【告知】夏休み1ヶ月間の入塾も受付!(詳細はこちら)

【保存版】正しい英語観が成績を飛躍的に伸ばす

英語観がズレていれば成績はいつまでも伸びない

英語に限らずすべての科目で言えるのですが、正しい学習観を持たなければすべての勉強は非効率で無駄になってしまいます。どういった認知状態を目指すかの”絵”が描けていなければ、いくら行動レベルで難関大合格者の方法を真似ていても成績は上がりません。

特に英語ではそれが顕著です。数学や理科などの理系教科は「典型問題が網羅的に解ける」状態になれば、パターン認識で類似問題は解けるようになります。

しかし、英語の場合この認識のまま勉強してしまうと早々に限界がきてしまいます。

英語はプログラミング言語ではない

日本の中高における英語指導(教科書を一文一文訳していき、黒板で構文解説するようなもの)を受けると、多くの生徒が「英語は日本語に変換するもの」という認識を持ちます。単語は英単語帳という「台帳」を参照し、文法という「ルールブック」を参照して並べ替えることで英語にできると。

また、こうして作られたものを「直訳」と呼び、少々日本語として整えたものを「意訳」と呼ぶ・・・。しかし、この英語観を持っていると、その先に待っているのは「英語と日本語を対応させた台帳のページを増やすこと」と「より詳細な文法ルールブックを暗記すること」になり、どんどん言語の本質とズレていってしまうことになります。

上記のような英語観を持っている人はその認識から変えなければなりません。英語は、単語というブロックを文法という厳密なるルールで並び替えてできるプログラミング言語ではないのです。

2019年度センター試験の評論文を読もう

まさに当記事で伝えたい内容が2019年度センター試験の評論文のテーマとなっていました。これを読むと、いかに多くの人が「英語とは、日本語に変換するもの」という認識を持っており、それが間違っているかが認識できると思います。

簡単に言うと、英語には英語でしか表現できないニュアンスがあり、日本語には日本語でしか表現できないニュアンスがある。この2つを無理やり変換しているのが翻訳であるということです。そのつもりで英文を読むと、より単語本来の持つニュアンスや、該当の英文法で醸し出されるニュアンスといったものに目がいき、より本質的な言語習得が可能になるのです。

英単語の持つ独特なニュアンスを掴む

では、英単語について「日本語と1対1対応するものでもなければ、1対N対応するものでもない」という考えが持てたとして、実際にどう考えたらいいかというと、英単語が持つ固有のニュアンス(=コアイメージ)を覚えていったらよいということになります。

この固有のニュアンスを掴むことで暗記量が半減し、応用性は倍増します。英単語のニュアンスを掴むためには英文中で覚えていくのがよく、英単語帳を選ぶ場合は英文とセットになっているものを使うとよいでしょう。

英文法の持つ独特のニュアンスを掴む

英文法も同様に、その独特のニュアンスを掴む必要があります。

例えば、英語の現在形が持っているニュアンス、現在完了形が持っているニュアンス、現在進行形が持っているニュアンス、などです。図解して解説している参考書も多数あるので、これらを参考にしながらまずはニュアンスを掴み、ニュアンスが理解できているから日本語として正しく(=もっともそのニュアンスを表現している日本語という意味での正しさ)和訳できる、という状態にしましょう。

言語によって表現可能性が違うという言語観を持つ

抽象度を上げると、正しい言語観を持つことも英語習得のポイントとなります。Google翻訳などの登場によりあらゆる言語は1対1で変換可能なものという言語観が植え付けられますが、そもそも言語によって含ませられる情報量が異なっているという言語観を持てると、「英語を理解するということは、日本語に変換することではなく、もっとも近い日本語に翻訳しているだけなのだ」という認識が持てるでしょう。

長文読解で”角を取りなめらかにする”

さて、仕上げは長文読解です。

正しい単語観を持つと、単語帳を使った単語暗記では不十分であることがわかるかと思います。というのも、単語帳では1つの単語に多くて2〜3英文が掲載されているに留まるため、該当の英単語のニュアンスが十分に掴めるようにはなりません。

そのため、長文読解を通して様々な文中・文脈中で英単語に触れることで少しずつ英単語の”角を取りなめらかにする”必要があるのです。

長文読解は語彙量を増やすだけでなく、すでに意味を知っている英単語のニュアンスを掴むためのものでもあるのです。従来の英語観でいえば長文読解を通して語彙自体を増やすことが長文読解の目的となりますが、それに加えて1つの単語の深みを増すことも長文読解の目的の一つとなるわけです。

文法に関しても同じです。文法の持つニュアンスというものも、英文を多数読むことで深めていってください。

最後に|正しい○○観を持つことからはじめよう

英語に限らず、すべての科目において正しい「○○観」があり、正しい○○観を持つことが効率的な学習に繋がります。他教科についてのまとめも随時行っていきます。