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【決定版】『話題別英単語 リンガメタリカ』の使い方とレベル

[推奨]松濤舎の指定問題集です。

 

『話題別英単語 リンガメタリカ』で合格できる大学

『話題別英単語 リンガメタリカ』まで習得すれば、偏差値70まで取得可能*です。

(*)ロジック:実際に生徒が到達した習得レベルと合格校の平均偏差値や、全統記述模試で取得した偏差値を比較し、現実的な偏差値を割り出しています。

『話題別英単語 リンガメタリカ』までで偏差値70が取得可能ということは、河合塾のボーダー偏差値**で、偏差値67.5の大学までが対応可能の目安と考えてください。

(**)ボーダー偏差値は河合塾が発表している値で「昨年、その偏差値を取った人の50%が合格した偏差値」が定義です。科目別では発表されません。パスナビで表示される偏差値も、この河合塾のボーダー偏差値です。

『話題別英単語 リンガメタリカ』を使った合格実績

以下は松濤舎の実際の合格実績です。

慶應義塾大学、早稲田大学、上智大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学 など

※『話題別英単語 リンガメタリカ』以外の長文問題集も使用しています。

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『話題別英単語 リンガメタリカ』で取得可能な偏差値

松濤舎では、問題集ごとに独自に習得レベルを定義しており、習得レベルと偏差値の関係まで割り出しています。

『話題別英単語 リンガメタリカ』の習得レベル

レベル1リスニングで内容が理解できる
レベル2パラレルリーディングしながら内容が理解できる
レベル3黙読し日本語を介さず理解できる偏差値70

[注意]1つの長文を習得レベル3まで上げてから、次の長文に移りましょう。

『話題別英単語 リンガメタリカ』に収録された長文数

計50長文

『話題別英単語 リンガメタリカ』を課題に組み込む

以上のように、「志望校が決まる」⇒「偏差値が決まる」⇒「問題集の習得レベルが決まる」⇒「読むべき長文数が決まる」というロジックが成り立ちます。

松濤舎ではこのロジックをもとに、定量的な課題を作成して、徹底した管理指導を行い、高い合格率を誇っています。

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『話題別英単語 リンガメタリカ』の使い方

リスニングする

まずは自力で聴いてみましょう。専門用語も多いためわからないものも多いと思いますが、最低でも3回は聴き、内容理解に努めます。これ以上聴いても内容理解が進まないと思ったら止めます。聴き取れない箇所だけをリピートしてもOKです。

先に「背景知識解説」に目を通してからでも構いません。各テーマには1つ以上の「背景知識解説」が載っています。ここでは該当テーマに関する背景知識が身につくよう、日本語のコラム+主要な英単語が載っています。

スクリプトと日本語訳を確認する

次はスクリプトを確認します。

聴き取れなかった単語、知らない単語、音が省略されていた単語(a,theなどの前置詞)を確認します。また、複雑な文についてはこの時点で構造を理解するようにしてください。

最後に、右ページの全訳を見て内容の確認をしたらSTEP.2は完了です。

パラレルリーディング

スクリプトを確認したら、英文に目を通しながら音源に合わせて発音していきましょう。これをパラレルリーディングと言います。パラレルリーディングの目的は音韻処理の自動化です。

全文の意味を理解しながらパラレルリーディングできるようになったらOKです。

[注意]必ず、意味を理解しながらパラレルリーディングするようにしてください。ただ音を真似るだけでは成績は伸びません。自分が書いた文章かのように感情を乗せてパラレルリーディングすると、より効果的であることがわかっています。

黙読する

最後に、黙読して「英語を英語のまま理解できている状態」になっていることを確認したら完了です。

『話題別英単語 リンガメタリカ』の1長文にかける時間

1長文30分

『話題別英単語 リンガメタリカ』に関する前提

『話題別英単語 リンガメタリカ』は元々、長文中で単語を覚える英単語帳ですが、松濤舎では多読多聴教材として使用しています。

長文が速く正確に読めるようにするためには英語を英語のまま理解するトレーニングを積む必要があるのですが、そのために本書は適している特徴を有します。

『話題別英単語 リンガメタリカ』の特徴

音源がある

CD(別売り)で音源が手に入ります。

長文読解対策で黙読する人は多いと思いますが、黙読には下記のリスクがあります。

  • 返り読みする可能性がある
  • 読むスピードが遅い可能性がある
  • 発音を間違えたまま読んでいる可能性がある
  • 日本語に変換してから理解している可能性がある

