漠然とした勉強を避ける
すべての教科において言えることですが、勘所を知らないまま、漠然と勉強するのは非常に効率が悪いです。
どのような状態を目指して勉強するのか、何を得ることが目標か、何に注意すべきなのか、などを知らないまま勉強してはいけません。
英語は時間をかけるべきだからこそ効率重視
英語は文系・理系を問わず、総合得点において配点が高い教科です。
文系の場合はほとんどの大学においてもっとも配点が高い科目、理解の場合は数学について2番目に配点が高い科目です。
さらに、英語は言語なので、絶対的な時間を確保し、長く触れなければなりません。そのため、効率的に勉強しなければ、時間を大きく無駄にすることになります。
さて、近年「第二言語習得論(SLA)」という分野の本が大きく出版され、購入しやすくなってきました。エビデンスに基づく勘所を掴むことで、努力の方向性が明確になり、効果的な学習が可能となります。
推薦本
『英単語学習の科学』
英単語の覚え方を科学的に教えてくれる本です。
英単語は英語の土台であり、長文読解力との相関係数がr=0.78というもっとも重要なファクターなのです。
よって、英単語の暗記を効率的に行うことは非常に重要です。本書は、英単語の正しい習得方法を具体的かつ実践的に指南してくれます。
[PR]松濤舎では、これまでの本書の内容と指導経験を踏まえ、『システム英単語』はカード型で勉強するよう指導しています。
『英語リーディングの科学』
英語リーディングの科学 ―「読めたつもり」の謎を解く
posted with amazlet at 19.07.21
卯城 祐司
研究社
売り上げランキング: 186,938
研究社
売り上げランキング: 186,938
大学受験の英語では長文読解問題の占める割合が大変高いです。
そんな長文読解の勘所がよくまとめられています。特に音読の章はインパクトがありました。
『英語教師のための第二言語習得論入門 』
本書の要点は「英語上達のコツは、大量の理解可能なインプットと少量のアウトプットである」です。
英単語、英文法、構文暗記を通して長文読解の土台を作ったあと、英語長文を多読していきます。