>>[12月入塾募集中]個別相談会の詳細はこちら

【決定版】『速読英熟語』の使い方とレベル

[推奨]松濤舎の指定問題集です。

 

 

【決定版】英語の勉強方法と年間スケジュール

難関大受験生向けに、英語の勉強方法と年間スケジュールをまとめました。参考にしてみてください。

【難関大学受験生向け】英語の勉強方法とスケジュール

『速読英熟語』を使用した生徒の合格校

医学部医学科

横浜市立大学、浜松医科大学、愛媛大学、秋田大学、弘前大学、東京慈恵会医科大学、順天堂大学、国際医療福祉大学、日本医科大学、昭和大学、東邦大学、東京医科大学、日本大学、関西医科大学、聖マリアンナ医科大学、埼玉医科大学、東海大学、東京女子医科大学 など

国公立・難関私立

名古屋大学、北海道大学、慶應義塾大学、早稲田大学、東京理科大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、法政大学、中央大学、立命館大学 など

『速読英熟語』の”松濤舎オリジナル補助教材”が合格実績の秘訣

松濤舎では、市販教材を最大限活用するためのオリジナル補助教材を多数ご用意。「解説の補足」「よくある質問」などを掲載し、誰もがつまずくことなく、最短で問題集を終わらせることができます。

『速読英熟語』の補助教材には、熟語だけを抜き出したテストなどを完備。『速読英熟語』はあくまでも多読多聴用として使用するため熟語暗記は必須ではありませんが、わからない単語が多い場合は先に『速読英熟語』に掲載されている熟語にひと通り目を通してからの方が効率的です。

このように、松濤舎ではオリジナル補助教材を準備、圧倒的に効率的な演習ができる環境を整えています。

参考記事:

『速読英熟語』は多読教材として使用する

『速読英熟語』は本来、「長文中で熟語を暗記する」というコンセプトで作られた単語帳です。収録されている200wordsほどの長文60文に約1,000の熟語・構文が散りばめられています。

松濤舎では、本書を多読多聴教材として使用しています。『速読英熟語』は、多読多聴教材として使用するのに最適な特徴を持った教材なのです(理由は後述)

『速読英熟語』の対象者

すべての大学受験生にお勧めです。

松濤舎の卒業生がオススメ教材として毎年必ず挙げる教材となっています。

『速読英熟語』を使用するタイミング

単語・文法について

『システム英単語』が5割、『英文法・語法 Vintage』に類する文法問題集が5割覚えられたら『速読英熟語』に入ってOKです。要は、最低限の語彙量と文法知識が身についている状態で入りましょう。

高1,2は『速読英単語 入門編』から

高1,2は時間があるので、先に『速読英単語 入門編』を1冊やってから本書『速読英熟語』に入りましょう。

『速読英単語 入門編』の語彙レベルは中学校〜高校入学程度で簡単ですので、英語を日本語を介さずに理解する間隔が掴みやすいです。多読多聴は簡単すぎるくらいのレベルから進めていったほうがいいので、高1,2は『速読英単語 入門編』から手を付けてみてください。

【決定版】『速読英単語(入門編)』の使い方とレベル

『速読英熟語』に入る前に知っておきたい「誤った英語観」の危険性

『速読英熟語』を正しく有効活用するためには、受験英語全体について正しく理解していなければなりません。

まず、大学受験においてもっとも多くの点数を占めるのが長文問題です。共通テストは全問が長文問題ですし、個別試験も長文問題がもっとも点数の多くを占めます。

よって、長文を制するものが受験英語を制します。

では長文を制するためにはどうしたらいいかというと、3つの柱が必要になります。それが、

①単語暗記、②多読多聴、③問題を解くための読み方習得

です。文法も必要ですが、相対的に文法の重要性は下がってきているので、この3つが重要になります。

①単語暗記については言うまでもなく重要なのですが、②多読多聴については、難関大合格者を除いてほとんどの受験生がやれていません。

なぜなら、多くの受験生が、英単語を覚え、文法というルールを覚え、精読して文章解析すれば、長文が読めるようになるという誤った英語観を持っているからです。

しかし、共通テストの英語長文で素早い情報処理能力が求められたり、個別試験でも1,500words以上の長文を読ませることが当たり前になっている昨今、そのような読み方をしていたらまったく時間が足りません。

