[推奨]松濤舎の指定問題集です。
学研マーケティング
売り上げランキング: 49,469
学研マーケティング
売り上げランキング: 24,895
学研マーケティング
売り上げランキング: 86,855
【決定版】英語の勉強方法と年間スケジュール
難関大受験生向けに、英語の勉強方法と年間スケジュールをまとめました。参考にしてみてください。
『イチから鍛える英語長文』に関する前提
長文読解問題は「根本的な英語力」がないと解けない
長文問題で高得点が取れるようになるためには「根本的な英語力」と「問題を解く力」の2つが必要です。「根本的な英語力」というのは、最低限の語彙量、文法知識に下支えされた「英語を英語のまま理解する能力」のことです。
この「英語を英語のまま理解する能力」は、実際に英語を英語のまま理解する機会をたくさん持つことでしか身につけられません。単に英単語帳で語彙量を増やし、文法知識を身に着けたところで得られない能力なのです。
「根本的な英語力」の上に「問題を解く力」を乗せる
根本的な英語力がなければ、いくら長文問題を解いてもすぐに成績が頭打ちになってしまいます。長文読解問題をたくさん解けば長文で解けるようになると考えるのは大きな間違いなのです。
本書は「問題を解く力」をつけることがメインの使い方ですが、多読多聴教材としての特徴も兼ね備えているため、「根本的な英語力」も身につけられるという一石二鳥な問題集なのです。
『イチから鍛える英語長文』の特徴
リスニングできる
CDが附属しているためリスニングできます。リスニングは黙読の上位互換ですので、長文読解対策にリスニングは必須です。
また、左ページに白文(下線やカッコがない地の文章)、右ページに全訳が載っている「別冊トレーニングブック」が付いています。
多様な設問形式を網羅している
設問は、下線部和訳、空欄補充、内容一致、内容説明、脱文挿入といった入試で問われることが多い形式が網羅的に採用されています。志望校が決まっていない人も、本書を通して様々な設問形式に触れることができます。
応用性の高い知識が載っている
他書は、Tips寄りの内容(=応用性の低い知識)が解説に載っていることが多いのですが、本書は解説の「ポイント」に応用性の高い読み方が書かれている点も良いです。
要約文が載っている
全問題に要約文も載っているので、一度自分で要約してみた上でどんな要約が”解答”になるか確認すれば、要約対策にもなります。
長文前に単語チェックさせる
問題に入る前に語句をチェックさせるページがあります。これは「長文を読むためには単語暗記が重要である」というメッセージなのです。
長文の読み方だけではなく正しい勉強の仕方まで伝えようとして作られているのは、大変優れた教材の特徴です。
『イチから鍛える英語長文』の使い方ポイント
本書の最初に「HOW TO USE IT(本書を使った勉強の仕方)」と「長文読解力を鍛える10の鉄則」が掲載されていますが、その要素を凝縮させた松濤舎オリジナルな使い方がオススメです。
①全体観を掴む(スキミング)
まずは、第1段落と最終段落は全文読み、各段落は最初(と最後)の1文だけを読みます。これによって、何について書かれた文章か、最終的にどのような結論になっているのか、各段落に書かれていることは何か、を掴みます。
②設問箇所を精読する(スキャニング)
全体観を掴んだら、次は設問箇所を精読します。下線部が引いてある場合はその前後(あるいは段落)を精読します。下線部が引いていない場合でも、はじめに各段落の最初と最後の1文を読んでいるので、どこを読みにいったらいいかが掴めるはずです。
問題演習については上記で終了です。あとは解説を読み、なぜそれが正解になるのか確認しましょう。解説の最後にある「上手に点を取るポイント」というコンテンツにも目を通してください。
③多読多聴する
題材の英文を多読多聴していきます。
まずはCDを聴き、聴き取れるか確認します。最低3回は聴き、それ以上聴いても理解が深まらないと思ったら「英文と訳」というページでスクリプトと訳を確認します。「英文と訳」というページは、左が英文(下線や空欄補充をなくした白文)、右が全訳になっていて大変使いやすいです。
リスニングで完璧に意味が理解できるようになったら、今度はパラレルリーディングします。パラレルリーディングしながら意味が理解できるようになるまで、パラレルリーディングを繰り返します。
