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【決定版】『肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本』の使い方とレベル

[推奨]松濤舎の指定問題集です。

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『肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本』に関する前提

大学受験の英語で高得点を取りたければ、長文問題ができるようになる必要があります。長文読解はまず最初と最後の文章、そして各段落の第1文を読んで話の外枠を把んだあと(話の可能性を限定したあと)設問で問われている部分について詳しく読んでいくという流れになります。

この「設問で問われている部分を詳しく読む」ときに必要になることがあるのが、精読です。和訳問題を出題する大学も多いため、複雑な構文の構造を読み解く練習は必要です。

ただし、精読はどうしても論理的に(パズルのように)文章を読み解いていく方法となりがちで、その読み方の先に「英語を英語のまま素早く理解していく読み方」はないので注意が必要です。

あくまでも、英文法という「助詞のない、単語の順序が意味を規定する言語におけるルール」と「文章読解」との橋渡しをするための精読・読解だという意識を持つことが重要です。

本書を通して単文の読解ができるようになったら、残りの時間は多読多聴に入ってください。使う時間は、精読:多読多聴=1:99というイメージです。

『肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本』の特徴

そもそも、市販されている多くの精読問題集が抱える難点があります。

それは、専門用語が多すぎることです。「thatが接続詞で「格」を持たず、that節は同格節となります」「SVO1(間接目的語)+O2(間接目的語)の文型が完成しています」など、漢字とアルファベットのオンパレードで、正直英文を読むことより日本語の解説を理解するほうが難解です。そもそも、このような思考回路で文章を読むことをネイティブがしているのでしょうか? こういった説明が原因で「英語を読むときは英語を日本語に直して理解するだけでなく、1つ1つの文法的役割をも日本語で説明できないといけない」という、誤りに誤りを塗り重ねた英語観が身についてしまうのです。

このような英語観を身につけてしまうことは百害あって一利なしです。最低限の文型判断や各節の文法的役割を見抜くことは重要ですが、それ以上は行き過ぎと言ってよいでしょう。

その点、本書『肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本』は文型の説明に留めているため過度な文法知識のインプットを防ぐことができます。また、巻頭に「節」と「句」の違いなどを説明しているため、最低限の下地があれば読み進めていける点もGOODです。

他にも、本書の大きな特徴として挙げられるのが「thatの識別」「itの識別」「asの識別」というような、試験で問われるテーマでまとめられていることです。また、「倒置」「省略」「強調構文」「挿入」といった、試験で出やすい問題をまとめて解説しているのも大変よいです。結局、和訳問題は従来の問題集に載っているような文法的に複雑な説明が必要な問題より、thatやasやitが複数入っている構造的に複雑な文章や、倒置・省略・挿入により文章構造が変形してしまっているものが難関大でも出題されるのです。

「まさにこういう整理の仕方でまとめてほしかった!」というような内容になっているのが本書『肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本』なのです。

本書が一冊終われば基本的に過去問演習に入ってOKです。入試で出る複雑な文章とは、本書に載っている内容の組み合わせでしかないからです。

実際、本書では東大を含む最難関大の過去問で出題された英文が発展問題でも出題されています。

『肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本』の使い方

パターンに目を通す

該当セクションで何を学ぶかが書かれています。学ぶ目的を明確にするためにも、左上に載っている「パターン」に目を通しましょう。

例題を解いてみる(手は動かさない)

頭の中で例題が和訳できるか確認してください。ここは問題演習ではなく、解説を読むためのお題に目を通す感じでOKです。例題を頭の中で解き終わったら右ページの「解答・解説」に進みましょう。

解答・解説を読む

「英文図解」で文章構造を把握してください。特に和訳問題では文章構造が読み取れていることを確認できない場合、1点ももらえない可能性が高いです。必ず図解のような構造になっていることを確認してください。

※一方、単語の訳し間違いに関しては、そもそも英語と日本語は一対一対応しているものではないので、多少違ったとしても大きな減点にはなりません。英単語には独特のニュアンスがあり、そこから大きくずれている場合は当然減点されてはしまいます。

図解の下には、なぜそのような構造になるかの説明が書かれているので、しっかり読みましょう。

こうして「手を動かさず、例題を見て解説を読む」だけで最後まで1周しましょう。

例題を解く(和訳を手で書く)

さて、手を動かさず1周し終わったら、今度は例題の和訳が手で書けるか確認します。答案に近い和訳が書ければ○マーク、うまく和訳できなければ×マークを小問レベルでつけてください。

セクションごとに、例題が終わったら確認問題に移りましょう。

確認問題を解く(和訳を手で書く)

確認問題も、実際に和訳を書いてみます。書ければ○マーク、書けなければ×マークを小問レベルでつけるのはいつもどおりです。別冊の解説もしっかり読みましょう。

発展問題を解く(和訳を手で書く)

確認問題が終わったら、すぐ下の発展問題も取り組みます。実際に和訳を書いてみてください。書けなければ×マークをつけ、復習した際に再度取り組むようにしましょう。別冊の解説もよく読んでください。

×マークのついた問題を復習する

こうして最後までいったら、はじめに戻って再び復習します。×マークがついた問題だけを復習するようにしてください。

○マークがついている問題(=×マークがついていない問題)は、模試の前や入試前に総復習したらよく、それまでは×マークのみを復習しましょう。

『肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本』で学ぶこと

本書の表紙をめくったところにも書いてありますが、英文読解に必要なことは次の5つであり、本書を通してこの5つを身につけるという目的を忘れないようにしましょう。

  1. SVの発見
  2. 意味のカタマリの発見
  3. 品詞の識別
  4. 構文の認識
  5. 動詞の型の認識

『肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本』の習得レベル

レベル1:ひと通り読んだ

レベル2:例題の8割を、文章構造を把握している状態で、頭の中で訳せる

レベル3:確認問題+発展問題の8割を、文章構造を把握している状態で、手で書いて和訳できる

『肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本』の目次

目次テーマ
序章SVの発見1. SVの発見で英文が読める
第1章意味のカタマリ2. 名詞句で英文が読める
3. 名詞節で英文が読める
4. 形容詞句で英文が読める
5. 形容詞節で英文が読める
6. 副詞句で英文が読める
7. 副詞節で英文が読める
第2章識別編8. to do の識別で英文が読める
9. -ing の識別で英文が読める
10. 過去分詞の識別で英文が読める
11. that の識別で英文が読める
12. it の識別で英文が読める
13. as の識別で英文が読める
第3章構文編14. 接続詞で英文が読める
15. 倒置で英文が読める
16. 省略で英文が読める
17. 強調構文で英文が読める
18. 呼応で英文が読める
19. ネクサスで英文が読める
20. 挿入で英文が読める
21. 比較で英文が読める
22. 複合関係詞で英文が読める
第4章動詞の型編23. 第4文型で英文が読める
24. 第5文型で英文が読める
25. S V O to do 型で英文が読める
26. S V A from B 型で英文が読める
27. S V A of B 型で英文が読める
28. S V A with B 型で英文が読める
29. S V A for B 型で英文が読める
30. S V A as B 型で英文が読める
31. S V A to B 型で英文が読める
32. S V A into B 型で英文が読める
33. 受動態で英文が読める