単語と文法を覚えたのに、点数が取れない・・・
共通テストの全科目の中で一番点数が取りにくいのが「古文」だと断言できます。
なぜなら、単語帳は1冊ほぼ覚えて、文法問題集(ワーク)も1冊解けるようになっても点数が取れないからです。
では、これ以上に何が必要なのでしょうか?
現代文と違い、古文は文中の情報だけでは読み解けず、背景知識が必要になります。
それが、古文常識なのです。
古文常識がないと状況理解できない
古文は、たとえ単語と文法の知識を使って現代語訳できたとしても、その行動が意味していることを知らなければ意味が掴めません。
しかも、そういった当時の(貴族の)習慣や風俗に絡んだ問題こそが出題されやすいのです。
すなわち、古文常識は、古文単語と同じように「知っていなければ解けない知識」なわけです。
古文単語を覚え、古文文法を覚えた人にとって、残るピースは古文常識です。
学校では古文常識を網羅できない
しかし、学校では古文常識を網羅的には教わりません。
教科書に出てきた文章に絡むことは教えてもらえるかもしれませんが、すべてをカバーしているわけではないのです。学校の勉強だけでは足りないということです。
市販の「古文常識」系の参考書はオーバーワーク
学校で習わないのであれば、自分で補う必要がありますが、市販されている古文常識の参考書は完全にオーバーワークです。
たとえば、「装束」「宮中の名称」「位の名称」まで載っていますが、不要です。参考書として売るには一定のページ数が必要なため、不要な知識まで載せてしまっているのです。
多くの受験生にとって、古文が総合点に占める割合は3%*ほど。そのために古文常識の参考書を1冊覚えるのは、あまりにコスパが悪いです。
*共通テストと2次試験が同得点、共通テスト900点のうち古文が50点とすると、50÷1800≒3%
過去問25年分を調査し「解くために必要な古文常識」をピックアップ
以上の状況から、松濤舎では、必要十分な古文常識を知るため、過去25年分の共通テスト+センター試験の問題を調査しました。
すべての年度に対し、解くのに必要な「必要十分な古文常識」をまとめたのです。古文の過去問を25ヵ年やる必要はありませんが、古文常識はひと通り知っておくとよいでしょう。
何度も同じ古文常識が求められる!
25年分を調査しましたが、必要な古文常識はそれほど多くありませんでした。
なぜなら、何度も同じ古文常識が求められていたからです。
特に「恋愛の流れ」「出家の意味」といった古文常識は、数年に1回は登場しているので絶対に知っておくべきでしょう。
「知らないと解けない・古文常識25ヵ年」で数点伸ばそう
古文常識が設問に直接関係することもあり、それだけで数点アップが望めます。
50点配点の古文で数点上がるのは非常に大きいです。設問にダイレクトに関わらずとも、状況理解が容易になれば正答率は確実に上がります。
松濤舎オリジナル教材「知らないと解けない・古文常識25ヵ年」で、25年分の古文常識を網羅しておきましょう。
価格
価格:3,300円(税込み|PDF)
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