
[注意]松濤舎のメイン教材ではありません。
『英文標準問題精講』で合格可能な医学部・上位校
松濤舎での合格実績を以下に記載します。
・医学部医学科
大阪大学、東京科学大学、横浜市立大学、千葉大学、筑波大学、広島大学、金沢大学、新潟大学、熊本大学、信州大学、岐阜大学、浜松医科大学、鳥取大学、愛媛大学、大分大学、福島県立医科大学、群馬大学、高知大学、宮崎大学、香川大学、富山大学、弘前大学、秋田大学、慶應義塾大学、東京慈恵会医科大学、順天堂大学、日本医科大学、国際医療福祉大学、自治医科大学、昭和大学、東京医科大学、東邦大学、日本大学、聖マリアンナ医科大学、東海大学、帝京大学、東京女子医科大学、埼玉医科大学 など
・他学部
東京大学、京都大学、大阪大学、名古屋大学、北海道大学、東北大学、一橋大学、神戸大学、慶應義塾大学、早稲田大学 など
※代替可能な問題集を使った合格実績も含む。
『英文標準問題精講』の特徴
ハンディでコンパクトにまとまっており、1冊をやりきろうという気持ちにさせる点が良いです。
しかし、悪い点も存在します。
まず、シンプルにオーバーワークです。本書は英検1級レベルですが、医学部・上位校であっても英検は準1級レベルあれば問題ありません。
東大でも、レベル的には同シリーズの『基礎 英文問題精講』で足りますが、その上位互換が『英文解釈の技術100』なので、こちらを使うことを推奨します。
そもそも、東大をはじめとする合格者からの評判は、本書がそれほど良い問題集ではないというものです。一応、構造分析の図は載っていますが、わかりにくく、読み方の実力向上には寄与しません。
最後に、細かいですが意訳が多く、独学しにくいという欠点もあります。
『英文標準問題精講』に関する前提
本書は「構造解析(英文解釈)」を目的として使用します。
松濤舎では、構造解析を長文読解のためと位置づけています。
その観点からは『英文解釈の技術100』が上位互換の問題集となります。その理由は2つあります。
5文型の図解
『英文解釈の技術100』には、SVOCが振ってあり、5文型の解説があり、図解もされています。
長文は、少なくともSVを探しながら読んでいく必要があります。複雑な英文では5文型まで見抜く必要があります。5文型がわかるからこそ、意味のかたまりで文章を読んでいくこともできます。
一方、『英文標準問題精講』は構文で解説されているため、正しい長文読解には繋がりません。そもそも図解をせずに理解できる文章を構造解析しても実力はつきません。ただし、下線部和訳問題には一定の対応ができる知識が身につくと思います。
問題数
『英文解釈の技術100』は100のテーマを見開き1ページで詳しく解説しています。
一方、『英文標準問題精講』は、類題も合わせると合計230問載っているので一見多いように見えますが、解説の不十分な重要類題と練習問題を除くと、90問に減ります。詳しく解説しなくても構文解析できる英文に取り組んでいる時間は、新しい知識を得ておらず、効率が悪くもあります。
『英文標準問題精講』の問題掲載数
- 例題 :110問
- 練習問題:110問
【決定版】英語の勉強方法と年間スケジュール
医学部・上位校受験生向けに、英語の勉強方法と年間スケジュールをまとめました。参考にしてみてください。