一方、リスニングすることで「英語を英語のまま理解する」トレーニングができるようになります。

  • 返り読みする可能性がある ⇒ 音がどんどん流れていくので返り読みしない
  • 読むスピードが遅い可能性がある ⇒ ナチュラルスピードで進む
  • 発音を間違えたまま読んでいる可能性がある ⇒ 正しい発音がわかる
  • 日本語に変換してから理解している可能性がある ⇒ 語順通り速いスピードで進むので日本語に直している暇がない

テーマごとの長文が読める

全11テーマの長文を読むことができます。これは他書にはない特徴です。

英文の横に全訳が載っている

意味のわかる英語を繰り返し聴くことで英語を英語のまま理解する回路が鍛えられます。内容がわからなかったらすぐに意味が確認できるのは使い勝手がよいです。

背景知識が日本語でまとまっている

各テーマの日本語解説が載っています。

背景知識を身につけることも本書を使用する目的の一つなので、各テーマの最初・途中に載っている「背景知識解説」には軽く目を通しましょう。

背景知識があるだけで、入試本番の長文が格段に読みやすくなります。

欠点:2006年が初版で情報が古い

2006年からずっと初版が販売されており、特に「題9章 インターネット」は情報が古くなってしまっていますのが欠点です。

CDがついている長文教材自体そこまで多くないのですが、その中でも本書は様々なトピックに触れることを通し、背景知識が増えて、長文読解が楽になります

『話題別英単語 リンガメタリカ』に入る前に改めるべき「間違った英語観」

「英単語を覚え、文法問題も解き、精読もしたのに、英語の成績が伸びない」という人はたくさんいます。その原因は明らかで、次の2つが影響しています。

  1. 日本語を介して英語を理解しようとしているから。英語を英語のまま理解する回路を鍛えなければならない。
  2. 単語や文法知識は多数使うことで、スムーズに想起できるようにならければならないが、それができていない。

要するに、英語を英語のまま理解する機会が圧倒的に不足しているということです。

日本の英語教育のクリティカルな問題点は、リーディングやリスニングを通した英語のインプット不足にあります。その上、英単語を覚え、文法というルールを覚え、英文構造を解析していければ、英文も読めるようになるし、英作文も書けるようになるという誤った英語観を植え付けています。英語はプログラミング言語ではないので、このような勉強をいくら続けていても英語がスムーズに読める・聴けるようにはなりません。

ちなみに、英作文やスピーキングなどのアウトプットは少量で良いこともわかっていますので多量のインプット(多読多聴)と、少量のアウトプット(ライティング・リーディング)が英語学習におけるポイントなのです。

補足:英単語も文法知識も重要

当然、英単語と文法知識も必要です。

英単語に関して言うと、多読多聴を通して語彙量を増やすことは非効率であることがわかっているので、別途単語帳を使って暗記しなければなりません。

また英文法に関しても、多読多聴を通して理解していくのは非効率ですし、細かな文法問題は大学受験において依然として出題が多いため、これも文法問題集で対策しなければならないのです。

『話題別英単語 リンガメタリカ』と単語・文法の関係

英単語や文法の知識がなければ英語長文は読めないため、英単語は単語帳を、英文法は文法問題集を使って意識的に暗記しなければなりません。

このように、意識的な暗記を通して得た知識を顕在知識(けんざいちしき)と呼びます。

(参考)意識的な暗記 ⇔ 不随意暗記

ちなみに、意識的な暗記の対義語を不随意暗記と言います。

不随意暗記とは、普段生活する中で意図せず覚えることをいいます。母語(日本人にとっての日本語)は、このような不随意暗記を通して言語習得しますが、それには膨大な時間が必要になります。しかし、高校生・受験生は、英語だけに膨大な時間をかけることはできませんし、英語漬けの環境を用意することも難しいです。よって、意識的な暗記を通し、単語や文法を暗記していく必要があるのです。

こうして得られた顕在知識ですが、最初からスムーズに使うこと(思い出すこと)はできません。覚えたての英単語が長文中に出てきても「うーん、なんて意味だったかな」と思い出すのに時間がかかった経験は誰にでもあるはずです。

顕在知識は、たくさん触れること(多読多聴すること)によって素早くその発音や意味が思い出せるようにしなければいけません。単語を見聞きした瞬間に、その意味が無意識に出てくる状態です。

このような状態になった知識のことを潜在知識(せんざいちしき)と呼びます。多読多聴を行うことによって顕在知識が潜在知識に変わり、スムーズに英文が読めるようになるのです。

