特別企画|第一回共通テストの振り返り

【速報】2021年度共通テスト政治経済の総評・難易度
※松濤舎生徒の自己採点結果、予想平均点を踏まえた総評・難易度です。
・難易度:標準的
・総評:資料や図を読み取る問題が増えたり論理的に考えさせる問題が増えましたが、レベル的には例年通りだったと言えます。
2021年度共通テスト政治経済(問題)
2021年度共通テスト政治経済(正解)
共通テストの政治経済の特徴(正式発表)
共通テスト政治経済の「問題作成の方針」には下記のような記載がありました。
- 現代における政治、経済、国際関係等について多面的・多角的に考察する過程を重視する。
- 現代における政治、経済、国際関係等の客観的な理解を基礎として、文章や資料を的確に読み解きながら、政治や経済の基本的な概念や理論等を活用して考察する力を求める。
- 問題の作成に当たっては、各種統計など、多様な資料を用いて、様々な立場から考察する問題などを含めて検討する。
要は、資料やデータを読み解く問題が増加することが予想されます。センター試験でも同様の問題は出題されていましたが、その割合がさらに増える見込みです。
共通テストの政治経済の配点(正式発表)
センター試験と変わりがないため、特に気にする点はありません。
- 配点:100点
共通テストの政治経済の解答時間(正式発表)
センター試験と変わりがないため、特に気にする点はありません。
- 解答時間:60分
共通テストの政治経済の解答方法(正式発表)
センター試験と変わりがないため、特に気にする点はありません。
- 解答方法:全問マーク式
共通テストの政治経済の大問数(正式発表)
- 大問4題
センター試験と同じ4題でした。問題数自体は減ったものの、問題冊子のページ数は3割ほど増えました。
共通テストの政治経済の問題設定(正式発表)
資料の読み込み量は増えましたが、出題形式自体はセンター試験とほぼ同じと考えてOKです。他科目でも見られるようになった具体的な場面を想定した問題設定がありました。
しかし、多くはセンター試験で見られた形式(あるいはその変形)であるといえます。
共通テストの政治経済の難易度(試行調査とセンター試験の比較)
試験 | 得点率 |
---|---|
第2回試行調査 | 49.29% |
センター試験本試験(過去5年の平均) | 57.87% |
もともと試行調査は平均正答率50%になるよう調整されていたため、想定通りの難易度だったと思われます。ただし、本番では正答率60%となるよう少々易化すると予想されます。
共通テストの政治経済対策
教科書+参考書+過去問演習メインで
共通テスト対策では、教科書が最も重要です。教科書を中心に、参考書も併用することで知識が定着しやすくなります。共通テスト用の参考書がない場合でも、センター試験用の参考書を代用することが可能です。
教科書と参考書でインプットを行った後は、センター試験の過去問を数年分解いてアウトプットを通じて知識を定着させてください。「共通テストへの道」は分野ごとにまとまっている上に解説がすぐ近くにあって使いやすいためオススメです。
共通テスト模試、予想問題集も
共通テスト模試や予想問題集も必ず実施しましょう。
共通テストの政治経済対策|参考書・問題集
参考書
問題集
共通テストの政治経済|予想問題集
過去問がないに等しいこと、そしてどんな形式で出題されても動揺しないために、予想問題集は必須となります。Z会の共通テスト実戦模試を使うことをオススメします。