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【合格体験記】大分大学 医学部医学科(現役・男性)

▼入塾時期

高2の8月

▼成績

※塾生のみ公開

▼合格校

大分大学医学部医学科
昭和大学医学部医学科(Ⅱ期1次合格)

▼勉強時間

▼英語の勉強で重要だったこと

単語を覚えることが重要だった。

システム英単語を単語カードを使って習得したあとは過去問で出てきたときに確認したり、VENN4000を使って抜けがないかを確認したりした。

▼数学の勉強で重要だったこと

FocusGoldを徹底するだけで十分だった。

多くの問題が典型問題であり、FocusGoldでの既習事項なので、完璧にした後は過去問演習を通してどうやったら既習事項に結び付くかを考えてやると良い。

▼国語の勉強で重要だったこと

現代文は、読み方と選択肢の選び方を習得する以外にすることはなく、あまり時間を割かなくてよい。

古文では古文単語、漢文では句法を習得することが重要だった。
漢文は句法さえ押さえれば安定してとることができるため、優先的に進めておくとよいと思う。

▼物理の勉強で重要だったこと

公式の意味を理解して使うことが非常に重要である。イメージすることができれば丸暗記は不要であるため、理解を大事にしてほしい。

公式の適用条件、意味を正しく理解すればどんな問題でも対応できる。一見解いたことのない問題でも、何かしら”似た形”の問題をやっていることが多い。

▼化学の勉強で重要だったこと

理解科目で最も暗記量が多い科目で、暗記が大事だと思う。

理論分野は理解さえすれば安定してとることができるので、理解を大事に。
無機、有機、高分子は暗記事項が多いため、分散学習でしっかりと時間を割いていけばよい。
大分大学は教科書を読み込んでおくことが重要だった。

▼松濤舎の指導でよかったこと

▽個別の課題作成、スケジュール立て

やるべきことが明確になるので、取り組むことに集中できた。
似たような参考書はたくさんあって悩みだすときりがないので、先生に選んでもらったものを進めるのが確実だと考えた。

▽勉強のやり方、問題集の使い方

松濤舎に入る前は、授業を聞いて理解することが普通だと思っていたが、実際は参考書や問題集ベースで進めたほうが速かった。授業では自分が理解できている問題を解説する時間は無駄であるし、まだ自分には難しすぎる(=基礎を固める段階のとき)問題の解説を聞くのも結局、理解できないことが多い。

▽補助教材

数学の補助教材を活用してただその問題ができるようになるだけではなく、ほかの問題で使うことのできるポイントを意識して進めることができた。

▽進捗管理シート、過去問管理シート

習得レベルがあがると実際に偏差値がついてくる実感が得られたのでモチベにつながった。

▽志望校決め、進路相談

大分大学に出願した後、倍率が6倍だったことを気にしていたが、先生は気にする必要がないとおっしゃっていて、実際そうだったのだと思う。

▽各大学の入試終了後の電話サポート

私立入試で自信を失いそうだったが、先生から連絡をいただき最後までやり抜くことができた。

▼役に立った松濤舎の記事

▼入塾後に変わった勉強方法、考え方、学習観

入塾前は勉強習慣が身についていなかったが、難関大合格者の勉強時間を知ってからは徐々に増やすことができた。

>参考記事:難関大合格者は、正しい”学習観”を持っている

▼これから受験する人へのアドバイス

過去問演習で最初から点数を取ることができず焦ることがあるかもしれませんが、過去問演習を通して解き方がわかると、そこから大きく伸びるので最後まで諦めず頑張ってください!

▼松濤舎による振り返り

入塾のきっかけ

都内の有名進学校に通っていました。高1から鉄緑会に通おうと思ったものの、学力が足りず、大手塾の短期講座をたまに受講する程度で、ご自身で勉強されていました。成績には伸び悩んでおり、高2時点の成績(第3回全統高2模試)は、英語73点(偏差値49.4)、数学132点(偏差値61.3)と厳しい状況でした。

しかし、私としては「あの難しい中学受験を通った子が成績に伸び悩むのは、やるべきことに時間がかけられていないだけ」という前提で考えます。実際、以下の記事まとめたように、中学受験組が大学受験で失敗する原因はほぼ同じなのです。よかったら参考にしてみてください。

入塾後の学習・成績変遷

入塾前、数学は『4ステップ(数研出版)』をやるに留まっていたため、明らかに医学部受験に必要な偏差値には問題パターンが足りていませんでした。そこで『Focus Gold』の星3までを完璧に仕上げ、分野によっては星4まで取り組みました。

その結果、最後の全統記述模試(第三回・10月)では偏差値は70まで取れるようになり、医学部合格に十分な成績になっています。

英語は、偏差値が20ほど上がりました。『システム英単語』『VENN4000』で徹底的に語彙量を増やし、速単シリーズ3冊、Riseシリーズ3冊、合計6冊の多読多聴を行った結果、偏差値65前後を安定的に取れるようになっています。

理科は、現役生ということもあり時間との勝負で、最後の全統記述模試(第三回・10月)で偏差値を出すまでには間に合いませんでしたが、本番までには知識を入れ切りました。理科はエクセル化学+良問問題集、物理はセミナー物理+良問の風+名問の森(一部)、というラインナップです。

中高一貫進学校生の勝ち筋は「学習指導要領の徹底」に尽きる

中高一貫進学校に入学するだけの頭脳があれば、国公立医学部への現役合格は簡単です。

現役合格できないケースの大半は、「講義のある塾に行くことが当たり前」になってしまっており、レベルの合っていない講義を受けてオーバーワークになるか、レベルの低い講義を受けて時間を無駄にすることで、必要十分な知識量を定着させるのに必要な演習時間が足りず、受験期を迎えてしまうことが原因です。

一方、地方公立高校生にとって、集団講義の塾に行くことは”当たり前”ではありません。幸いにして、そういった塾が近くにないのです。地方公立高校で難関大に合格している先輩は、学校指定教材をはじめとする市販教材を徹底しており、定期テストや模試で良い成績をとっています。そのまま、大学受験も合格します。これが勝ちパターンとしての”当たり前”になっているのです。

この”当たり前”の違いによって、有名進学校の頭脳明晰な子が成績に伸び悩み、地方公立高校に通いながら国公立医学部への現役合格を果たしているのです。

今回のケースは、中高一貫進学校生が演習中心の学習に切り替えることで順調に偏差値を上げ、国公立医学部に現役合格した好例です。

参考になれば幸いです。