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Q. 現代文はどう勉強したらいいですか?

A. 正しい読み方を身に付け、過去問で演習するのみです。

現代文は、勉強にかけた時間と成績が必ずしも比例しません。そのため、できるだけ効率よく対策を行うことが重要です。

たとえば、現代文の問題集でひたすら問題を解き解説を読むような勉強をしても、後付けのような解説が書かれているだけで初見の問題が解けるようにはなりません。

どんな文章にも対応できる汎用性の高い読み方を習得し、その方法を過去問を通じてスピーディーかつ正確に実践できるように練習を重ねることが大切です。

文章構造や接続詞、対比を探る読み方は中学まで

市販教材で広く扱われていますが、ほとんどが同様のアプローチを推奨しています。

しかし、そのような「綺麗な文章」が出題されるのは中学までであり、大学受験では異なるタイプの問題が出題されます。

そのため、どんな文章にも対応できる読み方を習得する必要があり、松濤舎ではこれを「レントゲン読解法」と呼んでいます。

レントゲン読解法を習得することで、読解スピードと正確性を両立させることができます。

是非身につけてみてください。

現代文の効果的な問題集の選び方

現代文は問題集を使って勉強する必要はありません。多くの人が共通テストのみで必要なので、共通テストの過去問を使うのがもっとも効率的です。正しい読み方・解き方を知ったら、それをスムーズに運用する練習をするために共通テストの過去問を解けばいいです。

二次試験で現代文が必要な人は、その大学の過去問で演習しなければ意味がありません。大学によって形式が違うので、別の形式の勉強をしても点数に直結しづらいからです。これは、現代文が「志望校が決まってから対策しても間に合う科目」だからでもあります。

なお、東大・京大・一橋・東北などの旧帝大以上を受ける人で二次試験に現代文が必要なら、

実戦模試演習「京都大学への国語」(駿台文庫)

がオススメです。非常にシステマチックに読む練習ができます。

過去問演習の重要性とその方法

現代文は読み方が重要で、読み方は出題形式に左右されます。よって、最終的には出願校の形式に合わせた対策が必要となり、過去問演習が重要となります。問題集を使った勉強は不要なので、正しい読み方を知ったら、演習は過去問だけでOKです。

読解力を向上させるための練習法

松濤舎では「⚪︎⚪︎力」という言葉を使いません。漠然としており、明確に定義できないからです。実際、読解力という力を上げることはできないと考えています。現代文で高得点を取るために必要なことを分解すると、以下の2つになります。

①正しい読み方、解き方を知ること
②それを実際の問題でスムーズに運用すること(≒経験則を積むこと)

どちらがなくても現代文では安定して点数が取れません。現代文は「点数が取れる時もあり、取れない時もある」というのは、「マスターできていない」ことを意味します。変動が大きく安定していないのは出来ていないのと同然なのです。

安定して再現性を持って現代文で得点できるよう、正しい解き方を知り、スムーズに運用できるまで過去問を使って演習しましょう。

現代文の試験対策に役立つ参考書

市販参考書にいいものがないのでオリジナルで制作しました。

受験生が知っておくべき現代文の傾向

良くも悪くも傾向は昔から変わっていません。共通テストの現代文は多少工夫を凝らした出題が増えてきましたが、そのような問題が解けるようになるには、従来のようなオーソドックスな問題が解ける必要があります。共通テストの数学もそうですが、奇を衒った出題形式に対応できるのは、結局従来の問題が解けるような人たちなのです。