『速読英熟語』を通して到達したい「状態ゴール」

そこで重要なのが多読多聴です。その名の通り、たくさん読んで、たくさん聴くということなのですが、ただの作業になっては意味がありません。

最終的にどのような状態になっていたらいいかという「状態ゴール」を明確にした上で勉強しなければならないのです。目指すべきは、①英語の語順通り、②ナチュラルスピードで、③日本語を介さずに英語を理解できている状態です。

①英語の語順通り読む

返り読みせず、一方通行で読み進めるということです。

英語は語順通り読むことで、どんどん情報が限定されていくように配列されています。そういった感覚に、多数の長文を通して慣れていく必要があります。

また、多聴(リスニング)することは、語順通りに読むスキルを向上させます。音はどんどん流れていくので、原理的に返り読みができないからです。

②ナチュラルスピードで読む

ナチュラルスピードとは、ネイティブが音読する際の自然なスピードのことです。

これは多聴(リスニング)することで掴めるようになります。黙読していると速読できている気になりますが、実は非常に遅い可能性があります。音源を使えば、どれくらいのスピードで読めればいいのかが一発でわかります。

さらに、後述する「パラレルリーディング」をすることで、音韻処理の自動化ができるようになり、素早く読めるようにもなります。

③英語を日本語を介さずに理解する

もっとも掴みづらいのがこれです。日本人は日本語を通して物事を理解しているので、「日本語を介さずって一体どうやるのか」や「日本語を介さずにできているかわからない」と思う人もいるかもしれません。

ここでは具体的な例を挙げてイメージできるようにしましょう。たとえば、

I play soccer.

という英文があります。この各単語を、日本語を介さず、イメージ(≒視覚的なイメージ)が直接想起される訓練積むのです。

まず、Iというのは私自身のことですね。「私」という漢字を思い浮かべるのではなく、私自身のことを指しているということがわかればOKです。

続いてのplayですが、単語帳には「遊ぶ」「(楽器などを)演奏する」「(スポーツなどを)する」といった複数の意味が書かれていると思います。

これらを、第一義、第二義、第三義・・・などとして覚えるのは絶対にやめましょう。英単語と日本語は1対1対応するようなものではなく、英単語にはその英単語が持っている独特なニュアンスがあります。それを敢えて日本語に無理やり訳すとしたら、文脈によって「遊ぶ」「(楽器などを)演奏する」「(スポーツなどを)する」となる、というだけです。

よって、playという単語を見たら、私なら、アクティブに体を動かしたり表現したりすることを想起します。いちいち「遊ぶ」「(楽器などを)演奏する」「(スポーツなどを)する」といった日本語を想起することはしません。

最後にsuccerという単語は、そのままサッカーですね。「サッカー」というカタカナを想起するのではなく、グラウンドでサッカーの試合をしているようなイメージが想起されます。

以上を踏まえて、改めてI play succer.という英文を見てみてください。今度は日本語を介さずに理解できるようになっているはずです。

このように英語が理解できるようになると、非常に早く英語が読めるようになります。

『速読英熟語』による多読多聴だけでは乗り越えられない壁

先述のように、英語を日本語を介さずに理解するためには、単語暗記の段階で、一語一義で意味を理解するのでなく、複数の意味を包括した単語のニュアンスを覚えていく必要があります。

松濤舎で推奨している『システム英単語』の本冊子には複数の意味が載っているので、複数の意味を包含するニュアンスで覚えていってください。

そうすることで、複数の意味が頭に入るだけでなく、速読にも繋がり、一石二鳥です。

もし多読多聴をしても日本語を介さずに理解できないのであれば、単語暗記の仕方から間違えているかもしれません。

『速読英熟語』の使い方

『速読英熟語』の使い方を記載します。詳しくは後述します。

リスニング

まずはリスニングです。聴く回数は3回を目安にしましょう。最初は話の全体像を掴むことを目的に、2回目以降は聴き取れなかった部分を聴き取ります。3回聴いたらSTEP1は完了です。

スクリプトを確認

次はスクリプトを確認します。知らない単語、聴き取れなかった単語、音が省略されていた単語(a,theなどの前置詞)を確認します。

複雑な文についてはこの時点で構造を理解するようにしてください。

最後に、右ページの全訳を見て内容を確認したら完了です。

リスニング

スクリプトと全訳を見たあとですので、全内容が理解できるまでリスニングを繰り返します。わからなくなったらスクリプトを見てもいいですが、最終的には音だけで完璧に理解している状態にしてください。

