語帳としては完成形に近いと考えています。掲載情報も必要十分ですし、沼になるところを1000語に区切っているのはいいのではないでしょうか。ただし、松濤舎では『Vintage』や『Next Stage』といった文法問題集に掲載されているイディオム暗記だけで十分と考えていますし、志望校によって強化する必要があれば多読多聴教材として指定している『速読英熟語』に掲載されている英熟語を追加で覚えることを推奨しています。
『英熟語ターゲット1000』の前にやるべき参考書
英熟語暗記を始めるなら、まずは『Vintage』や『Next Stage』といった文法問題集でのイディオム暗記を優先しましょう。多読多聴教材として『速読英熟語』は非常に優れており、医学部・上位校合格者からの評価も高いので、ここに載っている英熟語を覚えるというのも無駄がなくてよいです。そのあとに、もし英熟語暗記が志望校的に重要なのであれば本書『英熟語ターゲット1000』に入るのがよいでしょう。
『英熟語ターゲット1000』の後にやるべき参考書
ありません。英熟語暗記は点数への跳ね返りが小さいので、やるとしても本書一冊で十分です。やるとしても、です。
『英熟語ターゲット1000』と並行すべき参考書
特にありません。
『英熟語ターゲット1000』と代替可能な参考書
繰り返し書いていますが、『Vintage』や『Next Stage』などの文法問題集で基本的には十分で、さらに追加するなら『速読英熟語』を多読多聴教材として使いながら英熟語を別途覚える、というのが経済的にもいいでしょう。
英熟語はどこまでやるかの見極めが必要ですが、松濤舎がメインに指導している医学部・上位校受験においてはまず不要です。私立文系で熟語が多く出題される場合は、勉強する科目も少ないので、英熟語に時間をかけてもいいとは思います。
『英熟語ターゲット1000』に関するQ&A
- 『英熟語ターゲット1000』まで入るべきですか?
- 英熟語帳を必要とする人はほぼいないと考えてOKです。出願校によって英熟語の出題が多い場合は追加するといいでしょうが、英単語暗記や他の勉強のほうが優先度が高く、そちらが終わっていない人のほうが多いケースが多いです。
『英熟語ターゲット1000』の目次/問題数
Part | 内容 |
---|---|
1 | 絶対覚えておきたい180 |
2 | グルーピングで覚える240 |
3 | 形で覚える240 |
4 | 文法・構文で覚える170 |
5 | ここで差がつく難熟語170 |
【決定版】英語の勉強方法と年間スケジュール
医学部・上位校向けに、英語の勉強方法と年間スケジュールをまとめました。参考にしてみてください。