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【決定版】受験期の古文の伸ばし方

古文で点数が取れないのは知識不足

古文単語帳で古文の単語を覚え(たと思い)、文法問題集もひと通りやった(と思っている)のに点数が伸びず困っているという状態にあるのであれば、本記事を参考にしてみてください。

前提として、約20名の東大・京大・一橋生にヒアリングし、実際に現場で指導している上での経験からの結論です。

さて、読めない根本要因は何かというと、それは単語と文法の知識不足です。しかし、単語帳の単語も8割覚え、文法問題集も8割自力で解けるようになっているという事実とは矛盾しますね。

では何をすべきかというと、本文と全訳の照合です。

センター過去問で古文の知識不足を洗い出す

センター試験の過去問をまずは用意して、まずは普通に解いてみてください。よくわからないまま解き終わり、よくて30点台になったかと思います(そういう人を対象とした記事です)では、さっそく本文と全訳との照合を行ってください。

本当に本文の単語一語一語が全訳と同じだったでしょうか? 違った場合は、単語の意味として全訳に載っているものも覚える必要があります。まずは単語帳を探し、足りなかった知識をメモしましょう。単純暗記はきついので、英単語と同じようにコアイメージを覚えるようにしてください。

次に、文法も本文と同じだったでしょうか? 敬語が見抜けていたか、訳すニュアンスは自分の想定と同じだったか、確認してください。

最後に、主語が見抜けずに物語が読めなかったということがありますが、全訳ではなぜその主語になっているのか確認してください。そして、どのような知識があればその主語だと見抜けたか考えます。基本的に主語は文法or文脈で決まります。文法知識があればわかるならいいのですが、文脈から「これを主語にすると意味が繋がる」というケースは厄介です。仮説を立てて読んでいくことは認知的に相当な負荷がかかり大変ですが、そうしないと答えられない問題はそうしなければなりません。

古文の仕上げは、慣れではなく知識

よく「最後はたくさん問題を解いて慣れてください」といったアドバイスを散見しますが、こういった”無意識な学び”は効率が悪いため避けてください。実際、東大・京大・一橋生でも”慣れ”と言っている人は少なく、ほとんどが「古文単語、文法を徹底的に暗記した」と言っています。このニュアンスをよく理解してください。

他科目にも共通しますが、徹底的に知識不足に帰着させていくことが重要です。”慣れ”や”センス”といったよくわからないところに原因を帰着させるより、知識が足りなかったと考える方が希望が見えてくるはずです。

古文常識も必ず頭に入れる

ちなみに、古文常識が足りていない可能性も十分に考えられます。下記のような単語帳には巻末に古文常識が載っているので、息抜きも兼ねて必ず目を通すようにしましょう。「古文は読めたけど、当時の風習や文化を知らなかったから、意味がわからなかった」という状態にならないように。これも古文を解くために必須の知識です。

【決定版】『古文単語330』の使い方とレベル

【決定版】『読んで見て覚える重要古文単語315』の使い方とレベル

古文を現代文に総入れ替えする

最後に。古文は全訳が手元にあれば必ず解けるほど内容自体は簡単です(中学生向けの現代文レベル)。つまり、本文を逐一訳すことができれば必ず解けるということです。その前提で、すべての古文単語を現代語に置き換える意識で勉強していってください。

なお、英語は古文とは違って英語のまま理解する領域に達しないと難関大合格レベルには到達しないので、同じ学習観で勉強しないよう注意が必要です。