目次
『京大入試に学ぶ 和文英訳の技術』に関する前提
本書は『例解 和文英訳教本』シリーズの上級者向け和文英訳教材となっています。
『例解 和文英訳教本(文法矯正編)』で扱っている知識を前提として解説されている箇所が多々あるため、本書に入る場合は『例解 和文英訳教本(文法矯正編)』を終わらせてからにしましょう。
【決定版】『例解 和文英訳教本(文法矯正編)』の使い方とレベル
『京大入試に学ぶ 和文英訳の技術』の対象
東大・京大レベルの和文英訳問題・英作文問題が出される大学志望の人が対象です。特に京大志望生は、過去問演習するなら本書を使った方が応用性の高い知識が得られるでしょう。
ただし『例解 和文英訳教本(文法矯正編)』を1冊完璧にして京大に合格している人もいるため、全体のバランスを見て判断する必要があります。
『京大入試に学ぶ 和文英訳の技術』の特徴
理由を添えた説明に納得感があり忘れにくい
『例解 和文英訳教本』シリーズの特徴でもあるのですが、すべての表現に対して理屈を添えて説明しているところが素晴らしいです。
”数少ない模範解答の丸暗記”にならない
また、代替可能な表現とその適切さ(◯、△、×)なども書かれているため、模範解答の丸暗記(=和文英訳には適さない勉強法)になりません。
本書の知識が何度も登場することが実感できる
「これについては§84で詳しく触れますが…」といったような文言を数多く目にします。本書1冊を完璧にすれば、その組み合わせで他の問題も解けることがわかり、納得感をもって本書1冊を完璧に仕上げようと思える内容になっています。
『京大入試に学ぶ 和文英訳の技術』の使い方
まずは『例解 和文英訳教本(文法矯正編)』を1冊やり、納得した状態で和訳問題が解ける状態になっておく必要があります。
それでもさらに上級者向けの英訳問題集に入りたいということであれば、本書『京大入試に学ぶ 和文英訳の技術』に入ります。
最低限の和文英訳ができる状態で本書に入っているはずなので、まずは自分なりに和文英訳してみてください。
たたき台として「自分はこう考える」というものがあったほうが、解説を読んでから学びが多く、頭に残りやすいからです。
「表現研究」には、どんな表現がおかしくて、どんな表現が正しいのかが理由も添えて載っています。ここに必ず目を通し、おかしな表現は使わないようにします。
複数の表現が載っていますが、全部覚える必要はありません。今後も使えそうな表現のみピックアップし、それを用いて和文英訳を書いてみます。
表現を覚えるというより、その過程(なぜその単語なのか、なぜその表現なのか)に目を向け、使える知識として定着させていってください。
1周したら、再び最初に戻って書いてみます。思考の過程が思い出せなければ解説を読み、インプットしましょう。
これを自分の感覚に”なじませる”イメージで、何度も繰り返します。
『京大入試に学ぶ 和文英訳の技術』の習得レベル
レベル1:過程が理解できている状態で、5割以上の和文を英訳できる
レベル2:過程が理解できている状態で、8割以上の和文を英訳できる
『京大入試に学ぶ 和文英訳の技術』の目次
章 | 目次 |
---|---|
第1章 | 文法確認編 |
第2章 | 頻出表現編 |
第3章 | 英作文助っ人表現編 |
第4章 | 差をつける表現編 |
第5章 | 基本語彙活用編 |
第6章 | あぶり出し編 |
第7章 | 論理的思考編 |