[推奨]松濤舎の指定問題集です。
【決定版】英語の勉強方法と年間スケジュール
難関大学受験生向けに、英語の勉強方法と年間スケジュールをまとめました。参考にしてみてください。
『POWER STAGE 英文法・語法問題』の特徴
類書の文法問題集と比較した結果が下記となります。
<収録問題数の比較>
問題集名 | 文法 | 語法 | イディオム | 会話 | 語彙 | 発アク |
---|---|---|---|---|---|---|
POWER STAGE | 702 | 377 | 185 | 58 | − | 92 |
NEXT STAGE | 514 | 228 | 502 | 120 | 512 | 744 |
Vintage | 525 | 322 | 460 | 99 | 119 | 793 |
Scramble | 473 | 252 | 429 | 59 | 152 | 325 |
UP GRADE | 525 | 210 | 355 | 77 | 94 | − |
上記から言えることは、『POWER STAGE 英文法・語法問題』は文法・語法の収録数が圧倒的に多いこと、そして、イディオム・会話表現・発音アクセントを大幅に削っている、ということです。
『POWER STAGE 英文法・語法問題』の指定について
松濤舎では、すでに『POWER STAGE 英文法・語法問題』を持っている人にはそのまま使用していただいています。もし文法問題集を持っていないとしたら『英文法・語法 Vintage』を推奨します。理由としては、
- 紙面が見やすく、解説がわかりやすい
- イディオム、会話表現が載っている
ということからです。
『POWER STAGE 英文法・語法問題』に関する前提
どの文法問題集を使うべきかは、入試制度の動向を踏まえなければなりません。特に共通テストになってから英語の試験で文法問題がそのまま出題されることがなくなり、また国公立大学でも文法問題そのものを出題するところが減ってきました。
当然、長文読解の土台として文法は必要ですし、和訳問題・英訳問題は間接的に文法知識を問うています。しかし、以前のように文法をゴリゴリに対策すべき時代ではなくなってきました。
一方、イディオムや語彙の重要性は高まってきています。
そこで、松濤舎では『POWER STAGE 英文法・語法問題』のような文法・語法を中心とした文法問題集ではなく、イディオムなども掲載されている『英文法・語法 Vintage』などを推奨するようになっています。
ただ繰り返しにはなりますが、すでに『POWER STAGE 英文法・語法問題』を使っている人はそのまま使い続けてOKです。
『POWER STAGE 英文法・語法問題』の対象
英語が受験に必要なすべての受験生向けです。
『POWER STAGE 英文法・語法問題』と同著者問題集の比較
『POWER STAGE 英文法・語法問題』の著者・瓜生豊先生は、桐原書店から『NEXT STAGE 英文法・語法問題』と『全解説 頻出英文法・語法問題1000』を出版しています。
『NEXT STAGE 英文法・語法問題』は、採用数が多く有名である一方、右ページが少々読みにくくわかりづらいため、学校で指定された場合以外は推奨する理由がありませんでした。それであれば、他の出版社から出されている文法問題集の方を推奨します。
一方、『全解説 頻出英文法・語法問題1000』は、文法問題の網羅性が高い点が特徴です。一般的な文法問題集の文法・語法問題の収録数は約500問なのですが、本書はその倍収録されています。また、正直文法問題集にイディオムや発音アクセントの暗記を求めていなかったので、それであれば『全解説 頻出英文法・語法問題1000』をやったほうがベターと考えていました。
しかし、最新の第2版発行が2005年と古いことがマイナスポイントです。
上記2冊と比べて『POWER STAGE 英文法・語法問題』の特徴はというと、まず文法・語法問題が1,079問収録されており、初版発行が2016年と新しいため、『全解説 頻出英文法・語法問題1000』の上位互換と言えます。難易度も『POWER STAGE 英文法・語法問題』と『全解説 頻出英文法・語法問題1000』はほぼ同じです。
上記の理由から、同著者(同出版社)から出ている文法問題集の中で比較すると『POWER STAGE 英文法・語法問題』が最もおすすめです。
<収録問題数の比較>
問題集名 | 文法 | 語法 | イディオム | 会話 | 語彙 | 発アク |
---|---|---|---|---|---|---|
POWER STAGE | 702 | 377 | 185 | 58 | − | 92 |
全解説 | (1000) | (1000) | − | − | − | − |
NEXT STAGE | 514 | 228 | 502 | 120 | 512 | 744 |
『POWER STAGE 英文法・語法問題』を使うべきか迷うケース
学校で、すでに別の文法問題集が配布されている場合は、そちらを使い続けましょう。
先述の通り、文法問題そのものの出題は減ってきており、相対的に重要性は下がってきています。そんな中、文法問題集を2冊やることはオーバーワークで、その時間があれば単語暗記、多読多聴、英文暗記に時間を使ったほうがよいです。
『POWER STAGE 英文法・語法問題』の使い方
シンプルに、問題を解き、わからなければ×マークをつけてすぐに解説を読み、理解しましょう。正しい理由で解けたら問題番号の横に◯をつけていき、復習時には×のついている問題を優先的に行います。
復習は、分散学習したほうが長期記憶に定着します。そのため、頭からお尻まで1周してから、再び頭に戻って復習したほうがいいです。こうすれば最大限間隔をあけることができます。少なくとも3日以上あけてから復習するようにし、それで解けたら◯マークをつけましょう。
わからないことがあったり知識を整理したいと思ったら『総合英語 FACTBOOK』で該当箇所を調べるとよいです。
『POWER STAGE 英文法・語法問題』の習得レベル
レベル1:理由がわかっている状態で、5割の問題が自力で解ける
レベル2:理由がわかっている状態で、8割の問題が自力で解ける