A. 学習習慣という発想は危険です。
習慣は手段でしかありません。
勉強を続けた結果、習慣と呼ばれているだけです。
目を向けなければいけないのは、やるべきことを明確にすることと、それを淡々と遂行することであり、達成さえすれば毎日やる必要はないです。
当然、イレギュラーな日を作らない方がベターではあります。ここではとにかく「習慣化することは手段でしかない」ということを伝えたいだけです。
習慣化することを勉強の条件としてしまうと、勉強は大変なものだと思ってしまい、挫折しかねません。
特に親御さんが「うちの子は勉強の習慣がついていなくて」と言うのは、子どもに対して精神的な負担を課すだけなので絶対に辞めるべきです。
それは結果的な状態に対する不満・愚痴でしかありませんし、往々にして自分にできていなかったこと(勉強習慣を含め、何かを習慣的に遂行すること)を子どもに押し付けているだけです。
習慣にしようと考えるのではなく、迷いなく勉強できる状態にすることのほうが重要です。それが結果的に継続的な勉強に繋がり、習慣と呼ばれるようになるだけです。