A. 既習範囲を高い習得レベルにすることが優先です。
先取り学習を、まるでやらないと間に合わないかのように不安を煽る塾はたくさんあります(東進など)
しかし、先取り学習に時間を使い、既習範囲を終わらせずに先に進むだけ進み、定期テストや模試でまったく成績が出ないという状態に陥っては元も子もありません。
実際、松濤舎でも阪大医学部に現役合格するような優秀な生徒でさえ、既習範囲を高い習得レベルにする学習をするだけで手一杯でした。高校によっては理科の進度が遅く、高3の冬までかかって授業が終わるところもありますが、高3の秋までに終われば十分間に合います。不安な場合、高3の夏休みで終わっていない範囲があった場合に、動画を見て先取り学習し、ひと通り既習範囲にしておけば十分です。
先取り学習が必要なのでは?と思う人ほど、既習範囲が全くできていないという傾向にあるのも事実です。不安に思うべきは既習範囲の習得レベルが低いことであることを自覚しましょう。