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【決定版】浪人したのに成績が伸びなかった人の「6つの共通点」

はじめに

浪人したにも関わらず志望校に合格できなかった人には共通の特徴があります。

そもそも、浪人生には現役生の2.5年分に相当する学習可能時間があります。1年しっかり勉強すれば高校3年分は取り返すことが可能なのに、それでも合格できないことには明確な理由があるのです。

基礎知識・典型問題が網羅できていない

予備校の集団講義を受講するという薄い勉強だけを続けていたり、背伸びして難しい問題(集)ばかりやっていたりしませんか?

大事なのは基礎知識・典型問題を網羅することです。これを徹底するだけで大半の難関大には合格できます。

2浪以上で松濤舎に入塾した生徒に網羅的な問題集を解いてもらうと、自力で解けない問題が多数あることに気づく人が大半です。基礎知識に穴があり、典型問題でも失点しているようでは当然志望校には合格できません。

解ける問題だけ解いている

解ける問題ばかりを復習している人も、成績が伸びない典型的なケースです。

浪人生は不安な中で1年間勉強しないといけないので、安心するためにできる問題を解きがちですが、これでは新しい知識は一向に増えません。

1年間もの間、ずっと解ける問題の忘却防止だけを行っていても成績が伸びないのは当たり前です。一度解けた問題は時間を置いて復習すればさらに長期記憶として定着できます。一度解けた問題・定着した問題は模試前に復習すれば十分です。

可能な限り、解けない問題にだけ時間をかけるようにしてください。11月も過ぎれば勝手に定着中心の期間に突入します。それまでは果敢に新しい問題に取り組みましょう。

科目間の時間配分のバランスミス

明らかに物理の点数が低いのに1年間放置されていたり、明らかに得意な科目に時間を使っていたりと、科目間のバランスが明らかにおかしい人も多いです。

これは「解ける問題ばかり解く」のと根本は同じで、得意な科目ばかり解いて現実逃避しているのです。

8月までは足を引っ張っている科目に全時間を投入するくらいでいいので、不得意な科目に徹底的に時間をかけなければなりません。当然、配点比率は踏まえた上で、です。

受験校の選択ミス

出願校やそのラインナップを明らかに間違えている人も多いです。一定の実力があるで出願校さえ間違えなければ合格していたはずです。

志望校選びは情報と経験が物を言います。絶対に感覚や願望で選ばないようにしてください。

過去問演習のミス

過去問演習の仕方で間違えている人も多いです。

合格するかどうかは知識量で決まりますが、過去問演習では知識は増えないと思ってください(一部の勘の良い人を除きます)

過去問演習ではまず、試験時間を1.5倍くらいにして解きます。それで問題なく合格最低点を超えるようなら、知識量は問題ありません。あとは過去問演習を繰り返して時間内に解き切る練習をしてください。

もし1.5倍の時間にしても合格最低点を上回らないのであれば、それは知識量が不足している証拠です。過去問演習を止め、問題集に戻って知識量を増やしてください。出直しです。

本番のパフォーマンスミス

最後に、試験本番でのパフォーマンスミスをしている人も多いです。

模試と違い、本番では「いかに捨てるか」が重要です。すべてを解く必要はないのです。合格最低点を超えればいいのです。そのために、過去問演習時にも合格最低点を調べ、各科目でどれくらい捨てるかを決めてから行わなければなりません。

私立を何校か受験し、受験を通して必ず「捨てられたか?」を振り返ります。もし解かなくて良い問題でスタックしていたら、次の試験では絶対に同じ過ちを繰り返してはなりません。