[推奨]松濤舎の指定問題集です。
【決定版】生物の勉強方法と年間スケジュール
難関大学受験生向けに、生物の勉強方法と年間スケジュールをまとめました。参考にしてみてください。
『エクセル生物』と合わせて使うもの
資料集を持っていない、あるいは古いものしか持っていないということであれば『チャート式シリーズ 新生物 生物基礎・生物』を購入ください。
写真が多く、オールカラーですが紙面も見やすいので大変使いやすいです。また、網羅性が高いので、ここに載っていない知識は不要だと判断できます。
特に私立大学の過去問にはマニアックな知識が出てくることがありますが、細かい知識は却って追わない方が合格可能性が高まることは知っておきましょう。
『エクセル生物』の特徴
基礎〜標準レベルの典型問題の掲載数が圧倒的に多いことが本書の特徴です。
問題数が多いと解説が簡素な問題集も多いのですが、本書の別冊解答は解説が大変丁寧でわかりやすいので、安心して問題演習することができます。
なお、一般的な教科書傍用問題集は原則、市販で売られていないか、売られていても解説がついてきません。それは、教科書傍用問題集は学校専売商品として作られており、さらに学校専売での売上が大きいため、「解答が出回ってほしくない」という学校の先生の要望を飲んでいるからです。それにも関わらず、『エクセル生物』は市販されており、解説も付いてくるという、大変稀有な教科書傍用問題集です。
『エクセル生物』は都内の難関中高一貫校で使用されています。その理由はシンプルで、教科書傍用問題集(セミナー、リードα、センサーなど)の中で扱っている問題数が多いからです。
難関大学合格者が使っている問題集を徹底的に勉強することは、受験勉強の定石です。すなわち、進学実績が高い高校が採用している教材を優先的に使用し、徹底することが合格への近道となるのです。
『エクセル生物』で典型問題が網羅的に解けるようになったら、あとはいくらでも難しい問題集を積み上げていくことができる状態になります。
『エクセル生物』の問題掲載数
章 | 基本問題 | 発展問題A | 発展問題B |
1 細胞 | 16 | 8 | 6 |
2 代謝 | 26 | 9 | 9 |
3 遺伝情報の発現 | 26 | 10 | 9 |
4 生殖と発生 | 35 | 13 | 14 |
5 体内環境とその維持 | 21 | 13 | 9 |
6 動物の反応と行動 | 16 | 10 | 8 |
7 植物の環境応答 | 12 | 10 | 9 |
8 生態と環境 | 22 | 15 | 10 |
9 生物の進化と系統 | 28 | 8 | 10 |
- エクセル論述特講:48問
- エクセル作図特講:7問
『エクセル生物』の使い方
テスト形式で繰り返すだけ、です。
わからなかったらすぐに解答を読み、その後、解答を見ず自分の手を動かして答案が作れるか確認します。「解答を見ずに自分で解く」というプロセスをスキップするといつまで経っても定着しないので注意してください。
集中学習は学習効率が低いので、分散学習するようにしてください。
つまり、同じ問題を間隔を置かずに繰り返し勉強しても、できた気になるだけで長期的には記憶が保持されないので、必ず間隔を置くようにしてください。
解答解説に載っている「エクセル」というコンテンツに重要なことが書かれています。必ずチェックするようにしましょう。
巻末にある「エクセル論述特講」「エクセル作図特講」「重要グラフ一覧」は進捗を追いませんが、各自やるようにしてください。
『エクセル生物』の習得レベル
レベル1:80%以上のウォーミングアップの問題を、解答を見ずに自力で解ける
レベル2:50%以上の基本問題を、解説を見ず、手を止めずに答えられる
レベル3:80%以上の基本問題を、解説を見ず、手を止めずに答えられる
レベル4:50%以上の発展問題Aを、解説を見ず、手を止めずに答えられる
レベル5:80%以上の発展問題Aを、解説を見ず、手を止めずに答えられる
レベル6:50%以上の発展問題Bを、解説を見ず、手を止めずに答えられる
レベル7:80%以上の発展問題Bを、解説を見ず、手を止めずに答えられる
『エクセル生物』の次にやること
『生物の良問問題集[生物基礎・生物]』(旺文社)に入ります。
『エクセル生物』を勉強することによって、典型問題を網羅的に勉強した状態になります。ここに、入試本番レベルの問題を積み上げるイメージです。
『生物の良問問題集』までやれば、多くの国公立医学部にも対応できる知識がつきます。