
特別企画|第一回共通テストの振り返り

【総括】2021年度共通テスト地学の総評と難易度
※松濤舎生徒の自己採点結果、予想平均点を踏まえた総評・難易度です。
・難易度:やや易化
・総評:図やグラフの読み取り問題が多く、細かい知識が必要な問題が減ったため、全体的に難易度はやや易化しています。
2021年度共通テスト地学(問題)
2021年度共通テスト地学(正解)
共通テストの地学の特徴(正式発表)
共通テスト地学の「問題作成の方針」には下記のような記載がありました。
- 科学の基本的な概念や原理・法則に関する深い理解を基に、基礎を付した科目との関連を考慮しながら、自然の事物・現象の中から本質的な情報を見いだしたり、課題の解決に向けて主体的に考察・推論したりするなど、科学的に探究する過程を重視する。
- 問題の作成に当たっては、受験者にとって既知ではないものも含めた資料等に示された事物・現象を分析的・総合的に考察する力を問う問題や、観察・実験・調査の結果などを数学的な手法を活用して分析し解釈する力を問う問題などとともに、科学的な事物・現象に係る基本的な概念や原理・法則などの理解を問う問題を含めて検討する。
要は、実験室での実験を想定した抽象的な問題ではなく、身近な事象を題材にした問題がより多く盛り込まれた問題になりそうだということです。また、グラフやデータの読み取り問題、実験問題も増えることが予想されます。
ただし、こういった思考力を問うような問題はセンター試験でも出題されていたので安心してください。
共通テストの地学の配点(正式発表)
センター試験と変わりがないため、特に気にする点はありません。
- 配点:100点
共通テストの地学の解答時間(正式発表)
センター試験と変わりがないため、特に気にする点はありません。
- 解答時間:60分
共通テストの地学の解答方法(正式発表)
センター試験と変わりがないため、特に気にする点はありません。
- 解答方法:全問マーク式
共通テストの地学の大問数(正式発表)
- 大問の選択がなくなる(全問必答)
「センター試験で出題されてきた理科の選択問題については、設定しないこととする」と大学入試センターが公表したとおり、全大問が必答となります。
センター試験では、「大問6題(大問1~4:必答、大問5~6:選択)」という形式でしたが、試行調査では大問5題が必答でした。
共通テストの地学の難易度(試行調査とセンター試験の比較)
試験 | 得点率 |
---|---|
第2回試行調査 | 42.02% |
センター試験本試験(過去5年の平均) | 45.37% |
センター試験は平均点が60点になるよう難易度調整されていましたが、それでも約45%と低かったのが特徴です。平均30点台の年もあったので、共通テスト本番は試行調査と同程度のレベルがされると予想されます。
共通テストの地学対策
学校指定の「教科書傍用問題集」で対策を
個別試験対策として行うのは、教科書傍用問題集+過去問で、ここにセンター試験の過去問をやっていれば問題ありません。
共通テスト模試、予想問題集も
センター試験でも思考力を問う問題が多く出題されていましたが、共通テスト模試や予想問題集も活用して形式に慣れておきましょう。
共通テストの地学|直前対策
「【決定版】共通テスト地学で9割取る対策・勉強法・参考書・問題集(問題・正解・総評あり)」に関するQ&A
- 共通テスト地学の難易度はどのように変わるのか?
- 2021年度の共通テスト地学は、図やグラフの読み取り問題が多く、細かい知識が必要な問題が減少したため、全体的に難易度はやや易化しています。過去のセンター試験と比較しても、受験者の得点率が上がる可能性があります。
- 共通テスト地学の配点はどうなっているのか?
- 共通テスト地学の配点は100点で、センター試験と変わりありません。受験生はこの配点を考慮し、効率的に学習を進めることが重要です。
- 共通テスト地学の解答時間はどれくらいか?
- 共通テスト地学の解答時間は60分です。センター試験と同様の時間設定であるため、時間配分を意識した学習が求められます。
- 共通テスト地学の問題形式はどのようになるのか?
- 共通テスト地学では全問必答形式が採用されます。これにより、受験生は全ての大問に取り組む必要があり、戦略的な学習が必要です。
- 地学の共通テスト対策におすすめの参考書は?
- 地学の共通テスト対策には、学校指定の「教科書傍用問題集」と過去問を組み合わせることが効果的です。また、共通テスト模試や予想問題集も活用すると良いでしょう。
- 共通テスト地学の直前対策には何をすべきか?
- 直前対策では、過去問の復習や模試の受験が重要です。特に、問題形式に慣れるための演習を重視し、時間配分を意識した学習を行いましょう。
- 共通テスト地学の特徴は何か?
- 共通テスト地学は、科学的な探究過程を重視した問題が多く、実験や観察に基づく問題が増加しています。これにより、実践的な理解が求められます。
- 共通テスト地学で9割を取るための勉強法は?
- 9割を目指すためには、基礎知識の徹底と過去問演習が不可欠です。また、図やグラフの読み取り能力を高めるための練習も重要です。
- 共通テスト地学の試験対策で注意すべき点は?
- 共通テスト地学では、全問必答形式のため、苦手な分野を克服することが重要です。特に、思考力を問う問題に対する対策を怠らないようにしましょう。
- 共通テスト地学の問題における思考力の重要性は?
- 共通テスト地学では、思考力を問う問題が増加しています。受験生は、単なる知識の暗記だけでなく、問題を分析し解決する力を養うことが求められます。