英語を英語のまま理解できている状態になったら完了です。つまり、英語をその語順通りに、ナチュラルスピードで、日本語を介さず理解できている状態にするのです。

パラレルリーディング

リスニングが完了したら、今度は発音を追加します。英文に目を通しながら、音源に合わせて発音していきましょう。これをパラレルリーディングと言います。パラレルリーディングの目的は音韻処理の自動化です。

全文の意味を理解しながらパラレルリーディングできるようになったらOKです。

[注意]必ず、意味を理解しながらパラレルリーディングするようにしてください。ただ音を真似るだけでは成績は全く伸びません。まるで自分が書いた文章かのように感情を乗せてパラレルリーディングすると、発音と理解を共存させるのが楽になります。

黙読

最後に黙読し、日本語を介さずに英語を英語のまま理解できるようになっているか確認します。できるようになっていれば、英語を英語のまま理解する回路が鍛えられた証拠です。

『速読英熟語』のリスニングについて

1. リスニングは「負荷の高いリーディング」である

「リーディング(長文読解)対策なのに、リスニングなんかして意味あるの?」と思ったかもしれませんが、そもそもリスニングはリーディング対策を内包しています。

リスニングでは「音⇒文字⇒理解」という過程を経ますが、リーディングは後半の「文字⇒理解」に該当するからです。

しかも、リスニングの方がリーディングよりも負荷の高い学習です。

というのも、リスニングでは音がどんどん流れていくので返り読みしません。結果、英語を語順通り理解していくトレーニングになります。また、ナチュラルスピードで読み上げられるので速読のペースも掴めます。スピードが速いので英語を日本語に訳している暇もありません。

こうして、リスニングでは日本語を介して理解しようとしなくなり、英語を英語のまま理解しようとする回路が鍛えられるのです。

2. ハードルが低いから継続する

長文読解が継続しないのは、英語だけの文章を読むのが苦痛だからです。日本人にとって英語のみからなる文章は見るだけでストレスフルです。

しかし、リスニングで音を聴いている分にはそういったストレスは感じません。あまり勉強をしている感じがなく、ラジオや音楽を聴いている感覚に近くなるはずです。

そこで、まずはリスニングから始めます。最低でも3回は聴くようにしましょう。1回目は、細かい部分より全体像を把握することに重きを置き、2回目以降は聴き取れなかった部分を聴き取ろうとしてください。同じ場所をリピートしても構いません。

「これ以上繰り返し聴いても聴き取れなそう」と思ったら一旦止め、英文と全訳を確認します。この際、英文構造も把握するようにしてください。また、聴き取れなかった単語や、ほぼ発音されなかった単語(a,theなど)を確認します。

ここまで終われば、再びリスニングに戻り、今度は何を言っているか100%理解できるまで繰り返しましょう。音だけで完璧に理解できるようになったらリスニングは終了です。

面白いことに、リスニングをすることで英文がスクリプトに見えてきます。文章を読んでいる感覚ではなく頭の中でセリフが流れるようになって、長文に対する抵抗感が一気に消えるようになるのです。

このように、リスニングは長文読解と比べてハードルが低いため毎日続けやすいのです。また、長文に対する抵抗感も下がるという副次的効果も得られます。

『速読英熟語』のパラレルリーディングについて

リスニングできるようになったら、少しずつ長文を読む勉強に近づけていきます。ここで普通に黙読をしてしまっては、返り読みしてしまう可能性がありますし、スピードも遅いはずです。そこで、パラレルリーディングをしてください。

パラレルリーディングとは、「テキストを読みながら・音を聴き・声に出す」ことを指します。

<参考:パラレルリーディングと他の読み方の区別>

声に出しながら…音声聴く音声聴かない
テキスト見るパラレルリーディング音読
テキスト見ないシャドウイング暗唱

「なぜ長文読解のトレーニングをしたいのに発音するの?」と思ったかもしれませんが、パラレルリーディングには語順通り読んでいく、ネイティブスピードで読み進めるようになる、日本語を介さずに意味を読み取るようになるといったリスニングで得られたのと同様の効果の他に、音韻処理を自動化する効果があります。

人は文章を読む際、”心の中で音読している”

人は文章を読むとき、それが日本語であろうが英語であろうが、心の中で音読します。今まさに読んでいるこの文章も、心の中で音読しているはずです。

文字を素早く音に変えることができなければ黙読も遅いわけなので、素早く発音する練習を繰り返してください。「黙読しているときはスラスラ読めているから大丈夫」と思うからもしれませんが、実際やってみるとスムーズに発音できないことが露わになります。

