A. 覚えるまで。ただし覚え方が重要です。
有意味暗記>分散学習>>丸暗記
「何周したらいいですか?」という質問からは、「何度も繰り返したくない」といった消極的な姿勢と、「定着させるためには工夫が必要である」という考えを持っていないことの2つが感じ取れます。
回数を繰り返すより有意味暗記する方が定着し、繰り返す回数が少なくて済みます。
単純暗記しなくてはならないとしても、回数よりも間隔の方が重要です。
つまり、どれだけ間隔を空けて勉強するかの方がポイントなのです。集中学習ではなく分散学習をしましょう。できるだけ復習するまでの間隔を置いたほうが、長期的に記憶を保持できることが科学的に知られています。
短期的に復習しても、短期間しか記憶を保持できません。最低でも3日は間隔を置くようにしてください。
一度覚えたことを忘れてしまうことを恐れてはいけません。敢えて忘れさせてから思い出したほうが定着します。
覚える前で繰り返せ。回数を減らすために工夫せよ
結論としては、覚えるまで繰り返す必要はあるが、繰り返す回数を減らすために有意味暗記をしたり、分散学習をするといった工夫をしましょう、ということです。
英単語暗記に関しても「意識的な暗記では、学習効率を踏まえると5回の繰り返しを目安とするのがよい」「不随意学習では最低12回は必要である」ということはわかっていますが、何回繰り返したらOKというのはありません。