『話題別英単語 リンガメタリカ』のリスニング|補足

リスニングにういて2点補足します。

長文読解が継続しないのは、英語だけの文章を読むのが苦痛だからです。日本人にとって英語のみからなる文章は見るだけでストレスフルです。

しかし、リスニングで音を聴いている分にはそういったストレスは感じません。あまり勉強をしている感じがなく、ラジオや音楽を聴いている感覚に近くなるはずです。

そこで、まずはリスニングから始めます。最低でも3回は聴くようにしましょう。1回目は、細かい部分より全体像を把握することに重きを置き、2回目以降は聴き取れなかった部分を聴き取ろうとしてください。同じ場所をリピートしても構いません。

「これ以上繰り返し聴いても聴き取れなそう」と思ったら一旦止め、英文と全訳を確認します。この際、英文構造も把握するようにしてください。また、聴き取れなかった単語や、ほぼ発音されなかった単語(a,theなど)を確認します。

ここまで終われば、再びリスニングに戻り、今度は何を言っているか100%理解できるまで繰り返しましょう。音だけで完璧に理解できるようになったらリスニングは終了です。

面白いことに、リスニングをすることで英文がスクリプトに見えてきます。文章を読んでいる感覚ではなく頭の中でセリフが流れるようになって、長文に対する抵抗感が一気に消えるようになるのです。

このように、リスニングは長文読解と比べてハードルが低いため毎日続けやすいのです。また、長文に対する抵抗感も下がるという副次的効果も得られます。

「リーディング(長文読解)対策したいのに、リスニングなんかして意味あるの?」と思ったかもしれませんが、そもそもリスニングはリーディング対策を内包しています。

リスニングでは「音⇒文字⇒理解」という過程を経ますが、リーディングは後半の「文字⇒理解」に該当するからです。

しかも、リスニングの方がリーディングよりも負荷の高い学習です。

というのも、リスニングでは音がどんどん流れていくので返り読みしません。結果、英語を語順通り理解していくトレーニングになります。また、ナチュラルスピードで読み上げられるので速読のペースも掴めます。スピードが速いので英語を日本語に訳している暇もありません。

こうして、リスニングでは語順通りに速いスピードで文章が流れていくので、日本語を介して理解しようとしなくなり、英語を英語のまま理解しようとする回路が鍛えられるのです。

注意しなければならないのは、理解していない情報を頭に入れてもまったく意味がないということです。ただ英文を聴き流したり、音から英文を思い浮かべるだけをしても、まったく意味がないので注意が必要です。

『話題別英単語 リンガメタリカ』のパラレルリーディング|補足

パラレルリーディングについて3点補足します。

パラレルリーディングとは、「テキストを読みながら・音を聴き・声に出す」ことを指します。

声に出しながら…音声聴く音声聴かない
テキスト見るパラレルリーディング音読
テキスト見ないシャドウイング暗唱

「なぜ長文読解のトレーニングをしたいのに発音するの?」と思ったかもしれませんが、パラレルリーディングには語順通り読んでいく、ネイティブスピードで読み進めるようになる、日本語を介さずに意味を読み取るようになるといったリスニングで得られたのと同様の効果の他に、音韻処理を自動化する効果があります。

人は文章を読むとき、それが日本語であろうが英語であろうが、心の中で音読します。今まさに読んでいるこの文章も、心の中で音読しているはずです。

文字を素早く音に変えることができなければ黙読も遅いわけなので、素早く発音する練習を繰り返してください。「黙読しているときはスラスラ読めているから大丈夫」と思うからもしれませんが、実際やってみるとスムーズに発音できないことが露わになります。

文字を見てそれを音に変えることを音韻処理といいます。

素早く発音するトレーニングを繰り返すことで音韻処理が自動化され、スムーズに長文を読んでいくことができるのです。

パラレルリーディングでは、必ず意味を理解しながら読むようにしてください。文章が自分の意見かのように感情を乗せて読むと効果的です。

最後に黙読をし、スムーズに意味が理解できることを確認したら終了です。

『話題別英単語 リンガメタリカ』の目次・長文収録数

合計:50長文

コンテンツ長文数
第1章グローバル化5文
第2章経済5文
第3章社会問題5文
第4章環境問題4文
第5章科学4文
第6章医学・生命倫理(1)5文
第7章医学・生命倫理(2)4文
第8章言語論・心理学4文
第9章インターネット3文
第10章差別問題4文
第11章テロ・死刑論・哲学7文