文字を見てそれを音に変えることを音韻処理といいます。

素早く発音するトレーニングを繰り返すことで音韻処理が自動化され、スムーズに長文を読んでいくことができるのです。

意味を理解しながらパラレルリーディングする

パラレルリーディングでは、必ず意味を理解しながら読むようにしてください。文章が自分の意見かのように感情を乗せて読むと効果的です。

最後に黙読をし、スムーズに意味が理解できることを確認したら終了です。

パラレルリーディングで、単語の意味が素早く想起できるようになる

英単語や文法の知識がなければ英語長文は読めないため、英単語は単語帳を、英文法は文法問題集を使って意識的に暗記しなければなりません。このように、意識的な暗記を通して得た知識を顕在知識(けんざいちしき)と呼びます。

こうして得られた顕在知識は、皆さんも経験あるとおり、最初からスムーズに使うこと(思い出すこと)はできません。覚えたての英単語が長文中に出てきても「うーん、なんて意味だったかな」と思い出すのに時間がかかるはずです。

顕在知識は、たくさん触れること(多読多聴すること)によって素早くその発音や意味が思い出せるようにしなければいけません。単語を見聞きした瞬間に、その意味が無意識に出てくる状態です。

このような状態になった知識のことを潜在知識(せんざいちしき)と呼びます。多読多聴を行うことによって顕在知識が潜在知識に変わり、スムーズに英文が読めるようになるのです。

『速読英熟語』の進め方

1つの長文は約30分で終わります。1日1長文やり、約60日(2ヶ月)で終了です。一度習得レベル2にしたら、同じ長文を復習する必要はありません。

時間の使い方(目安)

  1. リスニング:14分
  2. パラレルリーディング:14分
  3. 黙読:2分

『速読英熟語』の習得レベル

[注意]習得レベル3にしてから次の長文に移るようにしてください。
新しい長文をどんどん読んでいった方が効果的であるため、多読多聴用の教材は原則、一度読んだら復習しません。

レベル1:リスニングで内容が理解できている。

レベル2:パラレルリーディングしながら内容が理解できている。

レベル3:黙読し、英語を英語のまま理解できる状態になっている。

『速読英熟語』が多読教材に最適な理由

最後に、『速読英熟語』が多読用教材として最適な理由を3つ挙げます。より納得感を持って『速読英熟語』を使えるようになるでしょう。

①音声(CD)がついている

リーディング対策にリスニングは必須です。『速読英熟語』には別売りCDをが存在します。従来のリスニング教材で長文読解対策がしにくかった理由に、リスニング教材が簡単すぎたということが挙げられます。しかし、『速読英熟語』はもともと多読用教材ですので、この難易度で音声が聴ける点は大きいです。

②全訳が近くにあって使いやすい

『速読英熟語』は左ページが英文、右ページが全訳という構成になっています。

多読は理解可能な文章を読むことが必須条件でしたね。わからなければすぐ右ページの全訳が読めるので大変便利です。

③単語は簡単だが、大学受験に役立つ知識も増える

多読を推奨する本には、高校生や大学生にも、アメリカの小学生・中学生向けの絵本から始めることを推奨しているものも多いです。しかし、そんな余裕は受験生や浪人生にはありません。

せっかくなら大学受験を見越した教材を使いたいですよね。では、簡単な単語から構成されているのに大学受験に役立つ教材ってあるのでしょうか?

それが『速読英熟語』なのです。

熟語は簡単な単語の組み合わせなので、単語自体はとても簡単です。簡単な単語からなるので問題なく読み進めることができる上に、大学受験に必要な熟語の知識も身につけられるという、一石二鳥な教材です。

『速読英熟語』で英熟語は覚えるべきか?

『速読英熟語』はあくまでも多読多聴教材として使用するため、本書に掲載されている熟語を覚える必要はありません。覚えたらラッキー程度でOKです。

Z会の出版する『リンガメタリカ』も含めた当シリーズは、CDがついており、左ページ英文・右ページ全訳という構成になっていて多読用として使いやすいです。1冊900円程度であるにも関わらず掲載されている文章量が多いため大変経済的でもあります。

松濤舎では多読多聴教材としてZ会の『速読』シリーズを積極的に採用しています。