【難関大学受験生向け】志望校の決め方

出願校は受験期の秋に決める

志望校と出願校は違います。志望校は「行きたいという願望を抱く」大学・学部のことで、出願校とは「行ける可能性も踏まえた」大学のことです。

志望校は高1,2にあっていてもいいですが、出願校は受験期(高3)の秋に決めるのが一般的です。なぜなら、受験生は最後まで成績が伸びるということと、私立に向けた出願準備が受験期(高3)の秋から始まるからです。

まずはボトムアップで成績を上げることから始めよ

受験期(高3)の秋時点で行ける可能性も踏まえて大学を決めるわけですから、その時点である程度の学力がなければいけないわけです。よって、まずは志望校によらずボトムアップで成績を伸ばしておく必要があります。

大学受験は良くも悪くも暗記量が必要となり、単純暗記が必要な項目も多く、分散学習が有効です。つまり、時間を味方につけ、薄く長く勉強することが効率的なのです。

倍率は論点でない

逆に倍率というものに惑わされて選択を誤る人はいます。

倍率は判断基準にするべきではありません。特に、センター試験(大学入学共通テスト)の自己採点結果が出たあとの倍率が発表されますが、それによって判断を変えるべきではありません。特に、前年の倍率が高かったからと言って志望校を変えるのは間違えています。倍率は合格可能性の低い人も含めた人数が母数ですので、倍率がいくらになっても、基本的に合格可能性のある人たちとの実質的な倍率は2〜3倍というのは肌感覚で、この母数自体は大きく変わりません。

国公立・私立選択は早めにできるに越したことはない

受験の原理原則でもっとも重要なのは時間が限られているということです。よって、限られたリソースである時間をかける科目は、少ないほうが当然いいわけです。

特に目的もなく惰性で国公立対策を行い、結果的に国公立受験は難しい成績となり私立受験をメインでやっていくことになった、というケースは多いですが、そのようになるのであれば最初から私立受験に絞った方が無駄がなく、より志望する大学・より学費の安い大学に進学できた可能性は十分にあります。

国公立・私立選択は科目数を大きく左右しますので、早めに決断するようにしましょう。

外部検定対策はできるだけ早めに開始

共通テストの開始に伴い、英語の外部検定を利用を必須あるいは推奨する大学が出てきました。活用しないと表明している大学も多いですが、英語は学校での指導を待たずして、高1から独学で勉強を進めていける教科なので、外部検定の昇級・得点向上を目指して勉強をすることはとても良いことです。

例えば英検は、学習指導要領に沿っているため、対策が大学受験対策にもなります。高2までに準1級をとっていれば、東大・京大・国公立医学部合格に十分な英語力がついたことになります。大学によってはセンター試験や個別試験の英語受験が免除されたり、加点されたりします。また、AO入試・推薦入試で使用できる大学も多いため、進路の幅が大きく広がります。

外部検定対策は、とにかく早めにやっておくに越したことはありません。

理科選択、社会選択は早めに決める

受験に不要な科目に割く時間があったら、英単語を1つでも覚えた方が合格可能性につながります。よって、理科選択、社会選択も早めに決めておくと良いでしょう。

志望校の相談が多い人ほど、勉強していない

最後に注意点があります。

それは、志望校の相談ばかりする人に限って、まったく勉強していない人が多いということです。勉強したくないから、今の実力でも行けそうな大学探す。あるいは、勉強していないから不安になり、情報収集に時間をかける。

勉強をしていない人の志望校相談に乗る時間ほど無駄なことはありません。志望校選びをしている時間は知識が一切増えていませんし、そうこうしているうちに時間が経ち、再び志望校変更をしなければならなくなるからです。

とにかく、ボトムアップ問題集を終わらせるまでは、細かい志望校について考える必要はありません。ボトムアップ問題集が終わり、良き時期になったタイミングで志望校を決め、トップダウン問題集を追加し調整していくのが最も無駄なく効率的に勉強をする方法です。