群馬大学医学部は、「英語」の代わりに「小論文」を出題
群馬大学医学部の2次試験は、数学、化学、物理、小論文、という特徴的なラインナップになっています。
小論文と銘打っていますが、「英語の長文問題に小論文が混じっている」という認識で大丈夫です。
群馬大学医学部の「小論文」ポイント①:英文読解との切り分け
群馬大学医学部の問題は、「英文読解」と「小論文」が混じっており、両者で解答方法が異なるので、まずはそれを見分けなければいけません。
見分け方としては、本文の内容について問われているのが「英文読解」であり、あなたの意見を問われているのが「小論文」です。
つまり、「英文読解」では本文の内容を正確にそのまま書くことになります。ここで自分の意見を書くのは、本文に即していないものとして減点されます。
一方、「小論文」ではあなたがどう思っているかを書くことになります。ここで本文の内容とほとんど同じようなことを書いてしまうと減点されます。
当たり前のことですが、本番で焦っていると見間違うことが多いので、この点は意識して注意してください。
また、英文読解の問題が続いた後に最後の設問として小論文が出題されるという形式がメジャーですが、必ずしもそればかりではないことに注意してください。年によっては小論文が途中の設問に複数挟み込まれたこともあります。見分ける際は必ず本文の内容が問われているのか、自分の意見が問われているのかで判断してください。
群馬大学医学部の「小論文」ポイント②:テンプレート
小論文のような自由度の高い問題では、適切なテンプレートを身につけておくことが肝要なわけですが、問われていること→結論→その理由の順に書くのがメジャーです。
小論文で大切なことは非常にシンプルで、聞かれたことに答える(聞かれていない関係ないことを書かない)ことと、まず結論から述べることです。簡単ですが出来ていない方は意外と多いです。
この構成に従えば、上記は自動的に達成できますが、ご自身でも意識しておいてください。
また、問われていることが複数ある際は、それぞれに分けて書いても良いですし、先にまとめて結論を述べてから、まとめて理由を書いても構いません。
群馬大学医学部の「小論文」ポイント③:段落・文末表現
段落分け
段落分けは不要です。文頭の1字空けも不要です。また、群馬大学医学部の小論文は文字数が100字だったり400字だったりと様々なので、段落分けのルールを統一的に設けることが難しいです。段落は不要とシンプルに理解してOKです。
文末表現
文末は「だ。」「である。」で書いてください。「です。」「ます。」ではありません。これは英文読解の解答を書く時と同じです。
群馬大学医学部が、立地の割に偏差値が低い理由?
最後に。
群馬大学医学部は東京からアクセスが良い割に、偏差値が低いと感じられます。その理由は色々と考えられますが、一つは小論文が課せられるからだと考えられます。
つまり、小論文を攻略すれば、群馬大学医学部は多くの人にとっての選択肢になるのではないかと考えています。
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