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【決定版】『基礎 英文問題精講』の使い方とレベル

基礎英文問題精講 3訂版
中原 道喜
旺文社
売り上げランキング: 1,030

 

【決定版】英語の勉強方法と年間スケジュール

難関大受験生向けに、英語の勉強方法と年間スケジュールをまとめました。参考にしてみてください。

【決定版】英語の勉強方法とスケジュール

『基礎 英文問題精講』に関する前提

英語は単語と文法があれば多読に入るべきなのですが、文章構造が見抜けず単語をつなげて意味をとろうとしたり和訳を作ったりしがちです。

文章構造を正確に読み解き、複雑な文章を正しく読む力をつけるために使用するのが本書です。

なお、長文の約9割が構造がシンプルな”普通の文章”ですので、本書はあくまでも多読多聴に入る前の下準備&下線部和訳への対策という位置づけだということは忘れないでください。

補足1:長文読解問題は長文化の傾向

受験英語では長文問題が点数の大半を占めます。近年、字数は増加傾向にあり、従来のような「マニアックで複雑な文章を読解・和訳させる問題」から「英語を英語のまま理解しなければ時間が間に合わない問題」に代わりつつあります。

そういった点から、単語暗記と文法知識の習得が一区切りしたら長文の多読多聴に入り、”英語を英語のまま理解できる”ようにするのがメインの勉強となります。

補足2:未だに多い「英文和訳」「精読力ためし」

多読多聴が重要とはいえ、未だに多くの模試・入試で「和文英訳」「精読力ためし」の問題が多く出題されるのも事実です。

そこで、多読多聴をベースとしながらも、本書を通し、文法対策の延長として「複雑な英語を読み解く練習」をするのがよいでしょう。

『基礎 英文問題精講』の特徴

英文解釈、精読、構造解析用の問題集は多数市販されています。しかし、その多くが文法用語を多用していてとても読みにくいのが実情です(前置詞句・句動詞などの名称、S,V,P,Mなどの記号、「〜的用法」などの独自の命名など)

その点、本書『基礎 英文問題精講』は文法用語を多用した解説が極力押さえられています。そして、重要な文法や構文を見抜き、短い文章の意味を把握する力が身につけられるようになっているのが特徴です。

本書を仕上げれば、100語前後の比較的複雑な文章は確実に読み解けるようになるでしょう。ただ何度も言いますが、この延長線上に500字、1,000字の長文読解があるわけではないのでご注意ください。

また、本書は問題の下に出題大学名が書いてあったり、ハンディーサイズでコンパクトにまとまっていたりして、1冊やりきろうという気持ちになる点も特徴の一つです。見開き1ページで1テーマを扱うという構成も見やすいです。

『基礎 英文問題精講』の使い方

構文編・文脈編・応用問題編の例題のみ対象

本書には類題・練習問題まで合わせると合計230問の問題が載っていますが、やるのは構文編・文脈編・応用問題編の例題だけでOKです。

要約する

手を動かして和訳するのは時間がかかるので1周目には行わないでください。まずは長文を素早く正確に読む練習のために斜め読みしましょう。

斜め読みとは、文章を一読してその内容をざっくりと掴むことです。長文読解は全文を正確に理解することが重要なのではなく、大局的に内容を理解した上で設問に関わる部分を正確に読めれば良いのです。下線和訳などの問題では文法や構文が完璧に理解できていても、文意に応じて適切な日本語に直さないと減点されることもあります。

長文読解で文意把握をするための斜め読みの練習をするために、英文の要約練習をしましょう。

和訳する

要約が終わったら、下線部だけでなく、全文を対象として和訳します。

解説が理解できたら、再び英文を見て頭の中で読解してみましょう。

これが終わったら次の例題に移ります。

(補足:問題演習編では、プラスで問題も解くようにしてください。頭の中で答えればOKです)

2周目以降は「頭の中で全文訳し、下線部のみ手で訳す」

1周目はとにかく手を動かすのではなく頭を動かして知識を入れることを重視しました。2周目以降も、まずは全文を頭の中で和訳してみてください。

もし頭の中で和訳できなければ×マークをつけ、解説を読みます。解説を読んだ後は再び英文を見て頭の中で翻訳できそうか確認します。

頭の中で和訳できたら、下線部のみ手で書いてみてください。基本的には頭の中で訳せていれば問題ないはずですが、手を動かして念のため書けるか確認します。

このように、手を動かすのは「頭の中で和訳できたときだけ」「下線部だけ」にすることで効率的に進めることができます。

×マークがついた問題のみ復習する

3周目以降は、×マークがついた問題のみを対象として解いていきます。2周目と同様に、頭の中で和訳することから始めます。頭の中でできなかったら×マークを累積し解説を読みましょう。

『基礎 英文問題精講』で要約する方法

文章要約のやり方とポイントは、次の3つです。

  1. 5~6行の英文に対して1~2行の日本語にまとめること
  2. あくまで「要約」であり、和訳を意識しすぎないこと
  3. 自分の言葉で構わないので、時間をかけずに書き出してみること

(例)『基礎英文問題精講』24頁より

No matter where you go, no matter who your ancestors were, what school or college you have attended, or who helps you, your best opportunity is in yourself. The help you get from others is something outside of you, while it is what you are, what you do yourself that counts.

(要約例)

「どんな経歴や環境であっても最良のチャンスは自分自身にあり、結局は自分が何か、そして自分が何をするかが大事だ」

以上のように文章を自分の言葉で要約するクセを付けることで、長文読解において大局的に文章の意味を把握できるようになります。文章全体の内容が要約する力が付いてくると、多少の知識不足で文章理解ができなくても読解スピードを維持できるようになるでしょう。

重要なのは、その文章がどんな内容かをざっくりと掴めた上で、設問に取り組むことです。

『基礎 英文問題精講』の習得レベル

レベル15割以上例題頭の中で和訳できる。下線部は和訳が書ける

レベル28割以上例題頭の中で和訳できる。下線部は和訳が書ける

『基礎 英文問題精講』の前にやるもの

精読は文法知識を下地としているため、文法問題集の文法編・語法編が自力で解ける状態になっていなければ入っても非効率です。

下記のような文法問題集が8割以上自力で解ける状態にしましょう。

【決定版】『英文法・語法 Vintage』の使い方とレベル

【決定版】『POWER STAGE 英文法・語法問題』の使い方とレベル

『基礎 英文問題精講』の目次・問題掲載数

構文編

構文編では入試に頻出の英語表現が項目立てされており、1つずつ確実に重要箇所を押さえやすいのが特徴です。

例題40問、類題33問、練習問題40問

文脈編

文脈編では指示語や関係代名詞、省略表現など、長文読解においてつまずきやすいポイントをテーマ別に押さえることができるようになっています。

例題20問、類題7問、練習問題20問

応用問題編

構文編・文脈編で定着させた内容は応用問題編と演習編での問題演習を通じて確認することができます。また、それぞれのページにおける「重要類題」や「練習問題」にも取り組むことで問題演習の数もかなりこなせる内容になっています。

例題20問、練習問題20問

[頻出重要テーマ]演習編

例題30問


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