最後に黙読をし、英語の順でスピーディーに意味が読み取れるようになっていることを確認したら完了です。
※多読多聴の方法については『速読英熟語』の記事を参考にしてください。
④単語・イディオム・構文の確認
語彙量を増やすために、わからない単語やイディオムがあったら単語帳で調べ、それでも載っていないものは専用のノートに貯めていきましょう。「語彙・イディオム」に載っていない単語やイディオムでも、自分がわからなかったら必ず単語帳で調べるようにしてください。
表現や構文は正しく読み取れている前提ではありますが(『英文法・語法 Vintage』や『総合英語 FACTBOOK』が習得している前提なので)、一応「表現・構文」というコンテンツで、少々複雑な文章の構造を確認しておいてください。
『イチから鍛える英語長文』の具体的な使い方
まずは、最初の1文と最後の1文を読みます。これだけでわからなければ、最初の2文、最後の2文…と追加していき、最初と最後にどんな内容が書かれているかを把握します。ここまでをだいたい1~2分で終わらせます。
終わったら、今度は各段落の最初の1文を読み、どのような話の展開になっているのか、どの段落にどのような内容が書かれているのかを掴みます。ここまででだいたい3~4分です。
この3~4分が超重要なのです。この作業を行うことにより、テーマと問題提起の把握、最終的な結論、各段落に書かれている内容を掴むことができるため、より速く、より正確に問いに答えることができるようになります。
逆に、やってはいけないのは、頭から順に文章を読んでいくという読み方です。人は文章を読むとき、その後の展開を予想しながら読むことが科学的に知られています。最初の文章からどのような結論になるか、可能性は無限大なので、展開を予想することに多大な認知的容量を食ってしまいます。それを最大限減らすために結論を確認すべきなのです。まずは文章の外枠(輪郭)を把握した上で、その中身を精緻に読んでいくという感覚です。
全体観を掴んだら、次は問題を読んだあと、本文中の関連箇所を読みます。
下線部が引いてある場合はその前後(あるいは段落)を精読します。下線部が引いていない場合でも、はじめに各段落の最初と最後の1文を読んでいるので、どこを読みにいったらいいかが掴めるはずです。
問題演習については上記で終了です。あとは解説を読み、なぜそれが正解になるのか確認しましょう。
題材の英文を多読多聴していきます。
まずはCDを聴き、聴き取れるか確認します。最低3回は聴き、それ以上聴いても理解が深まらないと思ったらスクリプトと全訳を確認します。
リスニングで完璧に意味が理解できるようになったら、今度はパラレルリーディングします。パラレルリーディングしながら意味が理解できるようになるまで、パラレルリーディングを繰り返します。
最後に黙読をし、英語の順でスピーディーに意味が読み取れるようになっていることを確認したら完了です。
※多読多聴の方法については『速読英熟語』の記事を参考にしてください。
語彙量を増やすために、わからない単語やイディオムがあったら単語帳で調べ、それでも載っていないものは専用のノートに貯めていきましょう。わからない単語は必ず単語帳で調べるようにしてください。
複雑な文章の構造も解説で確認しておいてください。
STEP1で解けなかった問題を最後に解き、全問解けるようにしたら完了です。
『イチから鍛える英語長文』の問題掲載数とレベル
『イチから鍛える英語長文300』
15題(基礎から共通テストレベル)
『イチから鍛える英語長文500』
15題(共通テストから難関大レベル)
『イチから鍛える英語長文700』
14題(難関大レベル)
『イチから鍛える英語長文』の習得レベル
レベル1:正しい読み方をした上で8割以上の問題が解ける
レベル2:リスニングで全文の内容が理解できる
レベル3:パラレルリーディングしながら全文の内容が理解できる
『イチから鍛える英語長文』の次にやること
時期と人に寄りますが、過去問演習に入ってもよいですし、多読多聴教材を使ってさらに鍛えていってもOKです。
学研マーケティング
売り上げランキング: 49,469
学研マーケティング
売り上げランキング: 24,895
学研マーケティング
売り上げランキング: 86,855