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【決定版】一橋大学数学の対策法

一橋大学数学の対策|難易度

一橋大学は文系の大学の中でも「数学の難易度が高いこと」と「数学の配点が高いこと(特に商学部と経済学部)」で有名です。また、数学は英語や国語などと比べて、受験生の間で差が付きやすい科目でもあります。そんな数学を得点源にしていくことが、一橋合格への近道となります。

一橋志望生の中には数学が苦手だと感じている人も多いのですが、一橋の数学は対策すればするだけ伸びる科目でもあります。正しい勉強法をしっかり身に着けて、数学を得点源にできるようにしていきましょう。

一橋大学数学の対策|傾向と形式

例年大問数は5問で、試験時間は120分です。

形式は全て記述式になっており、途中式も書かなければいけませんが、逆に言えば途中式がしっかりしていれば正答に至ることができなくても部分点が狙えます。大問1つあたりに使える時間は20分~25分ほどで、じっくり考える力と時間配分を意識する力の両方が求められます。

一橋の数学の難易度はかなり高く、例年合格者の中にも「数学1問も完答出来なかったけど受かった」と言う人が少なからずいるほどです。もっともそういう人たちも部分点である程度評価されていたり、他の科目がものすごく出来たりしたから受かっているので、数学を捨ててもいいという訳では断じてありません。

さて、一橋の数学の傾向は非常に分かりやすく、

  • 「場合の数・確率」「整数問題」が毎年ほぼ確実に出る(どちらかが出ないのは10数年に一度くらい)
  • 「微分」「積分」もほぼ確実に出る
  • 「図形問題」も、平面・立体のどちらかはほぼ確実に出る

などと、出る問題の単元がある程度決まっています。

先ほど「一橋の数学は対策すればするほど伸びる」と言ったのはこのためで、数学が苦手な受験生も、これらの頻出単元に絞って力を入れて勉強していけば、合格点を狙うことは難しくないでしょう。一橋受験者には合格者・不合格者問わず本番で一問も完答出来ない人がかなり多いので、「数学で2~3問完答している」というのは、他の受験生と比べて大きなアドバンテージとなります。

次に、数学が苦手な人とある程度得意な人に分けて、参考書を使いつつどうやって一橋向けの勉強をしていけばよいかについて記載します。

一橋大学数学の対策|勉強法

一橋大学数学対策の目標

数学が得意な人は、配点が高い数学を得点源にして一気に合格を決めてしまいたいところです。目安としては本番で5問中3問完答、あわよくばそれ以上できるようにしておけば、他の科目が多少悪くても落ちることはほぼ無いでしょう。

補足:サポートスタッフの実績

本記事作成を手伝ってくれたサポートスタッフは、本番で3問完答し、残りの2問もかなりいいところまで解けた結果、国語や英語の出来が芳しくなかったにもかかわらず、合格者最低点+80点くらいで合格しています。数学が出来るということは、一橋入試においてそれだけ大きなアドバンテージになるということです。

一橋大学数学対策向けの問題集・参考書

まずは『Focus Gold(フォーカス・ゴールド)』を使い、典型問題を網羅的に解けるようにしましょう。「Step Up問題」や「章末問題」はスルーしても構いません。応用問題は過去問や別のテキストを使って仕上げていきますので、まずは典型問題の解法を幅広く身に着けることに重点を置いてください。

【決定版】『Focus Gold(フォーカスゴールド)』の使い方とレベル

『Focus Gold』で星4個問題まで自力で解けるようになったら、東京出版の『1対1対応の演習』シリーズに入ります。『Focus Gold』が分厚く問題の取捨選択が難しいのと比べ、良問・頻出問題が過不足なく掲載されているのが特徴です。これを使って少し応用的な問題を何度も解き、解法や考え方を頭に入れていきましょう。特に整数や確率、微積といった頻出単元に関しては、解き方を覚えるくらいやりこんでください。

【決定版】『1対1対応の演習』の使い方とレベル

『一対一対応の演習』の内容がある程度定着したら、他科目との兼ね合いですが、過去問演習に入ります。もし数学を得点源にしたいと思っている人は、河合塾の『文系数学の良問プラチカ』にも入れるとベターでしょう。ただし、『Focus Gold』『一対一対応の演習』が終わっていないのにやっても全く意味がないので、その点だけは十分ご注意してください。

【決定版】『文系数学の良問プラチカ』の使い方とレベル

一橋大学数学対策としての過去問演習

もちろん、過去問演習も欠かせません。特に一橋の整数問題や確率問題は他の同単元の問題よりも一歩踏み込んだ思考力が必要になりますので、過去問を何度も解いて、問題の考え方や解き方を覚えていってください。秋までには過去問演習に入ることを目安にします。過去問は20か年の問題集などを活用して、出来るだけ多くの年度のものを解きましょう。

以上が、一橋数学への勉強法です。『文系数学の良問プラチカ』まできちんとこなせれば、本番で3問以上完答することは決して難しくないでしょう。特に、確率・場合の数、微分・積分、平面・空間図形のどちらか一方、整数問題はほぼ100%出るので、これらは応用問題まで踏み込んで極めておいてください。

一橋大学数学で1点でも多く点を取る方法

「過去問を少し見てみた/解いてみたけど、全然解けそうにない」
「そもそも基礎が定着していない単元がいくつもある」

と現状の数学力に不安を感じている人も多いと思います。しかしながら、出る単元が予め殆ど決まっているので、その単元を集中して対策すれば、数学が苦手な人でもある程度得点を稼ぐことができるのも、一橋の数学の大きな特徴の1つです。

例えば、確率と整数問題はほぼ100%と言っていいほど出題されるので、極端な例ですが、確率と整数問題だけでも極められれば2問は完答できるわけです。この「2問完答」というのは、一般的な(他に圧倒的な得意科目が無い)一橋受験生にとって、合否を分ける目安のラインにもなります。

数学が苦手な人は、まずはこの「本番で2問完答できるような実力をつける」ことを目標に、一橋対策に取り組んでいきましょう。

2問完答できさえすれば、残りの3問は部分点を稼ぎつつ、十分合格点を狙うことができます。まずはこのラインを目指し、余裕があれば3完・4完……と、更に上を目指していきましょう。全範囲を応用レベルまで極めていくのは厳しくても、整数問題などの一橋の頻出分野だけは応用問題まで解けるようにしていければ、「苦手」だった数学を「得点源」に変えることも可能となるのです。

一橋大学数学の対策|まとめ

一橋対策の勉強では、他の大学以上に「傾向をしっかり分析し、それに対応した勉強をする」ことが大切となります。他科目の成績や得意・不得意を考慮した上で、数学でどの程度点数が取れればいいのか、その為にはどの単元をどれくらい勉強すればいいか、といった目標を早めに決めてしまい、逆算して戦略的に勉強していくとよいでしょう。