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【決定版】地理A・地理Bの違いと選択について

結論

結論としては、地理Aのほうが地理Bより難易度は低いので、選択できるのであれば地理Aを選択するとよいです。しかし、両者に明確な違いがあるわけではないため、やるべき対策は大差がないというのが現実です。

範囲

学習指導要領で正式に発表されている「内容」はありますが、抽象的であり、わかりやすい包含関係もありません。

地理A

(1) 現代世界の特色と諸課題の地理的考察
 ア 地球儀や地図からとらえる現代世界
 イ 世界の生活・文化の多様性
 ウ 地球的課題の地理的考察

(2) 生活圏の諸課題の地理的考察
 ア 日常生活と結び付いた地図
 イ 自然環境と防災
 ウ 生活圏の地理的な諸課題と地域調査

地理B

(1)様々な地図と地理的技能
 ア 地理情報と地図
 イ 地図の活用と地域調査

(2) 現代世界の系統地理的考察
 ア 自然環境
 イ 資源,産業
 ウ 人口,都市・村落
 エ 生活文化,民族・宗教

(3) 現代世界の地誌的考察
 ア 現代世界の地域区分
 イ 現代世界の諸地域
 ウ 現代世界と日本

出典元:文部科学省

https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2014/10/01/1282000_3.pdf

ざっくりですが、過去問を見た印象としては、確かに日常生活(食べ物など)や現代の社会問題(災害や環境、人口問題など)にかかわる出題は多いと感じました。つまり、地理Aでは現代社会の課題や日常生活との関連がより重視されており、系統地理の理論的な部分はやや軽くなっているようです。

しかし、全体としては地理Bと変わらず広範で、地形図の読み取りをはじめ資料問題も多々出題されており、明確に学習範囲を減らせるものではないと結論いたしました。過去問では地理Bと共通した問題も出題されています。

また、地理Aでは地誌重視という情報も見かけましたが、典型的な地誌の大問は1問程度で、結局は総合的な基礎が必要になっています。

難易度

地理Aの方が基礎的で、地理Bの方がやや細かい知識を要求する内容になっています。

どちらを選ぶか

地理Aが選択できるのであれば地理Aを選択しましょう。ただし、範囲に差がなく参考書も地理B向けを用いるため、地理B受験に比べ学習時間を大幅に削ることは期待できません。

対策法

地理Aに特化した参考書はほぼないので、地理Bの参考書を利用することになります。

過去問演習は地理Aで行いましょう。

注意

受験校に大きな制限がかかるので、地理Bを要求する大学を受験する可能性が少しでもある場合は、地理Bの受験を前提とした学習を進めておく方が無難です。