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【決定版】『大学入試英作文実践講義』の使い方とレベル

【決定版】英語の勉強方法と年間スケジュール

難関大受験生向けに、英語の勉強方法と年間スケジュールをまとめました。参考にしてみてください。

『大学入試英文実践講義』の特徴

本書『大学入試英文実践講義』の「例題」は、単に文法事項を知っているだけでは回答できないような問題です。

日本語特有の言い回しが多く使われており、直訳で英語に直してしまうと非常に不自然な英文ができあがります。直訳ではない英作について身につけるための問題集が本書『大学入試英文実践講義』です。

また、学校や塾の先生に自分から添削をしてもらに行くのが苦手だという方、そもそも添削をしてくれる人が身近にいないという方にとっても使いやすい問題集となってます。

『大学入試英文実践講義』とは

本書『大学入試英文実践講義』は、大学入試2次試験の英作文対策に特化した参考書です。

「構文」や「関係詞」といった大きなテーマがあり、それぞれに「付帯状況」や「thatの使い方」など小さなテーマがあります。そして、小さなテーマごとに

  • 例題
  • 生徒の答案
  • 添削授業(GRAMMAR&USAGE、STYLE)
  • MODEL ANSWER
  • 実践演習

が掲載されています。それぞれについて簡単に説明します。

『大学入試英文実践講義』の「例題」

小さなテーマを使用する問題です。

『大学入試英文実践講義』の「生徒の答案」

実際の生徒がこの問題に対して提出した答案と筆者の採点。各ポイント何点減点かと、正しい表現方法が記載されています。

『大学入試英文実践講義』の「添削授業」

「生徒の答案」で間違いがあったポイントを詳しく解説しています「GRAMMER&USAGE」と「STYLE」の二つに分かれています。前者は文法や語法で誤りのある箇所の説明があります。後者は、日本語を無理矢理英語に変えようとして、不自然な表現になっている箇所についての説明があります。難関大学の英作で差がつくのは、「いかに自然な英語で文を作るか」なので、「STYLE」は必見です。

『大学入試英文実践講義』の「MODEL ANSWER」

筆者が作成した模範解答です。

『大学入試英文実践講義』の「実践演習」

「例題」と同じ小さなテーマを使用する問題が記載されています。「例題」とほとんど同じような問題の時もありますが、一見して同じテーマの問題に見えない時もあります。

『大学入試英文実践講義』の使い方

何も見ずに「例題」に対する答えを自分で作成する。

まずは自力で解けるかテストしてみましょう。

わからないからといって、文章すべての作成を放棄しないようにしてください。

「生徒の答案」と見比べる。

「生徒の答案」と見比べて、同じ箇所を同じように誤っていないか確認しましょう。

間違えた場合、他人に添削してもらってもよいのですが、表現のストックがない状態で添削してもらっても学びが少なく効率が悪いので、まずは徹底的に表現をインプットすべきです。そこで、「MODEL ANSWER」を読み、知らなかった表現、今後使い勝手がよさそうな表現は、すべてストックして覚えていってください。

「添削授業」をよく読む。

Step2で減点がなかった人は、このStep3に時間を割かなくても良いです。Step2で減点項目があった人は、その箇所の説明を「添削授業」で読みましょう。「なぜその答えでは誤りなのか」「こういうテーマの時はどのような表現をよく使うのか」などを習得しましょう。

もう一度「例題」に対する答えを作成する。

Step3を終えたらすぐ、もう一度「例題」に対する答案を作成してみましょう。

「添削授業」を読み、最初の答案を満点に修正できた自信がある人は修正した答案を、自信がない人は「MODEL ANSWER」を一字一句暗記した答案を書いてみましょう。もう一度答案を作成しても、また減点項目がある人は、その日のうちに満点の文章を書けるように何度もStep1~Step4を繰り返しましょう。

定期的に同じ「例題」に対する答えを作成する。

復習を定期的におこないましょう。

短期記憶にならないよう、Step4までをやり遂げた日から3日以上空けて「例題」を解いてみてください。スラスラと満点の答案が書けたら、もうそのテーマは身についているので、模試の前に復習する程度でOKです。

減点項目があった場合は、満点の答案が再度書けるようになるまで、Step1~Step4を繰り返しましょう。

『大学入試英文実践講義』の問題掲載数

『大学入試英文実践講義』【標準編】

大きなテーマ9個、小さなテーマ46個

『大学入試英文実践講義』【上級編】

16個

『大学入試英文実践講義』【付録】英作文基本文例

大きなテーマ6個

『大学入試英文実践講義』の取り組み方

標準編の「例題」を「『大学入試英文実践講義』の使い方」を参考に完璧にすれば、二次試験の英作文には十分です。

ただし、上級編までこなしてみるとより細かなテーマにも対応することができるようになるため、余裕があれば標準編と同じ方法で取り組んでみましょう。

なお、各テーマ、最後についている「実践演習」は取り組まなくてもよいです。力試しとして使用したい人は、解いてみると良いですが、説明なしの模範解答しか掲載されていないため学習効率が低いです。

『大学入試英文実践講義』の習得レベル

レベル1:【標準編】例題の5割以上で、減点なしの答案を作成できる。

レベル2:【標準編】例題の8割以上で、減点なしの答案を作成できる。

レベル3:【上級編】を含む例題の8割以上で、減点なしの答案を作成できる。

『大学入試英文実践講義』に対するよくある質問と回答

Q.この手の答案添削系問題集では、自分の答案とは違った間違いが掲載されていることも多い(というよりそちらのほうが多い)と思うのですが、擬似的に添削を受けるために使用するというより、よくある間違いというコンテンツを通して知識を増やしていく(人の振り見て我が振り直せ的な)イメージがあるのですが、その側面も大きいでしょうか?

A. まさにおっしゃる通りです。「人のふり見て我がふり直せ」的に使用していく感じが主です。

ただ、筆者はこの問題は必ずこういうミスをしてくる生徒がいるという考えのもとで例題を掲載しているので、答案例と同じ間違いをしているケースも多々あります。

例)

「〇〇は当然のことだよ」

よくある答案

「It is natural〜」

自然な回答

「It is no wonder〜」

この問題の場合、多くの人が「よくある答案」の方を書いてしまうでしょう。ひっかからなかった人は、「こういうミスをする人もいるんだな、気をつけよう」という程度で解説を読んだらいいです。