[推奨]松濤舎の指定問題集です。
【決定版】英語の勉強方法と年間スケジュール
難関大学受験生向けに、英語の勉強方法と年間スケジュールをまとめました。参考にしてみてください。
『英文法・語法 Vintage』の前にやること
桐原書店
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『システム英単語』レベルの単語帳の半分くらいの英単語が覚えられていることと、『総合英語 FACTBOOK』のような文法書に載っている例文をひと通り和訳できる状態になってから入ります。
詳しい使い方については下記URL先をご覧ください。
『英文法・語法 Vintage』に関する前提
文法問題集は、同レベルであれば学校指定のものを使ってもOKです。
本書は、他書と比べて知識を整理してくれるコンテンツが豊富で、一問一答型でただ問題を解いていくのではなく、知識の体系化も促進してくれる特徴があります。
『英文法・語法 Vintage』の特徴
最初のP2~7をよく読みましょう。制作者の意図を掴むことで学習効率が上がります。以下はP2~7に記載されていた内容のサマリーです。
- 英語力の基盤となる「文法力」「語彙力」が身につけられる教材である
- 「文法力」「語彙力」を身につけた先にある、英文読解、英作文、リスニングといった高度な課題に適応できる英語力の基盤を養うことも視野に入れている
- 例:4択問題や並び替えといった頻出ではない形式の問題でも、学習テーマ全体を体系的に理解するために必要と判断したら、扱っている。
- 類書と異なり、解説の文字量が非常に多い
- 背景:問題を解くカギとなる部分を見つけ、正解にいたる筋道を導き出す必要があるが、他の問題集はこれを生徒自身に委ねている
- 本書:正しい着眼点を見抜き、正しい道筋を選択肢、正しい答えにたどり着くために「着眼点」と「正解への道筋」を丁寧に示している。この解説を読むことで、正解にたどり着く手法を追体験できる。
- メッセージ:大切なのは「何が問われているかを見極めること」「それをどの道筋で解き進めればよいのか判断する力を身につけること」。結果「自分で考えて問題に取り組む力」を身につけてほしい。
- いちばん大切なのは「身につけた知識を展開する応用力」
- 確かに、イディオムのように知識量が勝負となる学習項目もある
- しかし、いちばん大切なのは、文法、語法、イディオムなどの知識を、英文読解、英作文、リスニングなどに具体的に活かしていく力である
- Field1「文法」について
- 文法とは「語句を並べて英文を構成していくルール」のこと
- 文法では「なぜそうなるのか」という理屈をきちんと理解する必要がある
- 文法は、理解することがもっとも重要なテーマである
- Field2「語法」について
- 文法が「英文の骨格を決定するルール」である一方、語法は「ある語を使うときに守らなければならないルール、英文を作る部品のルール」のこと
- 動詞と前置詞の組合せ
- 動詞が取りうる特定の文型 など
- 語法では、同じような形を作る動詞をひとまとまりにして覚えていく
- 同じパターンをとる動詞の共通点を感覚的につかんだ上で、一つ一つの動詞を覚えていくことが大切
- 文法が「英文の骨格を決定するルール」である一方、語法は「ある語を使うときに守らなければならないルール、英文を作る部品のルール」のこと
- Field3「イディオム」について
- イディオムとは「look up to A = Aを尊敬する」のように、いくつかの基本的な語がひとまとまりになって意味を形成するもの
- 特徴:大半は基本語の組合せなので覚えにくく、ひとつずつ丁寧に覚えていく必要がある
- 左ページについて
- 問題の種類はおもに次の4種類
- 空所補充4択問題
- 正誤指摘問題
- 並べかえ問題
- 同意語句選択4択問題
- 問題番号が赤く塗られているものは、とりわけ出題頻度の高いもの
- 右側にはぜひとも覚えておきたい表現が取り上げられている
- 問題の種類はおもに次の4種類
- 右ページについて
- 「〜に着目」という、着眼点を明記している。設問を解くときに着目すべき手がかりのこと
- 赤文字になっている部分は是非覚えてほしいポイントである
- 解説は繰り返しよく読み、内容を理解する
- マークについて
- 「選択肢」マーク:誤答選択肢の中で特に誤りやすい選択肢について、なぜ間違いなのかを説明している
- 「重要表現」マーク:設問に含まれる、是非覚えたい表現のこと
- コラムについて
- 「まずは確認」:47箇所ある。すでに学習してきた内容を、それぞれの学習項目に入る前に確認しておくためのコラム。
- 「しっかり理解」:26箇所ある。テーマと成る学習項目を習得した上で、さらにきちんと理解しておきたい発展的な情報をまとめている。
- 「整理して覚える」:学習した内容とそれに関連する情報を、まとめて覚えておきたいチェックポイントとして集めている。
『英文法・語法 Vintage』の目次・問題掲載数
章 | 問題数 |
---|---|
1 文法 | 525 |
2 語法 | 322 |
3 イディオム | 460 |
4 会話表現 | 99 |
5 ボキャブラリー | 119 |
6 発音・アクセント | 793 |
『英文法・語法 Vintage』の使い方
順番にテスト形式で解いていきましょう。わからなければ×マークをつけ、右ページの解説を読みます。
正解していても右ページの解説はよく読み、なぜその選択肢が正解なのかわかっていたか確認します。
「コラム」にも目を通し、頭に入れていきましょう。問題形式になっていないと定着しにくいため、「コラム」に書かれているものは別途ルーズリーフなどにまとめ、壁学習(=壁に貼って覚える勉強)に回すとよいでしょう。
本書の解説は、厳密ではあるのですが頭に残りやすくするための解説ではありません。そこで、『総合英語 FACTBOOK』で該当箇所の解説を読むと、より頭に残りやすくなるでしょう。
しかし、慣用表現などはどうしても丸暗記しなければなりません。何度も繰り返し頭に入れつつ、可能な限り壁学習に回すとよいでしょう。
『英文法・語法 Vintage』の習得レベル
レベル1:5割以上の問題が、なぜその答えになるか理解した状態ですぐ解ける
レベル2:8割以上の問題が、なぜその答えになるか理解した状態ですぐ解ける
『英文法・語法 Vintage』の次にやるもの
志望校に寄りますが、『全解説 実力判定 英文法ファイナル問題集(標準編)』に入ることがあります。
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『全解説 実力判定 英文法ファイナル問題集(標準編)』は、『英文法・語法 Vintage』で扱っている問題のうち、難関大学で出題される問題だけ選出しています。
詳しい使い方については下記URL先をご覧ください。
【決定版】『英文法ファイナル問題集 標準編』の使い方とレベル
『英文法・語法 Vintage』の動画解説
出版社(いいずな書店)から解説動画も公開されています。解説を読んでも理解できない人は利用してみるとよいでしょう。小問ごとに用意されているので、ピンポイントで解説が視聴でき、便利です。
『英文法・語法 Vintage』の目次
- 時制
- 受動態
- 助動詞
- 仮定法
- 不定詞
- 動名詞
- 分詞
- 関係詞
- 接続詞
- 前置詞
- 比較
- 主語と述語動詞の一致
- 疑問文
- 否定
- 語順(倒置)・省略・強調
- 話法
- 動詞の語法
- 名詞の語法
- 代名詞の語法
- 形容詞の語法
- 副詞の語法
- 動詞を中心とするイディオム
- 形容詞・副詞を中心とするイディオム
- 名詞を中心とするイディオム
- 前置詞の働きをするイディオム(群前置詞)
- 会話表現
- 語彙問題
- 重要多義語
- 発音
- アクセント