[推奨]松濤舎の指定問題集です。
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目次
【決定版】英語の勉強方法と年間スケジュール
難関大受験生向けに、英語の勉強方法と年間スケジュールをまとめました。参考にしてみてください。
『システム英単語』に関する前提
『システム英単語カード1,2』を購入する
カードを使った学習が効率的であることは科学的に立証されています。効率的な単語暗記のためには必須アイテムです。『システム英単語』はカードが別売りされており、2冊で4,000円を超えますがコスパ最強です。
なお、単語帳も購入しておけば辞書として使用できます。模試や過去問演習でわからない英単語が出てきたらまず英単語帳をチェックするようにしましょう。
”英単語暗記の勘所”を掴めば、学習効率が急上昇する
下記URL先を読み、英単語を効率的に覚えるための原理を確認しましょう。これを読むだけで学習効率が急上昇します。
大学レベル別の必要な語彙量
- 『システム英単語』暗記後の語彙量:3,500語(中学で約2,000語覚えている前提)
- MARCH以上:4,500語
- 医学部・東大・京大・阪大・早慶:6,000-7,000語
- 外語大は7,000−8,000語
上記の通り、MARCH以上の大学を志望する生徒は『システム英単語』だけでは足りません。後述しますが松濤舎では『単語王2202』を追加することを推奨します。
『システム英単語』は最低限暗記すべき単語帳であるという認識を持ち、確実にすべての掲載単語を暗記してください。
『システム英単語』の特徴
最初の22ページをよく読みましょう。著者の意図を掴むだけでも学習効率が上がります。以下、最初の22ページに記載されていた内容のサマリーです。
- どんな形で、どんな意味で、どんな語と結びついて使われているかを徹底調査
- 名詞なら、単数形・複数形、冠詞の有無や種類、どんな動詞の目的語になることが多いか、前後にどんな前置詞が来るかを踏まえ掲載している
- 例:fertileは40%以上、soilを伴ってfertile soil(肥えた土壌)として登場する
- 動詞なら、各変化形の比率、目的語としてどんな名詞が多いか、後ろにどんな前置詞が来るか、を踏まえ掲載している
- 例:esteemという動詞は、ほぼself-esteem(自尊心)という形で使われるため、本書でもself-esteemとして掲載
- 例:supposeは44%が受け身で使われているため、本書でも過去分詞形で掲載
- 他の単語帳に載っている第一義は、実際その意味でほとんど使われない場合も多い
- ミニマルフレーズは最も重要な意味、形、連語関係を踏まえて作られていて効率が高い
- 『ターゲット1900』のように、一語一義で単語の基本形を覚えるより、実際に登場する形で覚えた方が効率的
- 『速読英単語』のように、長文の中で単語を覚えていくのは、無駄な単語の意味・用法を覚える必要があり非常に効率が悪い
- 『Duo3.0』のように、1つの例文に複数の英単語が入った例文を覚える単語帳は、各単語にとって最も重要な意味やコロケーションが入っていない場合が多い
- 「ポイントチェッカー」「Q&A」で問題形式で知識を深めることができる
『システム英単語』の使い方
カードを使った『システム英単語』の覚え方
カードを切り離したら、英語面を見て日本語訳が想起できるか確認します。想起できたら「覚えられた束」に加え、想起できなければ「復習すべき束」に加えます。
これを短期的な復習をせず最後まで行います。
2周目以降は「復習すべき束」に入った単語のみを対象として復習します。2周目で覚えられた単語は「覚えられた束」に追加します。
これを何周も繰り返していくだけです。
なお、「覚えられた束」に入った単語も時間が経てば当然忘れますが、優先度が高いのは一度も覚えられていない単語ですので、「復習すべき束」を優先的に暗記してください。
そして、模試の前など折を見て「覚えられた束」の復習もし、忘れているものがあれば「復習すべき束」に加えるといった方法で勉強してください。
これがもっとも効率的な単語暗記法です。
できるだけカードを使ったテスト形式で覚えてください。
英単語とその意味を照らし合わせて覚えていく方法は非常に非効率であることが科学的に知られているからです。日本語の意味を隠し、英単語の意味が答えられるかテストする方法で覚えていってください。
単語帳を使った『システム英単語』の覚え方
背景が青くなっているところ(コロケーションになっているところ)だけが対象です。それ以外の、単語のみ単独で掲載されている箇所はやらなくてOKです。
システムを英単語を使用する理由は連語(コロケーション)で覚えられることにあります。よって、赤文字の部分だけでなく、英文をまるごと指などで隠し、和訳が想起できるかテストしながら進めてください。
英文を見て意味が頭の中で想起できなかった単語には、それとわかるマークをつけ、そのマークのついた単語のみ復習します。マークは累積していってください。
英単語を手で書いて覚えようとするのは非常に効率が悪いことが科学的に知られています。
そもそも英単語を覚える主目的は長文読解ができるようになることです。英作文対策は別途行うため、英単語を手で書いて覚えようとするのは絶対にやめましょう。
『システム英単語』に関する注意点
「動」「名」「形」「副」「接」「前」「cf.」「◆」「◇」「=」「⇔」「源」「諺」のついた単語や、(かなりまれ)(まれ)(超まれ)と書かれている単語は覚えなくてよいです。
『システム英単語』の復習間隔について
分散学習が長期記憶に有効であることが科学的にわかっています。
同じ単語を短期的に繰り返することを集中学習といいますが、これは覚えた気になるだけで長期記憶に寄与しません。あえて期間を置き、敢えて忘れさせてから復習するようにしてください。
復習する間隔が長いほど長く覚えておけることも科学的にわかっているので、戦略的に放置するようにしましょう。
また、英単語は毎日やる必要はありません。重要なのは「どれくらいの間隔を置いて復習するか」であることが科学的に知られています。
例えば、毎日10ページずつ進めて1ヶ月に1周するのと、1ヶ月に1日単語暗記をする日を作って一気に1周するのは学習効果が一緒ということです。
『システム英単語』の習得レベル
レベル1:50%のミニマルフレーズを、和訳を隠しながら見て、その意味を瞬時に頭の中で答えられる
レベル2:80%のミニマルフレーズを、和訳を隠しながら見て、その意味を瞬時に頭の中で答えられる
レベル3:ランダムに出題されても、レベル2と同じことができる(カード利用)
『システム英単語』の単語掲載数
章 | 見出し語数 |
---|---|
第1章 Basic Stage | 600 |
第2章 Essential Stage | 600 |
第3章 Advanced Stage | 485 |
第4章 Final Stage | 336 |
第5章 多義語のBrush Up | 180 |
『システム英単語』の次にやること
さらに語彙量を増やしつつ、文法暗記と多読多聴に入ります。
英単語帳
詳しい使い方については下記URL先をご覧ください。
文法書
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文法問題集
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多読多聴
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