【決定版】復習のペースを決めるために知っておくべき7つの原理

復習ペースを決める原理①

分散学習が有効。短期的に繰り返して覚えるより、薄く長く勉強した方が長期的に定着する。少なくとも3日は間隔を置くことを目安にしてください。

復習ペースを決める原理②

英単語の復習は、覚えておきたい期間の10~30%に1回ペースが良いと言われている。これが英単語暗記以外のどこまで応用できるかは最新の研究結果を待つ必要はあるが、大枠は変わらないと仮定する。

復習ペースを決める原理③

付随的学習(単語暗記を目的としていない長文読解で、単語の意味を意図せず覚えるような学習)では、新たな英単語の意味を獲得するためには最低でも10−12回復習する必要があると言われている。

原則②と合わせると、テストまでの期間の10%に1回ペースで、合計10回繰り返すことを目安として計画を立てるのが良く、これは経験とも合致している。

例えば、1週間間隔を置いて勉強するとすれば、2.5ヶ月で1冊の問題集を習得することができる計算になる。1冊の問題集に掲載されている問題数を7で割り、それを1日のノルマとして進めたらよい。

復習ペースを決める原理④

できる問題を復習しているときが、もっとも学習効率が悪い。なぜなら、その時間には新しい知識を何も学んでいないからである。

よって、問題集の各問題に、できたら「◯」、できなかったら「×」を累積していく。一度「◯」がついた問題は次の復習まで放置する。

特に浪人生は不安な中勉強することになるので「できる問題をやって安心したい」という心理が働きがちであることは認識し、意識的に注意すること。

復習ペースを決める原理⑤

復習する期間を長くしたほうが、より長期的に覚えていられることが科学的に知られている。そのため、長期記憶したいものは敢えて放置するとよい。

ただし、当然ながら一定回数以上繰り返す必要があるので、放置しすぎて繰り返す回数が少なくならないよう注意が必要。

復習ペースを決める原理⑥

一度覚えたと認識した問題や、一度解けるようになったと認識した問題を復習するペースは、原則②を楽観的に捉え、残り期間の30%ペースと考えたらよい。

例えば、受験生は約3ヶ月に1回記述模試があるので、記述模試のタイミングで総復習するとよい。

なお、受験生は12月以降、新しいことを学ぶよりも知っている知識を忘れないよう定着させることを優先する時期となるので、12月までは遠慮なく新しい知識の習得に時間をかけてよい

高1,2生も同様、模試前に総復習すれば問題ない。それ以外の期間は新しい知識の習得に時間をかけること。

復習ペースを決める原理⑦

そもそも人間は、科学的に正しい勉強方法を選択することが苦手であることが科学的に知られている。

例えば、直感的には「忘れるとせっかく覚えた記憶がリセットされてしまうから覚えているうちに復習した方がいい」と考えがちだが、これは間違えている。

感覚的かつ自己流で勉強するのではなく、科学的かつ指導実績のある勉強方法を採用して効率的に勉強していくことが肝要である。

まとめ

間隔を長く置いたほうが長期的に記憶を保持できる。最低でも3日は間隔を置いて復習する。間隔を置くことで忘れてしまうことを畏れず、敢えて放置すること。10回は繰り返さないと習得できないことがあることを折り込み、計画的に勉強をする。

一度できた問題を繰り返しても新しい知識は得られないので、そのような勉強はやめる。問題集に「◯」「×」をつけ、繰り返すべき問題がわかるようにする。一度「◯」のついた問題は記述模試のタイミングで総復習する。

過去に一度できた題を、短期スパンで復習するという勉強が一番効率悪い。不安になる気持ちはとてもよくわかるが、戦略的に放置すること。