漠然と勉強しない
すべての教科において言えることですが、勘所を知らないまま、漠然と勉強するのは非常に効率が悪いです。
どんな状態になることを目指し勉強するのか、何を得ることが目標か、何に注意すべきなのか、などを知らないまま勉強してはいけません。
英語は時間をかけるべきだからこそ効率重視
英語は文系・理系問わず、総合得点に対する配点が高い教科です。
文系の場合はほとんどの大学においてもっとも配点が高い科目、理解の場合は数学について2番目に配点が高い科目です。
さらに、英語は言語なので、絶対的な時間を確保し、長く触れなければなりません。そのため、効率的に勉強しなければ、時間を大きく無駄にしてしまいます。
さて、近年「第二言語習得論(SLA)」という分野の本が大きく出版され、購入しやすくなってきました。エビデンスベイスドな勘所を掴めると努力の矛先が明確になり、効果的な学習が可能となります。
推薦本
『英単語学習の科学』
英単語の覚え方を科学的に教えてくれる本です。
英単語は英語の土台であり、長文読解力との相関係数がr=0.78というもっとも重要なファクターなのです。
よって、英単語暗記を効率的に行うことは極めて重要なのですが、本書はそんな英単語の正しい習得方法を具体的かつ実戦的に指南してくれる本なのです。
[PR]松濤舎では、これまでの本書の内容と指導経験を踏まえ、『システム英単語』はカード型で勉強するよう指導しています。
『英語リーディングの科学』
英語リーディングの科学 ―「読めたつもり」の謎を解く
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卯城 祐司
研究社
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大学受験の英語では長文読解問題の占める割合が大変高いです。
そんな長文読解の勘所がよくまとめられています。特に音読の章はインパクトがありました。
『英語教師のための第二言語習得論入門 』
本書のサマリーは「英語上達のコツは、大量の理解可能なインプットと少量のアウトプットである」です。
英単語、英文法、構文暗記を通して長文読解の土台を作ったあと、英語長文を多読していきます。